「小学生の孫がたきぎで火傷した。」とおじいさんが孫を連れてきました。
右足に結構、広い熱傷です。
毎日付け替えを行い経過観察を行いました。おじいさんの「心配だから、休みの日もどうしても診てほしい。」という熱意にうたれ、休日もその子のためだけに出勤し、付け替えを行いました。
幸いにも、たいしたあとも残らずよくなり、毎日通院する必要もなさそうだったので、「もうだいぶよさそうですね。うちで様子を見ていてもいいと思いますよ。」とおじいさんに声をかけると、
「絶対大丈夫と保障できるんですか?この子は野球をやっているんですよ、もし火傷のところをスライディングをしたらどうなるですか?」と血相を変えて捲くし立ててきます。
「もちろん、野球はできないかもしてませんが、日常生活は問題ないですよ。」と話しますが、
「絶対と言い切れるんですか?」となかなか話をきいてもらえません。
どうやら、保険がらみのようです。
結局、埒が明かず経過を見ざるを得ませんでした。経過を見るだけで処置がないと判断して、「計算しなくていいよ。」と事務に言っておいたら、「計算がないと、受診した記録にならんだろう!」と例のおじいさんが大騒ぎしてます。
もう呆れ果てて、「もう火傷は大丈夫ですから。」とお引取り願った翌日、案の定、保険の書類を持ってこられました。
ほんとうに疲れる患者さんでした。
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