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「医者は患者が育てるもの」
「患者さんに一つ一つ教えてもらえ」
「指導医がばたばた動かなくても、研修医が伸びていくのを待てばいい」
「患者を人として見れるように、生育歴から教えるべきだ」
偉い先輩の言葉はまったく正しい。
正しいけどいらいらする。
僕もそうやって育ててもらったけど
まじかよ。いまどき本当にそれでいいのか?
地方の大学は荒廃していて指導医はいない。
偉い先生も実際陣頭指揮するわけではなくて、
遠くから見つめて上のようなことをのたまう。
彼の話は結局「医者は10年かけて育てるもの」に行き着く。
じっくり熟成させないと、患者さんを人として治療できない!らしい。
いや、そうなんだけど、
それが出来る指導も、それを許容できる環境もないから
僕みたいな民間に出た人間にもお呼びがかかるわけでしょ。
医療から権威やプライドが消えて、お金で全てが量られるようになって、
金がつかない教育なんて、誰もやりたがらないじゃない。
こんな状況で10年かけて育つものとかいうのは誠実じゃない。
自分が10年付き合うつもりならいいけど、
そこまでやる気がないなら、今ここで教えられる最大限を吐き出すべき。
自分が10年やってきたエッセンスを凝縮してマニュアル化して
教えるべきじゃないのか?
「患者に会う前に予診の段階で診断をつけろ」
「患者にあったら、自分の診断の修正を行え」
「患者を人としてみる前に、病気を見ろ」
「それが病気かどうか、見極めたうえで病気に対処しろ」
「患者を人として扱うのは家族。CP。PSW。余裕があったらお前がやれ」
「接遇はしっかりとやれ。人としてとか抜かす前に接遇教育」
結局精神科医としての最低限はICDがちゃんと使いこなせる普通の人。
過剰な思い入れより気分を害しないような接遇。
患者を人として云々は、医者よりカウンセラーやら看護のほうがよっぽど上手。
ここさえ出来れば、なんとか世の中渡っていけるから、
そっから先は自分で覚えろ。固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)