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患者の思いに寄り添うことは難しい。
世の中には「天才」がいて、
するっと患者の中にはいっていける人がいる。
でもそういう人はたいてい辛い幼児体験があって、
葛藤を経て生きてきた人。
僕のようにのほほんと生きてきた人間には真似できない。
でもそんな凡人でも天才に負けないくらい近づきたい。
そう思ってみんな研鑽を重ねてるんだと思う。
自分なりにわかったことは、
患者の気持ちはわかると思わないこと。
そうじゃなく、近づこうとあらゆる努力すること。
僕は予診がとった生活暦を読むのに時間をかける。
最近は、そこで感じた印象はほとんどの場合あたる。
たぶん今の日本で暮らす限り、
人は他人の評価から逃れられないから。
小学校低学年の子は
素直に先生の話が聞けないと大変だし、
中学年になると
人の話に合わせられないとうまくいかない。
高学年以降、思春期には、
過剰に人から見られた自分を気にするけど、
気にしすぎると周囲が見えなくなって自滅しちゃう。
高校ぐらいで人から見られた自分に
妥協できるようになれると楽になれるけど。
そういう「(自分にとっ大切な)他人の評価」や
「人から見られた自分」と折り合いをつけられないと
そのつど躓くしかないと思う。
その先はさらに厳しい。
世の中自体、20歳すぎて就職してない男性は
フリーターとかニートといわれ、
田舎では30近い女性が結婚せず子どもがいないと
何かあるんじゃないかと雑音がうるさい。
30過ぎた男性が派遣で生計を立てていると
社会人として半人前と思われたり、
金を稼げない男は立場なく批判され、
子どもがうまく生んだり育てられない女は
立場なく批判される。
ほかにも地方でいろんな「人の評価」があるんだと思う。
こんなことまじめに書いたら
「差別主義者」とかいわれそうだけど、
どんなに奇麗事を言っても、コミュにはそこだけの
パラメータがあって、それはそこの社会でずっと
スタンダードだったこと。
個人はそこから外れざるえないことがどうしてもあって、
そういう「人の評価から外れること」を
生活歴から見つけることが
患者の思いに近づく材料になる。
・・・と思う。
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