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4年前。医療崩壊だ!とかいって大騒ぎして、
仲間の先生たちと大学の医局をどうにかしようとした。
本体をスリムにして、外との交流を増やして、
医局の人たちにいろんな金が落ちるシステムをつくろうと。
金銭的な面で民間との格差が是正されれば、
大学のほうが落ちるのは仕方ないにしても、
本体の業務さえスリムになれば、自由な時間が売りものになる。
そう思っていろんなプランを練った。
いつだって、若手のニーズはスキルアップか金。
いまどきは将来の見通しが立たない分、その2つのバランスが勝負。
その辺を考えて、ちゃんと若手が入って、成長して出て行く
健康な医局を作りたいと思った。
真っ先に逃げ出した人間がいうことではないが・・・。
4年前、上が手を打たなかったので、もう手遅れと思った。
仲間はみんなそう思ったので、今はもぬけの殻。
教授・助教授・違う世界の人・研修医。
でも死に体だった医局に人がたくさん入局するようになってきた。
そいつら研修医とたまに飲む機会があって、びっくり。
「上は馬鹿ばっかりでどうしようもない」
「おれがオーベンを指導してやりますよ」とか酔って騒ぐ。
何か、明らかに自分たちが研修医のころに言ってた言葉。
飲んでウイニコットとかほざいているし。
なるほど、焼け野原になると、上をふさいでいるものがなくなって
伸び伸びやれるやつも出てくるんだなと。
「馬鹿が、今診てる患者を治してから言え」といいながら明るい気分。
まだ、何にもしてないのに、終わった気分になってたのが恥ずかしい。
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