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    <title>性感染症撲滅計画</title>
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    <description>HIV/エイズ、クラミジア、性器ヘルペス、淋病、梅毒、
尖圭コンジローマ、HPV、カンジダ、毛ジラミ、トリコモナス、
細菌性亀頭包皮炎、BV（細菌性膣症）、ウィルス性肝炎、
これらは、全部、性行為を介して人から人へ伝播していきます。
こういった疾患のことを「性感染症」というのですが、
最近、ちょっと増えてきているみたいです。

ということで、これをボクがなんとかしたいと思いますので、
（あー、大それてるよー。）
みなさん、このブログを読んでみてくださいね。
（できたら、毎日ネ！！）
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    <title>性感染症撲滅計画</title>
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  <item rdf:about="http://blog.m3.com/mission_no_std/20060714/CSW_SEX_">
    <title>CSW（コマーシャルSEXワーカー）の嘆き</title>
    <link>http://blog.m3.com/mission_no_std/20060714/CSW_SEX_</link>
    <description>皆さん、しばらくUPしないで申し訳ありませんでした。７月１０日のレセプト提出後、ボク自身、体調を崩してしまいました。でも、だんだん戻ってまいりましたので、また、書いていこうと思います。 ということで、本日は、ある性風俗で働くある女の子が、うちのクリニックに来院し、どのように病気と戦っているかをレポートします。 彼女は２２歳、ピンサロで働いている。最初彼女が、初診でやってきたとき、「不正出血がありま...</description>
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      <![CDATA[<p>皆さん、しばらくUPしないで申し訳ありませんでした。</p><p>７月１０日のレセプト提出後、ボク自身、体調を崩してしまいました。</p><p>でも、だんだん戻ってまいりましたので、また、書いていこうと思います。</p><p>&nbsp;</p><p>ということで、本日は、ある性風俗で働くある女の子が、うちのクリニックに来院し、</p><p>どのように病気と戦っているかをレポートします。</p><p>&nbsp;</p><p>彼女は２２歳、ピンサロで働いている。</p><p>最初彼女が、初診でやってきたとき、「不正出血があります。」ということだったので、</p><p>排卵障害などの婦人科的な疾患に伴っての、機能性子宮出血の患者さんだとばかり思っていた。</p><p>ところが話をよく聞いてみると、初めは、はっきりとは言わなかったのだが、</p><p>「指を入れられると出血する。」とか、「だんだんおりものが変になってきた。」とか、</p><p>「いまでは痛くてたまらないのに、仕事に行かなくてはいけない。」というように、&nbsp;</p><p>話をしていくうちに、彼女がコマーシャルセックスワーカーであり、そのなかでも、</p><p>「ピンクサロン」いわゆる「ヒンサロ」で働いているということがわかった。</p><p>&nbsp;</p><p>現在、性行為感染症に関する研究や論文で、たびたびこのコマーシャルセックスワーカー（ＣＳＷ）が、</p><p>取り上げられるが、たいてい、どの職種の人が、どれぐらいの率で、どんな病気を持っているか、</p><p>というような統計ばかりが目につく。実際にボクもそういう数字を使って、患者さんに、</p><p>いかに病気が恐いとか、そのへんにごろごろしているとか、うつりやすいとか、そんな話をしているのだが、</p><p>実際に、そのＣＳＷの子を患者さんとして迎えてみると、たいていの子は、ものすごく真剣に、</p><p>自分の仕事のことや、お金のこと、家族のこと、彼氏のこと、</p><p>子供のこと（これはいる場合に限ってだが。）</p><p>を考えていることがわかる。</p><p>そして、こういう仕事をしている自分を、どうやって病気から守るか、ということを、</p><p>本気になって考えている。ただ、自分が考えていることと、お店や、お客さんが要求することは、</p><p>必ずしも一致してはいない。</p><p>自分がいくら、「お客さんに最初からコンドームをつけてフェラチオがしたい。」といってみても、</p><p>お店側としては、「ゴムをつけずに生でフェラチオをした方が、指名が取りやすい。」などといって、</p><p>女の子の意見は、無視される場合が多い。</p><p>つまり、女の子は、コンドームをしないフェラチオを提供し、自分の口の中に、ほとんど見ず知らずの男が、</p><p>毎回毎回、精を吐き出していくのだ。</p><p>考えてもみてください。確かにお金を払って、そういったサービスを、楽しもうとする男性が</p><p>いることも事実だし、そういったお店が繁華街に乱立しているというのも紛れもない事実です。