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当直時の出来事

kocchan / 2006.12.18 08:30 / 推薦数 : 0

今日は今年最後の当直になる。

急患が多くなければよいなと思っていが、身近なところから変化がおこった。午後2時に、胸痛を訴える内科の70代の患者さんがいると病棟から連絡があった。内科の患者さんだからと思い、担当医に連絡するがまったく連絡がつかいない。

「心筋梗塞でないのか」と思い、心電図をとる。患者さんをみてみるが、胸痛というより胸焼けのような訴えである。今回の入院目的は、肺炎と糖尿病の治療である。肺炎は、右上葉全体の炎症と左肺には胸水が貯留している。

心電図は、V4、V5がややST低下あり、診察時には酸素飽和度も2L酸素で88%の状態。4Lに酸素を上昇し、ニトロを内服。あまり症状が変わらないので、H2ブロッカーも併用。そんな状態で様子をみていたが、酸素飽和度はまったく上昇せず。これは、おかしいと思い、採血をおこないあれこれやるうちに、泡沫状の喀痰を排出しはじめて、患者さんは苦しがるようになってきた。ラシックスを使用したがいっこうにかわらず。

主治医に連絡つかないので、内科待機医に連絡。そのうち、患者はみるみるチアノーゼとなり、意識消失。呼吸停止、緊急で気管内チューブを挿入。泡沫状の血性痰が著明となり、人工呼吸器装着。

そこへ、内科待機の先生到着。

心拍も40~30台に低下。すぐに心臓マッサージをはじめるが、有効な拍動および血圧得られず。エピネフリンの静注などをおこなっている。

カウンターショック数回。

心臓マッサージ約1時間以上にわたり、内科の先生と交代しながら施行したが、結局、急変してから約3時間後に亡くなった。

血液データ(胸痛を訴えて1時間後くらいの採血)では、トロポニンTは陽性であったが、GOT、GPT、WBCやらCPKなどほとんどが基準値内であった。

汗ダクダクで心臓マッサージをやったものの、残念な結果であった。

そのあと、夜間0時くらいに整形外科の80代の患者さんが、高血圧と胸痛を訴えてきた。大腿骨頚部骨折のかたで基礎疾患はないが、心不全の既往がある。感染性胃腸炎もあるようで、昨日から嘔吐あり内服は飲めていない。整形外科の先生とはやはり連絡はとれない。酸素飽和度が低下し88%くらい。軽い喘鳴もあるが、2Lの酸素で回復。降圧剤もミリスロールを使用したが、症状は回復した。モニターでは、ST低下などの変化はみられず、とりあえず事なきをえた。

同じような患者さんが2人も続いたので心身ともにへとへととなる。そのあと、犬にかまれた急患の方が一人いらして、縫合処置。

夜は、変な緊張があって熟睡できず、暗いのに朝5時頃に目が覚めてしまう。病棟を行き来して、患者さんはおちつきやっと一息。

やっぱり、当直はたいへんです。 

以上、今年最後の当直でした。

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