| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
| 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
| 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
| 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
| 28 | 29 | 30 |
僕は漫画が結構好きでよく読む。
子どもの頃は漫画家になりたくて、ジャンプ、サンデー、
マガジン、チャンピオン、キングと必ず制覇していたけど
最近少年誌を読んでもあんまり面白くない。
僕のほうの感性が変わったためかと思っていたけど、
本当にそうなのか?
大人向けの漫画誌のいくつかは、まだ読める。
違いはたぶん、自分の中の精神科医?が駄目だしをすること。
主人公が行動するときの「理由」がいいかげんで
それで命を張ったりするから、
読みながら冷めてしまう。
最近の漫画は、何か出来事が起きたら即行動。
なんかちょっと強引な展開→即戦い。
行動を起こす主人公なりの理由が見えてこないことが多い。
ヒット作は、それなりに盛り上げ方が上手いけど、
それでもやっぱり物足りない。
昔の漫画だって戦い・戦いの連続だけど、
リングにかけろの中盤とか、北斗の拳の前半とか、
そこには友情とか努力とか勝利とか、そういう感情の勢いがあって、
それが行動の「理由」として成り立っていた。
ハリケーンボルトとかジェットアッパーとか意味不明なのに異様に燃えた。
その辺は時代の問題なのかも。
今の教育は、友情努力勝利の前に、「個性重視」だし。
みんなが求めるものが変わってきてるから、漫画も変わったのか。
とにかく、精神医療をやっていると、「理由」にすごく敏感になる。
目に見えない心の問題を扱う以上、
その問題行動を患者さんがやってしまう「必然性」を
見つけられないと、その問題に介入できない。
「理由」はすごく個性的で、人によって突拍子もないことだけど、
その人のそれまでの人生を、価値観を、物語として丹念に構築すれば、
読者としてちゃんとのめりこめるし、のめりこめば、
理由は自然と納得がいって、治療はスムーズに展開する。
だから、今教えている研修医にはICDの洗礼を浴びてもらったら、
精神分析を並行して学んでもらうつもり。
分析は大事だなー。僕は本格的に学んだわけじゃないけど、
影響を受けた人は分析畑の人だったし。
あんまり本式の分析の人は好きじゃないんだけど、
分析があったから僕みたいな人間でも患者さんの話に気持ちが入る。
で、僕は漫画が好きなので、のめりこんで読みたいし
患者さんの話もちゃんと物語としてのめりこんで読みたい。
いや、患者さんの話はちゃんと聞けば、必ずドラマになるんですよ。
絶対。ただ、ちゃんと聞くって言うのは、
相手の話したくなくて話さないことも
察して聞くって事なんですが。
固定リンク | コメント (5) | トラックバック (0)