</p><p>そして、そういうお店で働いて、短時間で、同年代の女の子が、普通に稼ぐ何倍ものお金を</p><p>得たい、または得なければならない女の子がいるのも、また、事実なのです。</p><p>資本主義社会の法則でいえば、まさに需要と供給のバランスがつり合っている状態と</p><p>言えるのですが、もう一つそこに、何か、お互いの体を尊重しあう、エッセンスが加われば、</p><p>今とは違った性風俗文化として、人々に認識されるに違いないのですが。。。</p><p>&nbsp;</p><p>ただ、実際はとても激しいです。</p><p>先ほどの、２２歳の女の子の診察をしてみると、子宮の入口部分に子宮頸管ポリープという病変が</p><p>認められた。この病変は、通常、慢性の子宮頸管炎に続発して起こることが多い。</p><p>ただ彼女の場合、普通のものとはちょっと違っていた。</p><p>それは何かというと、比較的太い頸管ポリープの茎の部分が、半分ちぎれたようになっていて、</p><p>そこから、じんわりと出血が認められるのだ。</p><p>もちろん、普通は、自然の経過で、そのようになることはない。</p><p>おそらく、彼女が店で接客したであろう内の一人の客が、彼女に口でサービスを受けながら、</p><p>彼女の膣の中に指を入れ、その指先か、ないしは爪かで、頸管ポリープを「こさいで」しまったのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>ボクは自分で見たまま、感じたままのことを、そのまま彼女に告げた。</p><p>&nbsp;</p><p>すると彼女は、自分の顔を両手で覆い、静かに泣き出したのだ。</p><p>きっと、今自分がやっているこの仕事への後悔もあったのだろうが、それと同時に、</p><p>女性の性器の一部にある、病変部でさえも、自分の快楽の標的にしてしまうという、</p><p>男という生き物のおぞましさに、怒りと恐怖を感じたのだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>『しばらくお休みした方がいいな。仕事は。』ボクは彼女に言った。</p><p>すると、涙で目を真っ赤にはらした彼女は、手で涙をぬぐいながら、こう言った。</p><p>「何日位ですか？あんまり休めないんで。」</p><p>&nbsp;</p><p>逞しすぎる。。。</p><p>そうあっさりといって退けた彼女の潔さに、ボクはある意味、男らしさを感じてしまった。</p><p>と同時に、『何しろこの子を、１日も早く、完璧な状態に戻してやろう。』と、堅く心に誓うのだった。</p><p>&nbsp;</p><p>＜いつものように続くです。＞</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>STDと戦うDｒ．</dc:creator>
    <dc:date>2006-07-14T19:00:00+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://blog.m3.com/mission_no_std/20060707/2">
    <title>細菌性亀頭包皮炎と戦う３</title>
    <link>http://blog.m3.com/mission_no_std/20060707/2</link>
    <description>FIFAサッカーワールドカップの決勝戦は、イタリアVSフランス　に決定しましたね。歴史的にも、かつてヨーロッパ全土を支配した二つの国が、その威信をかけて闘うのですね。さしずめ、シーザーVSナポレオン　といったところでしょうか。楽しみです。 ところで今日は、七夕ですね。織姫と彦星が、天の川をはさんで、１年にこの日だけ出会うという、何とも夢のあるおとぎ話です。ただ、 理科のお勉強をすると、何故かもう一...</description>
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      <![CDATA[<p>FIFAサッカーワールドカップの決勝戦は、</p><p>イタリアVSフランス　に決定しましたね。</p><p>歴史的にも、かつてヨーロッパ全土を支配した二つの国が、その威信をかけて</p><p>闘うのですね。さしずめ、シーザーVSナポレオン　といったところでしょうか。</p><p>楽しみです。</p><p>&nbsp;</p><p>ところで今日は、七夕ですね。織姫と彦星が、天の川をはさんで、１年にこの日だけ出会うという、</p><p>何とも夢のあるおとぎ話です。ただ、&nbsp;理科のお勉強をすると、何故かもう一つの星、白鳥座のでデネブ</p><p>が出てきて、「夏の大三角」なんていう、まったく色気のない話になってしまいます。</p><p>&nbsp;</p><p>さて、今回は、細菌性亀頭包皮炎の第３回目となります。</p><p>&nbsp;</p><p>前回でも説明したように、人体での場所取り合戦に勝利した細菌は、粘膜に居座り続けます。</p><p>その結果、ペニスがぐちゃぐちゃになってしまった人は、怖くなって、すぐに医療機関を受診します。</p><p>（但し、すぐ来ない人もいますけどね。そういう人も結局は後から、もっとデロデロになって来ます。）</p><p>&nbsp;</p><p>ただ、その状態が、マイナートラブルと言えるぐらいのものだったら、その本人は、</p><p>いったいどういう行動をとるのでしょう？