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考えてみると、日本の人々にとって宗教とはなんなのか?
正月には神社に初詣に行き、お盆にはお寺に行き、結婚式は神社やキリスト教の教会で、12月にはクリスマスを祝う。葬式は、お寺。日本神道信者なのか仏教徒なのか、それともキリスト教徒なのか。
人生の節目をかざる儀式の一つ一つが、一つの宗教によらないのは日本くらいなものかもしれない。
ある友人が「日本人は、特定の宗教によらないから、いろいろな宗教を客観的にみれる眼があるのだ」と言っていた。
私は、この意見に対して、「無神論者がはなつ傲慢な意見だ」と言い返した。なぜそうなのか、人間を超える存在、絶対者をすなおに信じ、常に畏敬と謙虚な気持ちを持ち続けることこそが大切だと思うからである。
そして、その思いそのものは、自分自身に対して何か足りないものを感じている人、絶対ではない自分を真に理解していなければ到達できない世界でもある。生死をかけたような戦いをした人や人生のがけっぷちに立たされる体験をした人が理解できる世界とも思える。
書き方がちょっと傲慢になってしまったが、友人には言い返しただけで、理由は結局話さなかった。
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