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NHKで7/3に放映されたプロフェッショナルに出演された幕内雅敏氏。
「とにかくとる」
患者からも患者を外科に紹介する我々内科医からも
絶大な信頼を得る外科医というのは
このように絶対に「とれません」とは言わない外科医である。
放送終了後、ブログでもいろんな方が
「神の手」を絶賛、褒めちぎる中、
大ブーイングを浴びることを覚悟の上で
番組の中でさかんに口にしていた
「365日24時間医者であれ」
について述べてみたい。
私も研修医時代に
「いい医者とは常にベッドサイドにいてあげる医者」
と当時の教授や指導医から教育を受けたし、
正月だろうがゴールデンウィークだろうが
入院患者がいる限り回診するのは当然だし
救急患者が来る限り救急当直にもあたってきた。
しかしそれは決して自分ひとりで
全てをこなしたわけではない。
仲間の医師たちとチームを組んで
交代で勤務する。
いや、医師だけではない。
看護師、臨床放射線技師、臨床検査技師など
いろんな職種の人たちも含めてチームを作り
一丸となって診療にあたるのだ。
人間は機械ではない。
365日、24時間休み無く働くことなど
到底不可能である。
多くの医者が当直明けの連続勤務など
過重労働に苦しみ、
過労死したり、鬱病になったりといった犠牲の上に
ようやく医師の勤務体制を見直そうとする
動きが出てきたこの時期に
なぜあのような無神経な言動が
公共の電波上で繰り返されたのか。
この番組の前身、プロジェクトXは
物語をドラマチックにするため
最後には事実と異なる話をでっち上げて
打ち切りになったはず。
番組のタイトルは変わっても
医師の過重労働をまるで美談のように
放送するNHKスタッフ。
その単細胞で良識のないサマには
昨年の紅白以来
さらに受信料不払いに転じたくなる一夜となった。
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