kocchan
Profile

ブログ内検索

カレンダー

<< 2012/05 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

新着コメント

新着トラックバック

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

< 仕事と家事の両立2 | メイン | 認知症患者運転中止マニュアル >

診断にとまどった脳出血の1例

kocchan / 2007.05.22 08:54 / 推薦数 : 1

先週、近くの脳外科の開業医から、「頭痛とめまいの患者がいるので診て欲しい」という依頼があった。

そこの病院では、頭部CTもおこなっていて、「出血やSAHは否定的である。腰椎穿刺もやったが、クリアだった」という情報である。

救急車で搬送されたが、患者の意識はボッーした感じであるが、受け答えはほぼ良好。しかし、構語障害がありやや呂律がまわらない話し方。頭痛があり、気持ちが悪い。

眼振はなく、眼球運動障害はない。

運動障害はないが、歩くとふらふらして歩けないという。

開業医の先生からは、小脳梗塞がもっとも疑わしいというので、MRIをまず撮影することにした。

すると、小脳虫部に円形のT1low、T2Highの腫瘤がみられた。

脳腫瘍だろうかということになり、造影MRIを施行。

ところがまったく造影されず。

これは出血ではないかと、頭部CTをとったら、3cm大の小脳出血がみつかった。

結論からいうと、開業医からの情報にまどわされる結果になったということである。早速なじみの脳外科開業医に電話してどうなっているのか問い合わせたが、「私のところのCTでは、どうみても出血にはみえない」ということであった。

家族からクレームはないかと心配していたが、MRで調べなおしたて確定したことで説明。

そして、手術適応もあるので、さらに近くの脳外科の大病院に転院させることになった。

MRIで脳出血を診断するのは、なかなか難しいものだと改めて感じさせられた症例であった。

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

トラックバック

この記事のトラックバック URL

http://blog.m3.com/mt_fuji/20070522/1/trackback

コメント

コメントはまだありません。

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。