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2008.05.23 12:04 |  診療  |  なし  | 推薦数 : 3

いい脚本を演じたい

日本のテレビドラマは面白くない。

ちょっと前に漫画が面白くないと書いて、

それは必然性が希薄になっていて、バトルという結果を

引き出すために無理やりストーリーを作っているからだと

コメントで教えてもらったんだけど、ドラマはもっと酷いと思う。

 

まだ漫画は「面白い展開」を説明するために理屈を積み上げる。

でも、日本のドラマはまず キャスティングがあって、

それからストーリーができる。スポンサーの都合だろうけど。

まだ「面白い展開」からスタートする面白くない漫画のほうが

ずっとましな気がする。

 

その点、アメリカのドラマは面白い。

だって、まず脚本からスタートするんだもん。

面白い脚本があって、それに合うスターを起用する。

だから24とか、ロストとか、すっかり当直の友。

朝の4時に「眠剤飲んでも眠れません」とか言う患者の電話を

つながられてもこれがあれば朝までご機嫌。翌日辛いけど。

 

アメリカのドラマはすごい演技がいい。

正確にはドラマの流れの中に演技が「はまる」からすごいと思う。

これって医療も同じことだなって気がつく。

アメリカでは、しっかりとした脚本が出来ていて、

医者はそこでの役割を見事にこなすことを要求される。

 

でも、日本は、まず医者ありき。キャストから始まって、

あとは適当。場合によっては端役が用意できなくて、

一人何役か。病院は経営を続けるために右に行ったり左に行ったり。

 

なんだかよくわからない雑用に振り回されて、

肝心の役割を果たすところではもう疲れちゃってる。

脚本の適当なドラマ。決めるべきところで決められない。

というか、どこが落ちなのか見失ってしまう。全編平坦なストーリー

 

国に守られてきて、病院全体にぬるい体質がしみついている。

 

最近はあたらしく、コンセプトをはっきりさせた病院が出てきてる。

生き残りをかけた専門病院化。

システムを見直してやっと脚本を書いてくれるようになった。

もっともっと脚本の精度を上げて欲しい。

その脚本はキャストにすごく能力を要求するはずだけど、

そのための役作りを苦労と思う医者はあまり居ないと思う。

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