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やくざに脅されて担当官が長いこと生活保護を支給していたらしい。
新聞に載ってたけど、じゃあこれからこの問題をどう扱うの?と思う。
ぜんぜん対策が取り上げられないのがすごく嫌だ。
やくざと生活保護の問題なんて、はいて捨てるほどあって、
この手の社会保障のお金って大半は
「うるさい人」がもっていくんであって、
「本当に必要な人」はもらえないものと相場が決まってる。
僕の精神科の患者さん。
知的にあまり高くないけどすごく律儀で、
夫が自営業を失敗して首をくくって、
借金で生活をやりくりしているうちに親兄弟から絶縁されて、
子どもをたくさん抱えて路頭に迷っちゃった人。
子どもが病んだから病院にきたけど、明らかにお母さんが病んでる。
人様に迷惑をかけられないとか言うこの人を、散々説得して
保護を受けてまず生活できるようにしましょうとか言って
申請させたらあっさり却下。理由は借金があるから。
かと思うと、別に働けるんだけど、
窓口で死ぬ死ぬ自殺するって大声でさわいで、
「私が死んだらあなたのせいですよ○○さん!」とか
名指しで攻撃した人はあっさり保護をもらってきた。
その担当官もうつになって、通院してるからわかったんだけど、
生活保護の受給なんて、基準はあってないようなもの。
たぶん、問題はその世界が閉じていることだと思う。
家庭だって、周囲との関係が閉じて家庭内暴力が始まったら手が出せない。
親族や警察が入るとか、外とコネクトしないと解決しない。
保護をもらうって事に恥とかもろもろの感情が絡むので
生活保護をダイレクトに表に出しにくいってこともあると思うけど、
閉じて見えなくなるほどに、まっとうな人間は
ずるいことが上手い人間に駆逐されてしまう。
ずるい人間というのは、自分でルールを書き換えてしまうから。
先日美人さんと飲んだときもびっくりする話を聞いた。
美人さんは保母さん。今働いているところは
前の職場よりずっと忙しくて、給料も3分の2くらいなんだけど、
今の職場をやめる気はないそうだ。
理由はセクハラがないから。
僕は東京福祉大の事件みたいなことは、
まあないこともないだろうけど、珍しいのかと思っていたら、
保育所とか、福祉系の職場では、ああいうのは「常識」だって。
その女の子のいた職場では、月曜はその子が担当で酒の相手をさせられて、
まあオーナーは年なので最後までやられるとかはなかったそうなんだけど、
オーナーに息子とかいるところは最悪だそうな。
なんか、エロ本みたいな世界。
世の中すごいなと思う。
田舎のお金持ち達は自分達のルールで生きてる。
その美人さんの前に務めてたところは、
近隣の私立保育所のオーナーはみんな仲間で、
やめるといったら「どこでも働けないようにしてやる」とか言われたらしい。
で、僕の居る町に流れてきた。
そういうお金持ちの人の世界って中がよく見えないけど、
見えない世界って、僕らの住む世界と違ったルールで動いてるんだなと思った。
産地偽装とか、料亭の使い回しとか、そういうのもお金持ちの世界。
そういうむちゃを、むちゃとして修正しようと思っても、
どうしたらいいのか、よくわからない。
ルールってやっぱり創る側が強いな。
や○○屋さんは創る側にくっついているから強い。
強くない僕らはせめて
窓口でごねて保護を獲得したあの人を見習って、学んで、
まっとうな患者さんにごね方を教えないといけない。
ルールを自分に引き寄せて書き換える技術は必要だと思う。
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