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2008.04.12 19:27 |  診療  |  仕事 / 職場  |  なし  | 推薦数 : 2

先輩は間違っている

研修医の指導。どうしても偉い先輩と話が食い違う。 

「医者は患者が育てるもの」

「患者さんに一つ一つ教えてもらえ」

「指導医がばたばた動かなくても、研修医が伸びていくのを待てばいい」

「患者を人として見れるように、生育歴から教えるべきだ」

 

偉い先輩の言葉はまったく正しい。

正しいけどいらいらする。

僕もそうやって育ててもらったけど

まじかよ。いまどき本当にそれでいいのか?

地方の大学は荒廃していて指導医はいない。

偉い先生も実際陣頭指揮するわけではなくて、

遠くから見つめて上のようなことをのたまう。

彼の話は結局「医者は10年かけて育てるもの」に行き着く。

じっくり熟成させないと、患者さんを人として治療できない!らしい。

 

いや、そうなんだけど、

それが出来る指導も、それを許容できる環境もないから

僕みたいな民間に出た人間にもお呼びがかかるわけでしょ。

医療から権威やプライドが消えて、お金で全てが量られるようになって、

金がつかない教育なんて、誰もやりたがらないじゃない。

 

こんな状況で10年かけて育つものとかいうのは誠実じゃない。

自分が10年付き合うつもりならいいけど、

そこまでやる気がないなら、今ここで教えられる最大限を吐き出すべき。

自分が10年やってきたエッセンスを凝縮してマニュアル化して

教えるべきじゃないのか?

              

「患者に会う前に予診の段階で診断をつけろ」

「患者にあったら、自分の診断の修正を行え」

「患者を人としてみる前に、病気を見ろ」

「それが病気かどうか、見極めたうえで病気に対処しろ」

「患者を人として扱うのは家族。CPPSW。余裕があったらお前がやれ」

「接遇はしっかりとやれ。人としてとか抜かす前に接遇教育」

 

結局精神科医としての最低限はICDがちゃんと使いこなせる普通の人。

過剰な思い入れより気分を害しないような接遇。

患者を人として云々は、医者よりカウンセラーやら看護のほうがよっぽど上手。

ここさえ出来れば、なんとか世の中渡っていけるから、

そっから先は自分で覚えろ。 

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