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今日は、研究日なので抗加齢医学会に参加し、加齢現象が一つのサイエンスとして、医学として取り組む時がきたことをはじめて知った。しかも、この学会には専門医制度まである。いったいどんな医療をおこなうのか、驚きの連続であった。明日はさらにいろいろなシンポジウムが組まれている。
15年以上前の独身頃に、ある病院の近くで一人暮らしをしていたときのこと、ちょうどその日は自宅待機の日。
40代くらいの男性と中学生くらいの二人の親子が、そのアパートにやってきた。「これを読んでください」とパンフレットをわたされた。エホバの証人の信者親子であった。「あなたは聖書を読んだことがありますか」というものだから、ついついすなおに「ありますよ」と答えてしまった。
それがきっかけとなり、ついつい話しこむことになってしまった。その当時からエホバの証人のかたは、輸血拒否でもよく知られていたので、その理由や彼らの見解を聞きたかったという理由もあったように思う。
その話の中で彼が言うには、「人間は本来は、死なないようにできている、将来は医学が発達して人間は死ななくなります」ということを強調していたのを思い出す。それに反論した私に「人間が死んでしまう理由を医学的に説明できますか」と言われ、説明に窮していると「医者であるあなたにも説明できないわけですから、道はあるのですよ」とその男性は言っていた。
くやしい思いをしたが、確かに医学は老化や死の問題に取り組んでいないとそのとき思った。果たして、人間はなぜ死んでしまうのか、老化するのか、遺伝子学的にその現象がわかってきたのは最近のことである。でもいまだ本質はわかっていないし、とらえられていない。
それでは、それがわかったら、かれらの言うように不老不死になるのだろうか?
でも、結局のところ「人間は、どれくらい長く生きたかではなくどのように生きたか」ということこそが問われなければいけないように思う。
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