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発表でも展示でも一大トピックスになっている経鼻内視鏡。
一部の人たちがさかんに宣伝しているように本当に素晴らしいものであるならば、ぜひ以下の疑問にお答えいただき、普及に努めていただきたい。
1
経口内視鏡が苦しい理由として舌根の圧迫を挙げているが、毎日の検査で被験者を観察していても、あるいは自ら被験者となって内視鏡を飲んでみても、苦しいのは食道入口部を通過するときで、舌根を通過する時ではない。
舌根を圧迫するから苦しいと主張する根拠は?
2
多くの場合、直径9mmの経口内視鏡と5mmの経鼻内視鏡を比較して、経鼻の方が楽と言わせているのではないか?
経鼻の方が楽という結論を導き出すためには、同じ内視鏡を使うなど、条件を同一にすべきではないか。
3
経鼻の方が安全と言っているが、局所麻酔剤の使用量は明らかに経鼻の方が多いのでは無いか?
4
経鼻では鎮痙剤不要と言っているが、鎮痙剤はもともと胃の蠕動を抑えるために使っているのであって、被験者の苦痛を減らすものではないはず。
鎮痙剤不要の根拠は?
5
経鼻の画像は経口とほぼ同等と言っているが、O社内視鏡の場合だと経口で標準的に使われているQタイプの内視鏡と比べたら、明らかに経鼻は画質が劣っている。
何と比較して同等と言っているのか。
また、そのあたりの画質の話も全て包み隠さず被験者に説明した上で、次回どちらの内視鏡を選択するか、といったアンケートを行っているのか。
来年のJDDWでは、以上の疑問にちゃんと答えてくれる人が出てくることを期待しつつ、今年の速報を終えたい。
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最終日の21日に経鼻内視鏡やがん検診のシンポ・ワークショップが組まれていて、本当は聴いて帰りたいところだったが、そうなると月曜日の診療にまで影響を及ぼすことになり、しがない日銭稼ぎの開業医にはとても無理なため断念して帰る。
今までこんなに日曜日の密度を濃くしたJDDWは無かったように思うが、次回以降のプログラム作成においては、ぜひご一考いただければと思う。
それと今回、内視鏡技師学会は全く離れた会場で行われた。これも時代の流れなのか?でも技師さんの創意工夫は医師にとっても参考になることが結構多いのよね。来年はどうなるのかな。
なんてことを考えながら帰途についた。
三宮駅前から伊丹空港行きのリムジンバスが補助席も全て使った満席状態だったのにびっくり。
さらに空港のカウンターで名前を呼ばれて、「庄内空港は視界不良のため、羽田からの飛行機が飛ばないかもしれません」などと脅されてさらにビックリ。
結局は何とか飛行機も飛んで、無事帰宅できた。
田舎の生活は車に依存しているので、たまに都会に出ると歩く時間が長くて、足が筋肉痛で半端じゃない。
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10/20のランチョン・セミナー、オリンパスや東芝のセミナーは予想通り完売札止めになっていて、最近T社と合併したばかりのM社の「胸焼け2007」に出席。
最初に春間先生のGERD, NERDに関する一般的な講演。
飄々とした語り口の中に、豊富なデータ満載。
次いで羽生先生の医療経済学から見た逆食治療の話。
共催がM社だけに嫌な予感がしたが、結論はやっぱりオメプラを使うのが一番安上がりという内容だった。
ま、鶏肉弁当、ごっつぁんでした。
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特殊光観察のシンポがディスカッションになったところで離脱し
「胃がん検診、究極の精度管理を目指して」
に移動。
特殊光の方は若い医者が多かったが、
胃がん検診は一転して老人と女性が目立つ。
これが我が国の現況なんでしょうな。
若者はひたすら技術習得に走り、
本来国家の最重要プロジェクトであるがん検診に
携わるのは老人ばかり。
PSAを用いた前立腺がん検診が有用ではない
なんて発表があって、
私の同級生の赤倉君を始め
現場の泌尿器科医が反発を強めているが
胃がん検診もいつまでもエックス線にはエビデンスがある
内視鏡はエビデンスが集まっておらず不明
なんて言ってお茶を濁していると
いつまでたっても死亡率減少なんて実現できないんじゃないか?
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20日午前は
特殊光観察による内視鏡診断
でスタート。
司会はかつてはパンチパーマだったことを
微塵も見せない神津先生に
(研修医時代硬化療法のご指導ありがとうございました)
工藤のおとっつぁん。
オリンパスのNBI, AFI
フジノンのFICE
ペンタックスの共焦点
などなど
まあ、いろんな特殊光観察が花盛り
腫瘍性病変を見つけた際に使用する
言わば色素内視鏡の代替品と考えていたが
最初からNBIにして食道ルーチン観察を
行っている人もいるようだ。
全検査数に対して精査が必要な腫瘍が
発見される割合は極めて少ないので
特殊光なんてごく一部の専門病院が
備えていれば充分と思っていたが
ルーチンで使うとなると
実地医家でも導入検討が必要かもしれない。
ただ、日本人って、より小さい癌を発見するのが
偉いと考えているふしがあるんだよね。
でも、1cmの癌でなく、1mmの癌を血眼になって
探したところで、多分死亡率の減少には
全然寄与しないはず。
ルーチンでNBI+拡大観察をやってる人って
年間30万人の癌死亡というデータに目をつぶり
趣味の世界で自己満足しているだけじゃないのかな。
本当に癌死亡率を下げようと思うのなら
誰が見ても認識できるような癌でいいから
ひたすら検査して、見つけて、治療すべきだと思う。
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10/19午後はまず特別講演2題。
腹腔鏡下手術の歴史と未来
北島政樹先生
病理から内視鏡診断への提言
渡辺英伸先生
英伸先生にお会いしたのは、およそ20年前に千葉県胆膵研究会に特別講師としていらっしゃって以来。
研究会のあとに某カラオケスナックで「一本刀土俵入り」をご披露されたが、あれから20年、当時の迫力がやや薄れて柔和になられたご印象。
語り口がソフトなためか、途中何度か睡魔に襲われ、講演内容を正確に記述できず、大変申し訳ない・・・
5時半からはオリンパス共催のサテライト・シンポ
「内視鏡フロンティア」
今回は以下の5演題
上部消化管病変のEndo-cyto異型度分類
胆膵内視鏡診断〜NBIの可能性〜
胆膵内視鏡治療〜困難例に対するアプローチ〜
新たな小腸内視鏡診断の取組み
腫瘍特性から見た大腸腫瘍性病変の治療戦略
胆膵の内視鏡も電子内視鏡になり、
昔の経皮経肝胆道鏡の画像しか知らない自分にとっては
目覚ましい画質の向上がある。
小腸の演題は長時間かかるカプセル内視鏡の読影を
もっと効率良く、さりとて見逃し無く行うための工夫。
それなりに興味深い内容ではあったが
取り上げたテーマが全体にマイナーな分野のため
普段の診療にすぐ役立つものではなかった。
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