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まず最初に。
ニュースを見て感じることは犯人に対する憤り。
僕だってニュースは被害者の立場で見るから、
7人の被害者の人生や残された人たちを思うと
犯人を許せない気持ちで一杯になる。
ただ、ずっとニュースを見ていると、
マスコミの顧客主義が透けてみえて何だか嫌になる。
視聴者は被害者の立場に立つわけだから、
被害者側の感情を煽って煽って、最後に落ち着かせようという腹だ。
今の時期は「殺すのは誰でもよかった」とか、
「防ぎようのない犯罪」とか、センセーショナルなキーワードをちりばめて
こういう犯罪が増えてる!と視聴者の不安や恐怖を煽ってる。
たぶん、これから少ししたら(今日明日くらいから)、
煽った不安を回収する作業に入るんだろう。
安心を与えるために、事件に対する分析が入ってきて、
なんでもいいから「わかりやすい理由」をでっち上げる。
それが顧客主義に基づく情報の扱い方。
不安を煽って安心を与える。
それでもいいと思うけど、
僕にとって大切なのは「理由付け」。
それが論理的なものであれば、別にイライラしないんだけど、
たいていは、犯人の社会背景を切り取って、
「こんな社会が悪い」とか、言って終わり。
それだけで弱ければ「こんな武器が悪い」
「秋葉原の歩行者天国は危険」とか、悪いもの探しで幕。
論理性のかけらもないから、
マスコミの皆さんの用意してくれた流れは居心地が悪い。
この事件を論じるならば、
専門家にこの犯人のことをもっと論じてほしい。
すぐに「残虐非道な犯人」とか、
「何を考えていたのか不明」とか
「犯人は自分達と違いすぎてわからない」と棚上げしないで。
犯人を輪の中の人間として論じてほしい。
輪の中の人間が、どうして輪の外に、犯罪者となっていったのか
その流れを論じてほしい。
あの犯人だって人間。
人間だからハッピーになりたかったはず。
こんな狂ったハッピー・エンドを迎えたくはなかったはず。
ただ、ハッピーになり方をあまり知らない人間は結構大勢いて、
そのあたりが実は理解されていないんじゃないかとも思う。
(続く)
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