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日ごろ、患者さんを診療していて感じるのは「脳卒中は予防が大切で、かかってからのでの予防では遅すぎる」というのが、この病院に就任してから、私が患者さんに訴えてきたことである。
しかし、残念なことにその声もむなしく、相変わらずかかってからはじめて予防を考える人が多い。それでも考えられるまで回復すればよいほうかもしれない。命をおとしてしまえば、そこでは予防の話すらできない。
それでは、何に一番気をつけるのかということになるが、今のところは高血圧である。早朝高血圧が悪いとかいうのは、心血管障害ではきくが、脳卒中については相関がないという話もある。しかし、いずれにしてもガイドラインベースを目標とした血圧管理は、絶対に必要であると思う。残念なことに、私の近くの開業医さんにかかりつけの患者さんが、よく脳卒中で搬送されてくる。患者さん本人の意識の問題もあるが、血圧の管理はあまいというのが実情のようだ。
私の場合は、極力目標値をめざすので、薬を飲むのをいやがる患者さんもいるけれど、2剤や3剤くらいを当たり前のように内服してもらっている。もちろん、1剤ですむ患者さんもいるが、そのような方は40代や50代で、早期にコントロールがつきやすい。
他にもいくつかのリスクファクターが提唱されてはいるが、高血圧が今のところ一番のリスクだと思う。
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