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いろいろ書いているけど、
結局のところ精神科の治療は患者と向き合うことが全てだ。
相手の思いの傍まで寄り添っていって、
一人ぼっちで出来なかったことを、一緒にやる。
患者さんの周りにそうやって寄り添ってくれる資源があって、
それを総合的にプロデュース出来るならそれもいいと思った。
薬物療法を工夫して、セロクエルだのデパケンだの
ベストなチョイスを求めるのも素敵だ。家族病理に興味を持って
熱心に家族面接に時間を割くやつを尊敬する。認知行動療法とかで患者自身をコントロールさせようと目指す姿勢を見ると気持ちが明るくなる。
みんないろんなアプローチで頑張ろうとしてる。
でも、精神科治療って、頭の中が独りぼっちになってしまった患者に
「俺がいるよ」とか、「一人じゃないよ」とか入っていくことが全てのはず。
いろんな患者さんがいるから、いろんなアプローチに派生するだけで。
先日勉強会に出て、不登校の子をどうしようという話が出て、
発達障害だから無理っぽいとか言うやつがいて、クソかと思った。
たしかに修正の効かないラインはあるが、
今この状況を改善するのに「発達障害だから」って何の意味があるのか。
その子はその子なりに頑張って行き詰っているのに、そこに
踏み込んでいかないで、高みから見下ろして批評しやがる。
御偉い先生方にはこの手が多くて吐き気がする。
それまでの人生でそれなりに生きてきた人が目の前にいて
なんとかこれからを生きようとしているのだから、
一緒に出来るレベルを探して頭をひねればいいだけじゃないか。
まあ、人を批判しないで自らを振りかえるなら、
上手く診療できない問題は患者さんの傍まで降りていけない能力のなさにある
素のままの自分で診れば、患者さんをみんな自分的な人としか見れない。
100人いれば、みんなキャラが違うのに。
それで、後輩たちはいろんな技法を学ぶけど、絶対違うと思うのは
人間が感情の動物ってこと。理屈でもの考えて
感情をコントロールしようとするのは医者とかそのへんくらい。
いや、それもうそだな。理屈は理屈。たいせつなのは感情。
世のなかのみんな、実は僕らも理屈に合わない行動ばかりしていて、
あとからそれを理屈で説明しようとしているだけ。
相手の思いにどう降りていくか。(続くかも)
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