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統合医療に対する日本医師会の姿勢がでていた。
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「今、あえて科学的根拠が確立していない統合医療が推進される背景には、混合診療を解禁し、市場原理主義に立ち返ろうという狙いがあるのではないかとの疑念を抱かざるを得ない」と強調、「このような流れに強く反対する」とした。
http://www.excite.co.jp/News/society/20100311/Cabrain_26713.html
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「統合医療に科学的根拠が確立していない」という論調に反対の投稿をしたい。
以前にも書いたとおり、統合医療の根本的なベースをよく理解なさっていない意見である。統合医療の基本姿勢は科学的根拠のある既存の西洋医学である。これが根底にあっての統合医療である。
それを否定して代替医療に誘導するものではない。
また、現実の医療現場では、西洋医学ベースで治療方針を決定しようとしても、様子観察とか、保存的加療などという場面が増えている。
受診患者さんたちが高齢化していることや、病気をいくつももっている方が多いためである。
一筋縄ではいかないのである。
なんでも診る総合科もあるが、患者受診率は必ずしも高くない。私が以前勤めていた病院では、閑古鳥が鳴いていた。
統合医療の考え方は、総合科の役割をさらに格上げできる機能もあると考える。
例えば、どこの科にも属せない方、治療する病気が複数あるけれども、全体的にみて絞り込むことはできるか否かの検討。
多数の科にわたって処方される内服薬を代替医療の併用などによってもう少し減らせないかどうかの検討。
逆に代替医療ばかりにたよる方を西洋医学的なアプローチでもっと効率的にできないかどうか、代替医療を利用する必要があるかどうかの検討。
統合医療は、医学の世界の話ではない。(科学的なエビデンスは、医学のレベルの話である。)
日常診療をおこなう先生方の考える幅を広げる医療であり、もっと患者さんと近づける医療でもある。
患者さんの生活的な背景や経済的な背景などあらゆることを考慮して治療ニーズに答えてゆくものである。
相談型の統合医療ならば、
保険診療か混合診療かを問わずに可能である。
しかし、治療となれば、保険適応のあるもののみに限定してしまうと、代替医療への誘導が難しくなる。そのために患者さんは隠れて代替医療をやることになる。
ときには、高額な投資をしている人もみかける。
そのような現実に「科学的根拠がないから」だけで医療者が眼をつむって済まされるのだろうか。
統合医療は、医療者は医療者で考えること患者は患者で考えていることのそれぞれの思いを統合(積分)しうる可能性がある。
はたして目の前の患者さんにとってよい医療とは何のなのか、患者さんの声を聞いて新たな視点で考える機会もでてくる。
目の前に答えがありながら、科学的という視点だけにとらわれて答えがみえなくなるようなことがないようにしたい。
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