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青戸病院の医師3人に執行猶予付ながら有罪判決が出た。全く妥当な判決で(実刑でも良かった?)、このブログで彼らを弁護する気など毛頭ない。
ただ、「男はパンツを見たい生き物」という藪本雅子の言葉を借りれば、「医者は新しい技術を習得したい、新しい治療法を試みたい生き物」と言えるのではなかろうか。
私の専門の大腸内視鏡で言うならば、新人の教育は上級医の検査の見学のみ、上級医が挿入したあとの抜去のみといった段階を踏んで、ようやく挿入を許可されることになる。
最初は直腸S状部の屈曲を超えることも出来ず、制限時間が来たら上級医に肩を叩かれ、「ハイ、交代」となる。その後、SD、脾弯曲、肝弯曲と一人で挿入できる範囲は広がって行くが、時間内に超えられなければやはり上級医に交代することで、研修医を育てつつ、患者さんの苦痛も必要最小限に抑えることが出来る。
しかし、全ての医療機関がこのような確立された教育法を実践しているわけではなく、胃内視鏡もろくにできない医者に大腸内視鏡をやらせている病院を多数知っている。
口から内視鏡を挿入して、食道ではなく、鼻腔の方に内視鏡を入れようとしている医者、食道胃接合部通過後に穹窿部に迷い混んで、10分以上もそこで悪戦苦闘して胃体部に内視鏡を進められない医者など、目を覆いたくなるような惨状を何度となく目の当たりにした。
検査をやっている医者は夢中になって、1時間近くも大腸内視鏡をやっている場合がある。検査だから手術と違って長時間やっても失血死にはならないが、状況は青戸病院事件と大差ない。優れた大腸内視鏡医とは、盲腸到達率が高い医者でも、盲腸到達時間が短い医者でも無く、現在の状況と自分の力量から適切な撤退時期を判断できる医者である。
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