</p><p>意外と、日々悩み、苦しみ、自分を責め続ける、かわいそうで見てられない状態でいることが多いようです。</p><p>&nbsp;</p><p>こういった場合、結局は、ちょっとしか悪くないので、お風呂に入った時など、</p><p>「ちょっと赤いなぁ～。少しカスが出るなぁ～。おれって皮膚、弱いなぁ。」くらいに思っています。</p><p>ところが、マスターベーションをしたあと、「なんだか、ヒリついてきたぞ。」とか、</p><p>「赤みが増したぞ。」なんていうことを意識しだすようになります。</p><p>&nbsp;</p><p>このままいけば、どうにか悪くならずに済むのですが、ちょっとしたチャンスがあって、</p><p>「今夜は、彼女を寝かせないぞ。」とか、「先輩といっしょに、ソープだー。やったー。」とか、</p><p>こんなことになってしまうと、さっきみたいな可愛い症状では済まなくなって、</p><p>行為のあった１～２日後には、「おれってどうしちゃったわけ？」みたいな状態になってしまう。</p><p>で、あげくのはてに、「何か悪い病気をもらってしまったかもしれない。」と思いながらも、</p><p>「自分のせいだ。」という、いじらしいまでの責任感で、毎日、じゅくじゅくになった局部を、</p><p>トイレに入るたび、ティッシュでこっそり拭くという、日陰の身の生活にどっぷりと浸ってしまうのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>今回のシリーズの第１回目に出てきた彼は、発症後３日目に、来院している。</p><p>実は、これは非常に優秀な方で、じつは、こんな人のほうが珍しい。</p><p>よくある例として、初診時に、「半年前から。」とか、「１年前から。」などと言ってくる人がいる。</p><p>そういった方は、その間に、よくなったり悪くなったりする局部のきげんを毎日毎日うかがいながら、</p><p>男としての楽しみから、ほぼ背を向けて生きていくようになる。</p><p>彼女といい雰囲気になったのに、何もしないとか（これは時として、いい人と思われる場合もあるが、</p><p>ホモ・セクシャルと思われてしまう場合もある。）、</p><p>または、されそうになったのに、かたくなに拒むとか（こっっちは、嫌われるよなー。ふつう。）。</p><p>&nbsp;</p><p>さあ、賢明な皆さんなら、もうお分かりいただけただろう。</p><p>細菌性亀頭包皮炎は、見つけたら、っていうか、感じたら、即、治さなきゃいけないのです。</p><p>特に、包茎や仮性包茎の方はただでさえこの疾患になりやすく、いざなってしまうと、</p><p>ほっといても、だいたい、だめって事が多いからね。</p><p>で、実際にどういった治療が一番いいかってことだけど、皮膚にダメージを与えている</p><p>細菌の種類をきちんと調べて、それに見合った、外用薬や内服薬をを選択すれば、</p><p>特に大きな間違いなく完治へと持ち込むことができる。</p><p>ということは、民間療法は、ほとんどダメっていうことになります。</p><p>すぐに医療機関を受診して、しかるべき治療を受けてください。ただし、治らない場合もあります。</p><p>先生によっては、この辺の分野に得意不得意があるからです。</p><p>万が一そんなことになった場合は、大変運が悪いと言わざるを得ないのですが、</p><p>もし、上手に治してもらったとすると、これほど心強いことはありません。</p><p>なぜならば、細菌性亀頭包皮炎は、男性である限り、いつだって、どんなことをしていたって</p><p>なってしまう可能性があるのです。一度きちんと治ったというパターンがあれば、</p><p>次回もし、また、同じ状態になってしっまった時、それを応用してみればいいのです。</p><p>&nbsp;</p><p>何かまだ、みなさんにお伝えしてなかったようなことが、ある気がしてなりません。</p><p>世界を救うといってる割には、頭がシャープに働きません。</p><p>なぜなら、もうすぐレセプトがあるからです。（７月１０日しめきりなんだよ～。）</p><p>よって、細菌性亀頭包皮炎は、折を見てまた取り上げます。</p><p>&nbsp;</p><p>七夕の夜、みなさんはどう過ごすのでしょうか？</p><p>少なくとも、今夜のお話の疾患には、ならぬよう、作らぬよう、くれぐれもご注意を。</p><p>それでは、また。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>]]>
    </content:encoded>
    <dc:creator>STDと戦うDｒ．</dc:creator>
    <dc:date>2006-07-07T23:01:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/mission_no_std/20060705/1">
    <title>細菌性亀頭包皮炎と戦う２</title>
    <link>http://blog.m3.com/mission_no_std/20060705/1</link>
