| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
| 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
| 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
| 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
| 28 | 29 | 30 | 31 |
広島大病院でSAHが見落とされていたことが問題になっています。
システム上の問題にはなっていますが、実際は、CTの読影は困難だったのかもしれません。2回も受診している経過を考えても、私が以前アップした歩いてくるSAHのパターンで、難治性で持続する頭痛のようです。CTの読影ミスだけを原因とするのは安易で、本来ならば病歴や他覚所見からもおかしいと思わなければいけなかったのかもしれません。
わたしの病院でも、かつてSAHの見落としがあったらしいことを聞きました。
初診で、頭痛を訴えるある患者さんに対してMRIを撮影。内科医師によって特に異常はないとされました。放射線科医師のダブルチェックまでうけましたが、同じく異常なし。しかし、後日、脳外科医によってMRIのFLAIR画像で、脳室内にわずかな出血性のニボーを形成していることが指摘されたそうです。患者さんは、数日後にSAHの再発をおこして、亡くなったとか。
放射線科でその画像が、保存されていたため私もみせてもらいましたが、T1画像やT2画像ではまったくわからずでした。FLAIR画像で側脳室の後角にわずかな高信号二ボーを形成しています。他に所見は、まったくありません。出血としては最近のものではないのですが、注意しないと見落とします。
コスト的には、MRIを初診ではさきにとったほうが良いので、なにが何でもMRをさきにやる施設が今でも多いと思います。しかし、脳の出血性疾患にはよく注意しないといけないので、病歴や臨床症状とでよく検討しておこなうべきと思います。
病気の診断は 検査やコストを中心に決めるのではなく、病歴と他覚所見を大切にすることを忘れてはいけないと今更ながらに思いました。
固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)