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2008.01.03 21:50 |  診療  |  なし  | 推薦数 : 1

病的な認識

前回、病的な認識と病気の違いって書いたので、

すこし続きを書いてみます。

 

病的な認識ってなんだろう。

健康ではない認識だろう。

 

健康な認識ってどういうのだろう。

社会生活がまあ円滑に送れる認識。

円滑に行かなくても、なんとか立て直しがきく認識。

 

立て直しがきくというのがたぶん重要。

僕らはみんな、無茶で分不相応な希望や欲望を抱えているので、いつだって失敗の連続。現実は甘くない。

でも誰だって、「悲劇のヒロイン」になら、なろうと思ったらなれる。

 

悲劇のヒロインって、要は主役。

現実がうまくいかなくても頭の中で「悲劇変換装置」をつかって、主役を張っちゃうことは簡単。

人間、誰もが主役になりたい。

現実で主役を張るのはとても大変なことで、

でも、みんなうまくいかない現実の中で「主役を張れるどこか」を見つけようと頑張っている。

世の中誰か一人でいいから自分のことを必要としてくれたら、なんとかやっていける。世の中のとっても小さな部分でいいから、自分が主役でいられる部分を見つける。

それが立て直すということ。

 

頭の中だけで主役を張って、それが過ぎると現実を直視できなくなる。

悲劇のヒロインは、ありのままの現実をだんだんスルーして、見たいものしか見ない傾向が顕著になる。

それがたぶん、病的な認識。現実と折り合えず、現実が見えなくなっていく。

 

だから、たぶん、立て直すということがとても重要。

敗北、失敗、挫折。そういった自分を肯定できない現実からどう肯定できるように立て直すか。

自分の中の世界でだけ立て直しを図ると脳内に「いろんな装置」ができちゃう。その装置は、最初は有効に働くし、僕の中にもいくつか装置はあるけど、

度が過ぎると、周囲の人間が去っていき、発病するんだと思う。

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