    <description>今回は、細菌性亀頭包皮炎の第２回目になります。 この前は、洗いすぎちゃったってところまで、お話しましたね。結局その行為が、粘膜という、人体においては、かなり柔らかい組織の表面を破壊してしまった、ということは、お分かりいただけたと思います。 では、傷ついた粘膜が、なぜ、あのような状態になってしまうのか、ということを順を追って、ご説明いたしましょう。 傷ついた粘膜には、目に見えない細かな傷が、無数につ...</description>
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      <![CDATA[<p>今回は、細菌性亀頭包皮炎の第２回目になります。</p><p>&nbsp;</p><p>この前は、洗いすぎちゃったってところまで、お話しましたね。</p><p>結局その行為が、粘膜という、人体においては、かなり柔らかい組織の表面を破壊してしまった、</p><p>ということは、お分かりいただけたと思います。</p><p>&nbsp;</p><p>では、傷ついた粘膜が、なぜ、あのような状態になってしまうのか、ということを</p><p>順を追って、ご説明いたしましょう。</p><p>&nbsp;</p><p>傷ついた粘膜には、目に見えない細かな傷が、無数についていて、その傷一つ一つに、</p><p>まるでシイタケ栽培の植え付けのように、皮膚の表面にいる、ありふれた細菌が入り込んで、</p><p>その場所で、増殖を繰り返します。</p><p>&nbsp;</p><p>この場合の、ありふれた細菌とは、B群連鎖球菌、エンテロコッカス、黄色ブドウ球菌、</p><p>などの頻度が高いのだが、時として、A群溶連菌などの皮膚毒性の高い細菌が、</p><p>感染してくる場合もある。（そういった場合は、ハンパじゃない状態になるのだが。。）</p><p>&nbsp;</p><p>細菌に入り込まれ、勝手に繁殖されている状態に陥っている、人間の皮膚は、</p><p>何とかしてこの状態を打破しようと、いつもより、皮膚のターンオーバーのスピードを上げて、</p><p>粘膜上皮の不完全角化層を、どんどん剥がしながら、同時に細菌を、体外に押し出そうとしている。</p><p>（この状態が、カスが出るっていう状態です。）</p><p>ところが、細菌のほうも、やるもので、外に出されてはなるものかと、皮膚の奥へ奥へと、</p><p>浸潤しながら、その場所で棲息し続けようとする。</p><p>&nbsp;</p><p>その結果として、ほぼ全例において、細菌対皮膚のスピードの戦いは、細菌に軍配が上がることになる。</p><p>つまり、一度、この細菌性亀頭包皮炎の病態に陥ってしまえば、自然治癒は望めない、</p><p>ということになる。だって、出そうとする勢いが、そこに居座ろうとする勢いに負けてるんだから。</p><p>&nbsp;</p><p>もちろん、最初に入ってきた細菌の種類や、量などにも影響されるので、一概には言えないが、</p><p>来院される患者さんの数から考えても、だいたいみんな、こんな感じになっているんだと思う。</p><p>&nbsp;</p><p>＜今回は、病態生理の説明みたいになってしまいましたが、次回もどんな展開になるか、</p><p>まったく決まっていません。ので、よろしくお願いいたします。まだつづくぞ～～。＞</p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>STDと戦うDｒ．</dc:creator>
    <dc:date>2006-07-05T22:55:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/mission_no_std/20060704/1">
    <title>細菌性亀頭包皮炎と戦う１</title>
    <link>http://blog.m3.com/mission_no_std/20060704/1</link>
    <description>皆さん、今回から、男子における細菌性亀頭包皮炎のお話をしましょう。この疾患は、まさに、女子のBV（細菌性膣症）に匹敵するともいえるくらい、日常の臨床で、ちょくちょくお目にかかるものです。 ところで、話はそれますが、ヨーロッパのサッカーは、実にすばらしい！！彼らのサッカーを見ていると、世界がまだ混沌としていた時代、ヨーロッパの地に、世界征服を夢見た英雄が、幾度となく現れ、その野望を成し遂げたのがわか...</description>
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      <![CDATA[<p>皆さん、今回から、男子における細菌性亀頭包皮炎のお話をしましょう。</p><p>この疾患は、まさに、女子のBV（細菌性膣症）に匹敵するともいえるくらい、日常の臨床で、</p><p>ちょくちょくお目にかかるものです。</p><p>&nbsp;</p><p>ところで、話はそれますが、ヨーロッパのサッカーは、実にすばらしい！！彼らのサッカーを見ていると、</p><p>世界がまだ混沌としていた時代、ヨーロッパの地に、世界征服を夢見た英雄が、幾度となく</p><p>現れ、その野望を成し遂げたのがわかるような気がしますよね。英雄を支えたのは、きっと、</p><p>いつだってあんな風に組織化されて、たたみかけるような攻撃力と、必ず勝つための</p><p>モチベーションを持ち続けられる、疲れを知らない兵士達だったのでしょう。</p><p>&nbsp;</p><p>横道にそれすぎたかな？