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2008.03.29 03:48 |  診療  |  医療事故  |  scatterbrain  | 推薦数 : 2

大腸穿孔を苦に自殺?

長時間労働とストレスから鬱病を発症し、自殺した外科医が労災認定されたという報道があった。38歳という働き盛りでの死に対し、心からお悔やみ申し上げたい。

ただ、そのストレスの原因が2年間に2回、大腸内視鏡による穿孔を起こし、上司に叱責されたこと、という部分がひっかかった。

厳しい言い方になるが、2年間で2度も穿孔を起こすということはきわめて異例の高い確率であり、この医師は大腸内視鏡について正規のトレーニングを受けていなかったものと推察される。

青戸病院事件以来、内視鏡手術については医師の育成システムが取り沙汰されるようになった。しかし胃や大腸のルーチン検査については、医師免許さえあればきちんとトレーニングを受けていない者がやっても何ら罰則規定は無く、毎日日本のどこかで穿孔が起きているといった燦々たる状況である。

現在総合病院では、内視鏡を含めた術前検査は内科医が、手術は外科医が担当するといった役割分担がなされていることがほとんどと思われる。そのように勤務医時代にほとんど内視鏡経験の無い外科医が、開業した途端に自院で内視鏡を始めるケースが、自分の周囲でも後を絶たない。

やったことのない糖尿病等の治療を外科系開業医が見よう見まねで行っているのも問題と言えば問題ではあるが、いろんな文献に目を通して勉強していただければできないことはない。しかし内視鏡技術は本を読んだだけでは習得できないのだ。

亡くなられたドクターにはお気の毒だが、正規のトレーニングを受けていない医師の内視鏡検査で腸に穴をあけられた患者さんの方がもっとお気の毒であるということを決して忘れてはならない。

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健保連理事の話にしろ、A新聞の社説にしろ、勤務医対策のため開業医の再診料は下げて当然みたいな話になっている。
何でそうなるの?

そもそも高齢者の割合が増えていくことは容易に予想がついたのに、病気をしない若者から搾取した保険料で必要も無い保養所を作ったり、散々無駄に散財を繰り返してきたのは、おたくら健保連じゃないか。

患者負担が2割になり、3割になり、そのたびに患者負担を増やしているのが窓口で負担金を徴収している医療機関であるかのように疑われ、文句を言われたが、実際に患者負担を増やしているのは、おまえら健保連じゃないか。

勤務医の過重労働がまるで最近になって始まったかのように言われるが、コンビニ診療や当直36時間連続勤務なんて、昔から存在していたのに何ら改善策もとられず、それどころか医師数を減らせば医療費も減るなんて話を真に受けて、どんどん医学部の定員を減らした国に責任は無いのか。

開業医はそんなに楽して暴利をむさぼっているとでも思っているのか。多くの開業医は病院の診療時間より早くから診療を始めて遅くまで診療しているし、休日診療にも携わっている。
数は少ないかもしれないが、24時間365日いつ受け持ち患者から電話がかかってくるかわからないというストレスも相当なものである。

医学生時代、Y新聞の記者をやっていた同級生の父親が「医学生とはこんなにも勉強するものなのか」という趣旨の文章をお書きになっていたのを思い出す。事実確認をしてから記事にするのは、マスコミの最低のモラルであろう。

今回社説を書いたA新聞の記者も、ちょこちょことネット検索でもして記事を作ったのかどうかは知らないが、1カ所でも2カ所でも実際の開業医の診療状況を取材してから記事を書くという常識を持ち合わせていたなら、その記事内容は大きく変わっていたのではないかと思う。

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2008.03.02 23:47 |  開業 / 病院経営  |  scatterbrain  | 推薦数 : 1

統合1ヶ月前のドタキャン

山形県立日本海病院と酒田市立酒田病院の統合まで1ヶ月を切ったこの時期に、現日本海病院院長で新病院の副理事長に内定していた新澤陽英氏の公立置賜病院院長就任が発表された。

言ってみりゃ、ジェレミー・パウエル問題・病院バージョン?

それにしても無責任っつうか、酒田市民は舐められたっつうか。

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