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脳外科の外来をやっていると頭痛の患者さんが多いのはいうまでもないが、「頭痛が治らない、脳梗塞が心配できました」という患者さんが少なくない。
よくよく話をきくと、脳梗塞=くも膜下出血と思っている方や脳梗塞=脳出血と思っている方など様々である。
(職場の話をしない私の妻もわかっていない可能性がある)
頭痛を訴える人は、ほとんどといって頭部CTやらMRIを希望するので、必要ないとも言えず検査する。すると、当然ほとんど異常がないのである。
ごくまれに、脳腫瘍がみつかったり、脳出血がみつかるケースもある。しかし、脳梗塞がみつかることはほとんどない。
ところが、頭痛が主訴で実は脳梗塞だったのが過去3例ほど 経験がある。
4-5年前に調べたこともあるが、脳梗塞で頭痛を訴えることが30-40% あるという。以外に多いなと思った。
すべて脳梗塞が直接の原因とはいいきれないものの、後大脳動脈領域の梗塞で、後頭葉に浮腫が生じた場合にあるという。痛みの機転は、「小脳テントのあたりにあるのではないか」と推定されていたと思う。
私の経験した3例いずれも、 後大脳動脈領域の梗塞または血管炎のような症例である。いずれも、片頭痛または群発性頭痛と診断されており、トリプタン系薬剤を処方されて帰されていた症例が2例ほどあった。
まれな症例とは思うが、頭痛も奥が深いと思ったものである。
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