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< 演劇精神医療 | メイン | 本当は患者に寄り添うことが全てだと思う >
2008.03.06 00:52 |  診療  |  なし  | 推薦数 : 2

システムが患者を治す

病院で患者さんを治すのは何かという疑問。

最近は医者ではなく看護でもなく、システムなんじゃないかと思う。

 

昔から思っていたんですが、

医者になって5年目くらいの医師と、

ベテランのオーベンの治療成績って

実は大きな差がない気がする。

いわば、2割5分を打つバッターと3割打つバッターの違い程度。

1年にせいぜい10数本しかヒット数が違わない。

つまりは、オーベンクラスである僕たちは、

「僕じゃなきゃ治せない」とか言えるような患者さんは、

年に10人もいないということ。

 

これは精神医療が成熟したからなのか。

精神科の薬が進歩したからなのか。

もちろんそれはあると思うけれど、一番は

「精神科」というシステムが治療的なんだと思う。

患者さんは社会から外れて患者さんになるんだけど、

社会から外れてやってきた精神医療の世界は、患者中心主義。

社会では脇役以下でも精神科ではちゃんと主役としてその人を大事にする。

一般社会ではありえないような配慮をする。

 

それ自体が治療的。 

だから医師の仕事は、患者中心の世界をプロデュースすることかなと。

その流れの中で薬物療法も精神療法もなされるべきだと思う。

薬物療法だけが大切なのではなくて

その療法が患者さん中心のアプローチを

助長するものかどうか検討することが大事なんだと思う。

 

だからシステムの作成・整備はとても重要なことだと思う。

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