</p><p>&nbsp;</p><p>では、ある日の診察室から。</p><p>&nbsp;</p><p>『今日はどうしましたか？』</p><p>「３日位前から、ペニスの皮が赤くなってきて、だんだんと、垢のような、カスのようなものが、</p><p>でるようになってきたので来院しました。何か、変な病気でしょうか？」</p><p>３０歳になったばかりの彼は、不安げにボクに尋ねた。</p><p>『なにか原因になるようなことはあったの？』</p><p>「韓国エステに行きました。」</p><p>『それはどういうことをするところなんですか？』</p><p>「最初に一緒にシャワーに入ってくれて、洗ってくれて、出てから、口でしてくれるところです。」</p><p>『それって、ヘルスじゃないんですか？』</p><p>「そうとも言うかもしれません。」</p><p>『では、そこ（韓国エステ）ならではという、すごい技みたいのはないんですね。』</p><p>「そういうことになります。」</p><p>なんとも不思議な会話になってしまった。</p><p>&nbsp;</p><p>ただ実際に、彼のペニス見てみると、まあかわいそうに、亀頭と包皮の部分が、</p><p>赤くはれあがり、わずかに浸出液が滲み出しているという、とても悪そうな状態であった。</p><p>&nbsp;</p><p>『だいたい１日が終わって、夜、お風呂に入ろうとすると、その時は、ムチャクチャ、カスが出ているでしょ？』</p><p>「そうです。だから、それが気になって、体を洗う時に、思いっきり、アソコを洗ってしまうんです。」</p><p>『例のエステでもかなりゴシゴシやられたんじゃないの？』</p><p>「はあ。かなりきれいにされました。あと、洗い終わった後に、消毒液みたいなものをつけられました。」</p><p>&nbsp;</p><p>この流れは、この細菌性亀頭包皮炎にとって、一番多いパターンかな。</p><p>エステの女の子は、自分を守るために、死にもの狂いでお客のペニスを洗うし、</p><p>された男性側も、なんか変な菌がついているといやなものだから、家に帰ってきてから、</p><p>何度も何度も、これまた狂ったように、自分のペニスを洗ってしまうのだ。</p><p>一見、清潔というものを、追求するかのような行為が、間違った方向にいってしまうという、</p><p>悲しいストーリーであるといえるのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>＜この先、いったいどういう展開になるのか、まったくわからぬまま、続く。です。＞</p><p>次回もよろしくネ。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>STDと戦うDｒ．</dc:creator>
    <dc:date>2006-07-04T14:50:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/mission_no_std/20060702/2">
    <title>性器ヘルペスと戦う３</title>
    <link>http://blog.m3.com/mission_no_std/20060702/2</link>
    <description>今宵は性器ヘルペスの３回目です。 さて、誘発型の性器ヘルペスであったUさんは、あのあと、どうなったのでしょう？ 彼は、ほぼ月に一度の割合でやって来る。初めて、ヘルペスの発作を体験してから、毎月のようにぺニスに水疱が出来てくるのだ。もちろん、性器ヘルペスの確定診断をつけるため、血液の抗体はすでに測定してある。それによると、Ⅱ型のヘルペスの抗体価（血液中の防御因子の多さと考えてください。）が、８倍と陽...</description>
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      <![CDATA[<p>今宵は性器ヘルペスの３回目です。</p><p>&nbsp;</p><p>さて、誘発型の性器ヘルペスであったUさんは、あのあと、どうなったのでしょう？</p><p>&nbsp;</p><p>彼は、ほぼ月に一度の割合でやって来る。</p><p>初めて、ヘルペスの発作を体験してから、毎月のようにぺニスに水疱が出来てくるのだ。</p><p>もちろん、性器ヘルペスの確定診断をつけるため、血液の抗体はすでに測定してある。</p><p>それによると、Ⅱ型のヘルペスの抗体価（血液中の防御因子の多さと考えてください。）が、</p><p>８倍と陽性に出た。Ⅰ型は陰性だった。じゃあ、この８倍っていうのは、どういう評価を</p><p>したらいいかっていうと、ヘルペス感染で言えば、まだ、未熟っていう数字なのです。</p><p>抗体価っていうのは、４倍未満っていうのが陰性で、そこから、４倍、８倍、１６倍、３２倍、</p><p>６４倍、１２８倍・・・・・・・というように上昇していく。</p><p>さらに、皆さんがイメージしている抗体という言葉と、たぶん違っているのは、</p><p>「抗体が出ていても、ヘルペスは体の中で生きていられる。」っていうこと。</p><p>抗体出現とともに、病原体が体内からいなくなってしまう疾患も確かにあります。</p><p>こういう場合の抗体は、中和抗体って言われていて、基本的には、中和抗体のでる疾患では、</p><p>抗体出現とともに、その病気は終了、って感じです。