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LH-RHアゴニストである、ゾラデックスを使おうとしたら、「副作用情報として脳梗塞があると脳外科の医者にもいわれた」として、婦人科の先生がある日私に訴えてきた。
もともと脳外科の患者さんでもあり、ラクネ梗塞の既往があるので、脳梗塞には敏感になっている患者さんである。
でも、私はそもそもゾラデックスという薬を知らないのでよくよく調べると、非常勤でいらしている先生がおしゃったということであった。
なぜその患者さん(47歳)の患者さんが、そのような薬を使わなければいけないのかはともかくも、ゾラデックスの副作用について、製薬会社に説明を求めた。
婦人科の先生が使いたいのは、ゾラデックス1.8mgのほうなので、それについては、脳梗塞の副作用の報告はないという返答であった。添付文書にもみられない。
患者さんに改めて、その情報を伝えると、おかしいという。
この種類の薬には、報告があるということをある本で間違いなくみたといいはる。
出展もとを探ろうとしたが、あいにくわからないという。
「見間違いではないか」と問いただそうかと思ったが、もう一度製薬会社に問い合わせることにしてみた。
このゾラデックスには、1.8mg製剤以外に3.6mgがあり、さらに10mgの製剤もあることがわかった。さらに、それらの添付文書には確かに脳梗塞の副作用情報があるということであった。
そして、用量が少なければ副作用はないと言えるのかという問いに対して、必ずしもそうとは言い切れないという結論が得られた。
どうも、一般書籍で伝わった副作用情報は、容量の問題よりも、このLH-RHアナログという銘柄だけを記述したもののようである。
ただ、用量依存性ではないとしたならば、間違った情報ともいいきれない。
結局、患者さんや婦人科の先生には、その情報をそのまま伝えることとなり、判断をあおぐことになった。
できればこの薬を使いたい婦人科の先生としてはいらだつ思いもあったようだが、患者さんは服用しないほうを選択したそうだ。
自分も同じ立場ならば、服用しないだろう。
でも、その薬を内服しないことによるデメリットはどうなのか?
そこがはっきりしなかったのが、私としてはすっきりこなかった。
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