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精神科の外来精神療法の算定の仕方が変わるらしい。
時間制にして、保険から出す金を絞るらしい。
たぶん官のビジョンは、
精神科医全体の給与を公的病院の勤務医レベルにさげて、
最終的に公務員+αぐらいまでおさえたいのだろう。
背景には、あと10年くらいでアメリカが没落するので、
ドルを介して一蓮托生の日本は、中流国の仲間入りする
という問題がある。
「中流国の立て直しビジョン」と考えると、官の方針は結構納得がいく。
所得が下がって、格差が広がるとか、そういう国全体の流れの中で、少しずつ医療を削って、中流国の身の丈にあった医療の形にするつもりなんだろう。
でも今は、みんな贅沢を覚えた気持ちがコントロールできないので、混乱した状況に見えるだけ。
一手ずつ詰んできている感じ。
よく引き合いに出されるけど、
北欧型の高福祉国家なんて日本では出来ないだろう。
人間はもっと便利に・快適にを求めてしまうものだし、
戦後の日本は思春期に土建国家として国の形を作ったので、どうあがいても、福祉による「生活の充実」よりは「国の発展」に金をつぎ込むしかない。
アメリカ型の混合診療が導入されて、
皆保険制度が揺らぐとか言うのもない気がする。
それをやると、日本という国の形がゆがむから。
国のトップの頭のいい人たちは変化させるということを
よくわかっているはず。
今の医療を身の丈にあったものに変化させる場合、
変化しない軸をつくらないと、ただ崩れるだけで
大変なことになる。
「みんな一緒」という日本における最上位概念を崩すと、
国として立つことが難しくなるはず。
だからたぶん皆保険は残り、
すべてのクオリティが低下する。
今の僕らの目には焼け野原に感じるけど、野原にちらちら
センターが立っている姿が一番ありそうな未来。
そこには厳重な警備が敷かれていて、
庶民はアクセスできない。
それもまた「みんな一緒」ならありだろう。
で、給料下がるの嫌だなあという話。
精神科医は現実を徹底的に肯定した上で対策を考える。
それでも給料下げるの嫌と考えたらどうするか。
医療からはみ出す部分を作らないと無理だろうなと思う。
これから10年、かろうじてみんなに残るのは贅沢の記憶。
公的なサービス(と医療は思われている)に
金をかけるのは馬鹿だけど、
自分の生活を満たすものには金を惜しまない感覚。
だから、コンサータやマジンドールはこれから。
きれいな民間病院とかと組んで、正規の医療と不正規の組み合わせ。
まともな入院治療システムの一環としての自由診療クリニックとか。
でも、世の中にあわせて所得を下げていくのもありかな。
早めに公的病院に戻って、そこを仕切れるようになれば、
自分のペースを崩さず、受け持つ患者と自分の両方が
ハッピーになる絵が描けるかも。
どちらにせよ、現状を肯定して、
散々考えて行動しないと、
自分も患者もハッピーな絵が描けないところに
今の僕らの不幸があると思う。
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