</p><p>でも、ヘルペスウィルスに対する抗体はこの中和抗体ではありません。</p><p>むしろ、さっき出てきた８倍という抗体価だと、ウィルスに対する押さえが弱い分、ヘルペスは、</p><p>再発しやすいといえる。（初めて症状がでてから、もう、１０年にもなるなー、なんて人の抗体価は</p><p>ずいぶん高くなってる場合が多い。例：１２８倍）</p><p>&nbsp;</p><p>じゃあ、再発に関わる誘因にはどんなものがあるのか？</p><p>その誘因には実にさまざまなものがある。</p><p>次にあげてみます。</p><p>&nbsp;</p><p>仕事で疲れている時。</p><p>あまり眠れていない時。</p><p>重いものを運んで腰が痛くなった時。</p><p>日焼けをした時。</p><p>風邪気味の時。</p><p>マスターベーションを連日でした時。</p><p>セックスで一晩に２度以上、射精してしまった時。</p><p>&nbsp;</p><p>こんなところでしょうか。</p><p>つまり、陰部の感覚神経に過度な刺激を与え続くけた時に起こると考えてください。</p><p>女性では、これに、月経、妊娠が加わるのも、納得いただけると思います。</p><p>&nbsp;</p><p>はじめてボクが、このUさんに、</p><p>『これは単純ヘルペスウィルスのⅡ型の感染で、抑えることはできても、治すことはできません。』</p><p>と、告げた時、彼は、少し怒った顔で、吐き捨てるように言ったものだ。</p><p>「今の医学って、たいしたこと、ないですね。」</p><p>&nbsp;</p><p>たしかにその通りだよ。でもね、病気のメカニズムがわかってる以上、これからの</p><p>展開を話してあげることくらいはできるし、実際にヘルペスを抑え込むことは、</p><p>抗ヘルペスウィルス薬である、バルトレックスという薬を用いれば、充分可能なんだよ。</p><p>（外国で行われている、連続抑制投与は、まだ、日本では無理ですが。）&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>だから、今、彼は、ヘルペス発作の予兆を感じたら来院、服薬、という指示により動いている。</p><p>最初のうちは、その予兆を見極めるのが、困難だったみたいだ。</p><p>なので、気が付いたときには、ペニスにすでに潰瘍ができてるなんてことになっていたが、</p><p>最近では、どうにか、水疱形成の一歩手前で来院できるようになった。</p><p>&nbsp;</p><p>彼の場合の発作の予兆とは、足とお尻の痛みだ。坐骨神経痛といってよいだろう。</p><p>これが、彼の来院のサインなのだ。</p><p>このとき、この症状を放置しておくと、３日後くらいに、ペニスに水疱が形成されてくる。</p><p>よって、この坐骨神経痛が見られたときに、速やかに来院し</p><p>バルトレックスを服用し始めると、</p><p>神経痛は消え、続発するはずだった、水疱も出てこない。もちろん、潰瘍も形成されない。</p><p>&nbsp;</p><p>あとは、発作と発作の間隔が開いてくることが目標なのだが、こればっかりは、</p><p>神のみぞ知る領域の出来事なのである。</p><p>彼の場合には、現時点で約、月に一回のヘルペス発作なのだが、これが３ヶ月に一回になり、</p><p>半年に一回になり、やがては、１年に一回、３年に一回というようになってくれればＯＫなのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>こうなってくれば、単純へルペスウィルスとの戦いも、ほぼ終焉を迎えるのであるが、&nbsp;</p><p>忘れてはならないことが一つある。以前は、単純ヘルペスは、水疱が出現した時に限って、感染する。</p><p>と、いわれていたが、現在では、一度キャリアとなった人物は、よほど抗体価が高くならない限り、</p><p>たとえ水疱や潰瘍がなくても、常に皮膚からウィルスが排泄しているとされ、感染源となり得るのだ。</p><p>&nbsp;</p><p>この問題は非常にデリケートである。</p><p>実際に、パートナーに性器ヘルペスを感染させられ、別れていったカップルを、</p><p>ボクは、何組も見てきた。これは、当事者たちも悲しいが、その病状説明を、</p><p>２人の前で行ったボクも、相当凹む。</p><p>&nbsp;</p><p>１０年以上前に、やはり、性器ヘルペスで来院された、当時、１０代の女の子を、ボクはいまだに、</p><p>診続けているが、その子に彼氏が出来るたび、彼女はボクのところに彼を連れてきた。</p><p>そしてボクは、決まって、新しい彼に、彼女の病気の話をすることになる。</p><p>その時、男の子は、理解を示してくれたように思うのだが、いつの間にか、別れてしまう。</p><p>これの繰り返しだった。病気に対する偏見もあったのだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>彼女のヘルペス発作は、ここ３年は、もう一度も出ていない。</p><p>それなのに、彼女は、新しい彼を作ろうとはしない。</p><p>彼女は、今、３０代になった。</p><p>&nbsp;</p><p>そういえば、Ｕさんも、何度目かの外来の時、ボクとしゃべり終わった後、</p><p>涙をぬぐっているときがあったっけ。</p><p>&nbsp;</p><p>治らない疾患というものが、どれだけの重みを持つか、おわかりいただけましたか？</p><p>そして、それを、場合によっては、最愛の人間にうつしてしまうという、悲劇が起こるということも。</p><p>&nbsp;</p><p>みなさん、なってから病気と向き合うんじゃなくて、罹らないようにするんだよ。</p><p>わかった？コンドームだよ。いい？</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>STDと戦うDｒ．</dc:creator>
