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20代のSAH

kocchan / 2007.02.02 16:14 / 推薦数 : 0

若年者のSAHは、脳動静脈奇形の破裂によるものが多いとされるが、なかには脳動脈瘤によることもある。 

私が経験した範囲で思い出すのは3例である。一番若い人で、19歳男性。その次が、22歳くらいの女性。そして、26歳の男性。いずれも、印象的な見つかり方をしたので覚えている。

26歳の男性の方は、突然の頭痛で救急外来にいらした方。CTでSAHを診断された。クリッピングがおこなわれ、独歩退院している。私が、入局して体験した最初の20代の脳動脈瘤破裂によるSAH症例である。当時、自分とほとんど年齢もかわらなかったので、脳動脈瘤破裂は20代でもおこるのかと身近に感じた症例である。

 次は15年くらい前の話で、19歳男性。外傷性の脳動脈瘤である。はじめは脳挫傷で入院したが、3週間後くらいに血管撮影で動脈瘤をみつけトラッピング(A2抹消部だったので)。病理検査で外傷性脳動脈瘤とわかった。

脳挫傷をおこした症例のなかには、3週間後に脳動脈瘤をつくることがあるので脳血管撮影をあとで行うことも大切であるということであった。このときは担当の先生が、専門医試験の勉強をするなかで学んだらしく、破裂前にみごとにみつかってしまった症例である。

次は12年前くらいの症例。22歳女性。飲酒中(ワイン)を飲んでいるときに突然の頭痛。以前もときどき飲んだあとに頭痛があったが、今回はなかなか治らないという。見た目ではアイドル歌手のようなかわいい感じの女性だったので、女性特有の偏頭痛だろうと考える。

項部硬直もなかったが、これはSAHも完全に否定はできないと思って、検査をオーダー。しかし、私がそこの病院の非常勤で診ていたので、時間切れで当直の常勤の先生にバトンタッチをすることになってしまった。その後の結果はあとで知るのだが、。

引き継いだ先生は、画像検査で異常がないので帰宅させた。翌日も来院したが、鎮痛剤を処方して帰宅。そして、数日後にSAHで来院したという。

私が、1週間後に訪れたときは術後管理中であった。予後は?である。でも大きな問題には当時なっていなかった。

 

原因はどうであれ、SAHは若年者にもあるので、どんな年齢であれ頭の片隅にいれて注意しなければいけない。

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