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手術後は結局眠れす、一夜をすごす。
鎮痛剤のソセゴンも、副作用のため中止したので、痛みが朝になって出てきた。
傷の痛みよりも、膀胱バルーンの違和感が何よりも不快で、耐えられるものではなかった。
「起き上がって、トイレに行けることを確認しないかぎりは抜けない」ということだったが、看護婦さんに何とかお願いして朝からバルーンを抜いてもらった。
血液検査と術後のレントゲン検査をおこない、自他ともに異常がないことを確認され、さっそく歩くことを許可された。
最初は、看護婦さんか家族がついてということであったが、腹腔鏡下手術とはいえ、おなかになかなか力がはいらず、おきあがるのもたいへん。
点滴棒を杖代わりに、病棟内をやすみやすみ2周まわる。
「5日後くらいには退院してもよい」といううわさはあったが、「これでは退院まで、時間がかかるだろう」と思っていた。
ところが、1日1日たつ内に、症状は少しずつもとにもどってゆく。
術後2日目で、はじめて食事がでる。
食事がつかえることなく、胃に落ちていったときは本当に感動であった。量は、食べられなかったけれど、こんなありがたいことはなかった。
術後3日目くらいには、おなかにも力が入るようになる。
喀痰も、排出が可能になってくる。
意外と早い回復力である。
「その頃に、退院の日取りを決めてよいですよ」といわれ、術後5日目に独歩退院した。
歩くと腹にひびくので早足では歩けないが、ほとんど問題ない。
食後に、左肩に放散痛が走るといった問題もあったが、時間とともに徐々に軽快してきている。
医大病院の先生方、本当にありがとうございました。
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