    <dc:date>2006-07-02T23:34:00+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://blog.m3.com/mission_no_std/20060628/1">
    <title>性器ヘルペスと戦う２</title>
    <link>http://blog.m3.com/mission_no_std/20060628/1</link>
    <description>みなさん、前回のクイズは、わかったかな？ 答えは、誘発型でした。なぜ、その答えに行き着くかというと、まず、彼の症状なんだけど、重いか、軽いか、っていうことでみてみると、軽いよね。実は、３つのタイプで、いわゆる重症と呼べるのは、急性型が圧倒的に多いのです。じゃ、どんなのが重症かというと、陰部に水疱が多発し、それが、つぶれた後に、２次感染を起こすなどして、ぐちゃぐちゃな状態になるって感じかな。このとき...</description>
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      <![CDATA[<p>みなさん、前回のクイズは、わかったかな？</p><p>&nbsp;</p><p>答えは、<strong>誘発型</strong>でした。</p><p>なぜ、その答えに行き着くかというと、</p><p>まず、彼の症状なんだけど、重いか、軽いか、っていうことでみてみると、軽いよね。</p><p>実は、３つのタイプで、いわゆる重症と呼べるのは、急性型が圧倒的に多いのです。</p><p>じゃ、どんなのが重症かというと、陰部に水疱が多発し、それが、つぶれた後に、</p><p>２次感染を起こすなどして、ぐちゃぐちゃな状態になるって感じかな。</p><p>このとき、これが女性に起きたとすると、おしっこは痛くてできない、歩けない、座れない、</p><p>というようなすごい障害に見舞われることになる。</p><p>まあ、男性だって、「どうしちゃったのよ。オレ。」って感じで、ひどく悩んでから来る場合が多い。</p><p>そりゃそうだよね。ぐちゃぐちゃで治りがめちゃくちゃ遅いんだもん。</p><p>&nbsp;</p><p>そんじゃー、Ｕさんの症状が軽いものとして、次に考えられるのが、誘発型と再発型なんだけど、</p><p>再発型は、2度目以降の症状に対して使う言葉なので、誘発型しか、選択肢は残らない。</p><p>&nbsp;</p><p>よって、答えは、誘発型になります。</p><p>&nbsp;</p><p>つまり、彼の場合、３週間前に感染したのではなく、もっと、ずっと以前に、</p><p>単純ヘルペスウィルスに感染していて、彼は自分の陰部神経にウィルスを持ち続けていた、</p><p>と考えられる。そして、体調が悪いとか、陰部神経に過度な刺激を加えたりとかで、</p><p>かつて、一度も、症状を出したことのないヤツの眠りを、覚ましてしまったんだな。</p><p>&nbsp;</p><p>となると、彼と３週前に性的な関係（適切か不適切かは関係ないけどね。この場合には。ｗ）</p><p>を持った女性は、一転して、加害者から、被害者になってしまうことになる。</p><p>つまり、彼に単純ヘルペスウィルスをうつされてる可能性があるということ。</p><p>&nbsp;</p><p>少し前まで、このウィルスは、水疱や潰瘍が出現しているときのみ、感染力を持つ、</p><p>なんていうことが言われていたのだが、近年、どんどん、性的にアクティブな人達にとっては、</p><p>うれしくない情報が出てきている。なんと、今では、性器ヘルペスに、感染してはいるが、</p><p>一度も、発症していない人、つまり、今回のＵさんの水疱ができる前の状態だが、</p><p>そういう人でも、ウィルスを排出し続けている、ってことが、あたりまえだよ、ってな感じで言われてるんだ。</p><p>&nbsp;</p><p>これはこわいよー。だって、うつしている本人にとって、自分が、ウィルスを保持しているっていう</p><p>自覚が、まったくないんだからね。ほんとにまったく。</p><p>そうして、ウィルスに感染してしまったパートナーが、発症でもしてくれたら、</p><p>どうにか、２人の間に、「ヘルペスあり」、なんて自覚が、めばえるんだろうけど、</p><p>もしも、発症しなければ、そのパートナーも、いわゆるキャリアとなり、誘発型の予備軍となる。</p><p>さらに、発症しないまま、２人が別れて、それぞれ別のパートナーを持ったとしたら。。。。</p><p>&nbsp;</p><p>ウィルス感染がこわい理由が、お分かりいただけただろうか？</p><p>&nbsp;</p><p>もしも、これがＨＩＶだったらって考えることは、できないだろうか？</p><p>&nbsp;</p><p>と、ビビらせておいたところで、またまた次回へと続いていってしまうので御座います。</p><p>今宵はここまでにいたしとう御座いまする。</p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>STDと戦うDｒ．</dc:creator>
