この病院では、週2回の入院判定会議がある。
スタッフは、病棟専従医師と師長、院長、リハビリ部長、地域連携の部長などである。
紹介してくるのは地域の総合病院3-4施設くらいであり、脳血管疾患と整形疾患がほとんどである。
療養病棟もあるので、たまに療養維持期対応の患者さんも紹介されてくる。
地方の小さなリハビリ病院であるから、できるだけ急性期の病院の力になれるようにとなるべく断らないような姿勢でのぞんでいる。
(回復期リハビリ病棟扱いになるためには、発症2ヶ月以内に入院しなければいけない制約はある)
しかし、それでも認知症が強く、夜間看護師の手がかかる患者さんなどは要望に答えられないケースがある。
急性期病院の事情もあるが、回復期側の事情では 、
認知症をもつ患者さんは、夜間などの看護の手薄な時間でのトラブルが多いので看護サイドでは制限をかけたいのが正直なところ。
それでも家族や地域のニーズに答えるために努力してうけている姿があることを理解したいところである。
回復期病棟にきて困ることは
また、急性期病院の情報が不十分な場合があり、実際の状態と乖離していることがある。
一番問題になるのは、急性期での治療が中途半端なままにこちらに転院してくる患者さんがいること(転院数日前に変化したなど)。
そして、もうひとつは、隠れた合併症があったにもかかわらず治療してこなかったがために、転院してから悪くなる方である。
重大なトラブルはいまのところないが、転院して数週間で急性期病院へ戻るケースがあった。
一度受けた患者さんを戻すのも勇気がいるが、急性期病院の先生方もできれば転院延期などの決断を勇気をもってしていただきたいところである。
病院だから必要最小限のものはあるのかと思っていたが、すくなくとも私の勤めるリハビリ病院には、AEDはあっても人工呼吸器はないし、CVカテーテルをいれるためのセットはおいていない。動脈血ガス分析も、ほかの病院に依頼しなければ測定できない。
ないものの数よりもあるものの数を確認したほうがよさそうだ。
急性期の病院ではないことをいつも頭におきながら、
ここまではできてもこれ以上はできない、
あるものではたして治療がどこまでできるのか?
そんなことに悩むことがないように
リハビリで患者さんの状態が少しでもよくなるように
と祈りつつ
仕事をしている毎日である。
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