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現在1週間出張中で、メールとか見れません。
リアル関係者の方、帰ったら返事書きます。
臨床も完全に離れているので、
ちょっと医局について思ったことを書きます。
商社勤務の友人がよくする話に「2割と8割の話」というのがある。
会社の売り上げの8割は、「出来る2割」の人間が稼ぐという話。
蟻とか蜂とか昆虫の世界もそうらしい。
働き蟻って、「働き」とかいうくせに8割はなんかタラタラしてて、
2割の蟻がパタパタ餌運んでくるんだって。
そういうのはすごくわかる。感覚で。
医局だって、実働してたのは2割。
8割は働いているつもりで、たいして医局の役にはたってない。
組織って視点から考えると
そういう「働く2割」はもちろん大切だけど、
残りの8割の扱いが組織の形を決めてしまうと思う。
商社の友人に外資の話を聞くと、すごい。
2割の稼ぐ人間が圧倒的に偉くて、
8割は「2割に入る」ことを求められる。
だから2割に入れない人はすごい勢いで入れ替わっていく。
なんか、ドライすぎる話だけれど、
目的が明確で、競争を勝ち抜かないといけない組織って
現実的にはそうなってしまうのかな、とか思う。
でも、病院という組織は、競争に勝つことを求められてるわけじゃない。
そこにあって、一定の機能を果たすことを求められている。
だから、一定の機能を達成したら、8割の人は「2割に入れ」と言われない。
全体として機能していれば認められる世界。
でもだからこそ、8割の扱いは組織の形を決めてしまう。
扱いというより8割の認識というべきか。
古い公的な病院で厄介な患者さんを入院させると
看護師さんに嫌な顔をされるなんて珍しい話じゃない。
古い権威?のある病院ほど、年配の8割の人が幅を利かせてる。
「2割に入る」ことを強要される組織も大変だけど、
8割を「いるだけでいいよ」とやる組織は、
長く続くほど8割の価値観がエスカレートして
「ただいるだけ」で結構な給料がもらえるとか、
むしろ「働くと損」だとか、おかしな価値観が主流になりかねない。
これまでは国に守られていたからそれでも持ったけど、
もうそういうわけにはいかないから公的病院が崩壊してる。
本来組織は「大きくなる」か、「質が高くなる」か、
どちらかの選択肢しかないはず。
特に今みたいな変動期だか衰退期だかわからない時代に、
現状維持を選択した時点で負けが決まる。
8割に現状維持や現状衰退路線を歩まれたら
組織が崩壊するのは当然といえば当然。
で、医局の話。
先日こんなご時世にも崩壊して無い医局を見る機会があった。
そこはたぶん教授のマネージメントがすごいんだと思う。
組織が動いているから、衰退していない。
前から、高校野球の名門クラブの監督みたいな
教授がいればいいのにって思ってて、
そこの教授はそれに近い人なのかもしれない。
高校野球の名門クラブって、レギュラーを頂点に
ヒエラルキーがはっきりあるのに、集団力を発揮してる。
レギュラーしか試合に出れなくて、
甲子園の切符を持ってくる彼らがスターなんだけど、
すごい監督は、そこに入れない人たちに「支え役」として
一緒に活動する「価値」をつくってやって
(野球のプレー以外で活躍する場を作って)
みんなが自尊心を保ちつつ、ピラミッドを崩さないことに成功してる。
レギュラーは憧れられつつ、残りの8割が生きた組織は強いと思う。
でも、たいていの医局はそうじゃない。
8割の扱い以前に、2割と8割の区別もつかないんじゃないかな。
2割を頼りながら、そこをきちんと評価しないから
逆風で負担がかかった2割だけがつぶれてしまう。
だから今の医局は、働く人だけいなくなって、
働かない人と新人だけってところが多いと思う。
もっというと、働く2割が働かない8割に馬鹿にされている。
本来たいした利益も無いのに働きまくる2割に必要なのは
頼られたり、すごいと思われることなのに。
今の医局は、甲子園の切符をもってくるレギュラーが
控えの選手に「あんなに頑張って馬鹿じゃないのか」といわれてるようなもの。
医療全体がなんかお先真っ暗になって、
先頭切る人がしらっと見られるような風潮がある。
だからこそ、医局を衰退させないためには教授の力量が問われる。
組織が前に進んでいたら、その原動力となる人が一目置かれるのは当然。
2割をちゃんと評価して機能させようと思ったら、
「ありがとう。期待してるよ」と声をかけるんじゃなくて、
組織を前進させることだと思う。
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コメント
コメント一覧
でも、自分だけそう思っていてもわかりませんよね。どう思われているのか。。。
「働かない看護職」って思われていたら残念だったりします。
アピール力、なんて忙しいと後回しにはなるんですが、つけようと頑張っているところです。
すいません。2割とか8割とか、けっこう真面目に考えるとまともな人ほど考え込んでしまいますよね。
動いてくれる看護師さんにはいつも感謝して働いています。精神科なんて、ある意味看護が患者を治す分野ですから。
Paul Carpenter さま
コメントありがとうございます。
自己改革の意識というのはなるほどと思いました。
この厳しいご時勢にどんなコンセプトをもっているかですね。もってれば改革はできますし。
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