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この田舎の病院に勤務して、今年4月でちょうど2年たった。
昨年10月にいっしょに赴任した先生が、退職してしまったので一人脳外科医の状態になって、約半年である。
脳外科の先生がもう一人いると身心ともにフリーな時間をつくることができた。しかし、一人体制になってからは、名目は休日であっても、携帯電話をつねにもって行動しなければいけなくなった。
昨年4月に開業した友人に久しぶりに会った時、「患者数が十分集まらないので、経営的には厳しい」ともらしていた。さらに少しでもこずかいかせぎのためにアルバイトをし、彼の奥さんは看護士なのでパートのアルバイトにでているということだった。
それでも、開業医になってよかったのは、「拘束されることがないので気が楽だ」という。つまり、フリーな時間がもてるというのである。
確かにそうかもしれない。
勤務医でいると、好きな趣味をもって生きることはほとんど難しくなる。というか、やろうとしても挫折することが多く、本人の意思にかかわらず中途半端に終わってしまうことが多い。そうでない方もいるかもしれないが、少なくとも私の場合はそうだった。
大学病院で勤務医でいる時代よりは、緩い生活ではあるが、拘束され具合は、ほとんど変わらない。ベットフリーにでもならなければ、まず難しいのである。
勤務医が過酷な労働時間から解放されることなどあるのだりろうかと思ってしまう。
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