    <dc:date>2006-06-28T23:47:00+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://blog.m3.com/mission_no_std/20060627/1">
    <title>性器ヘルペスと戦う１</title>
    <link>http://blog.m3.com/mission_no_std/20060627/1</link>
    <description>みなさんは、性器ヘルペスって知ってるかな？なんとなく名前だけは、っていう方も多いと思うけど、遺伝子学的に調べてみると、単純ヘルペスウィルスは、ヒトという生物に、かなり大昔から普通に感染していた病原体でした。その超長い歴史ゆえ、ヒトの免疫系（自分の体に侵入してくる病原体をやっつける働き）との親和性が高く、（つまり、やっつけられないってことね。）一度、人体に感染すると、病原体であるこの単純ヘルペスウィ...</description>
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      <![CDATA[<p>みなさんは、性器ヘルペスって知ってるかな？</p><p>なんとなく名前だけは、っていう方も多いと思うけど、遺伝子学的に調べてみると、</p><p>単純ヘルペスウィルスは、ヒトという生物に、<strong>かなり</strong>大昔から普通に感染していた病原体でした。</p><p>その超長い歴史ゆえ、ヒトの免疫系（自分の体に侵入してくる病原体をやっつける働き）との親和性が高く、</p><p>（つまり、やっつけられないってことね。）</p><p>一度、人体に感染すると、病原体であるこの単純ヘルペスウィルスは、その人体が</p><p>生存し続ける限り、体の中に居座り続けるのです。</p><p>まあ、簡単に言えば、感染すると、一生、完全には治らないってことです。知ってましたか？</p><p>&nbsp;</p><p>ということを踏まえたうえで、今日は、Uさん３２歳♂のお話を。</p><p>&nbsp;</p><p>一日の診療が、終わりにさしかかる頃（うちのクリニックでは、１８：３０までなので、それくらい。）、</p><p>彼は、やってきた。</p><p>しかも、問診票の「今日はどうされましたか？」という質問に、</p><p>「自分で話す。」とだけ、ちょっと乱暴に書いてあった。</p><p>&nbsp;</p><p>『今日はどうしたんですか？』</p><p>「実は、２～３日前から、ペニスが痛いのです。」</p><p>『どう、痛いんですか？』</p><p>「シャワーがしみる部分があって、そこがジンジンと痛いんです。」</p><p>&nbsp;</p><p>さっそく、その部分をみてみると、彼が痛いと言っていた場所に、直径２ｍｍ程度の浅い潰瘍が</p><p>２つ認められた。これはいわゆる性器ヘルペス潰瘍の活動期（Active Fhase）のもので、</p><p>皮膚の表面の、「上皮」といわれる薄皮よりも下の層の「真皮」まで達している、</p><p>ちっちゃいけどちょっと深い「けが」のようなものだ。</p><p>まさに、けがに置き換えてみればよくわかるのだが、上っ面の傷はすぐ治る。でも、</p><p>かなり深くすりむいた時は、化膿する確率も高くなるし、何といっても、</p><p>欠損してしまった真皮と上皮を再生させるか、肉芽で置き換えるか、しなきゃいけないので、</p><p>治るのに時間がかかる。それゆえ、一般に、性器ヘルペスの潰瘍は２～４週間で治癒するとされている。</p><p>&nbsp;</p><p>『性器ヘルペスですね。』</p><p>「えっ、ほんとですか。」</p><p>『うん。きちんとした診断をつけるべきだけど、いつ感染したと思う？』</p><p>「たぶん３週間前だと思います。」</p><p>『そんで、２、３日前から、なんとなく赤くなって、水疱ができて、やかて、それが破けて、</p><p>傷みたいな痛みになってきたんでしょ？』</p><p>「まったくその通りです。」</p><p>&nbsp;</p><p>性器ヘルペスとは、単純ヘルペスウィルスによる性器への感染症であり、ボクが所属する</p><p>日本性感染症学会でも、川名先生というヘルペスの大御所の先生がいらっしゃるのだが、</p><p>（産婦人科学会でも世界的に有名な先生です。）</p><p>もしこの先生が、いらっしゃらなかったら、我々日本人はみんな、性器ヘルペスにかかった時に、</p><p>どうしていいかわからず、自殺者続出、なんてことになっていたかもしれない。</p><p>かつて本当にそういうことがあったということも、聞いたことがある。</p><p>（確かに、３０年位前は、現在の抗ヘルペスウィルス薬なんていうのはなくて、</p><p>性器ヘルペスの治療&rarr;ガンマグロブリン投与なんていう時代だったらしい。）</p><p>川名先生、ほんとうに、ありがとうございます。</p><p>&nbsp;</p><p>さて、この性器ヘルペスの基礎知識ね。</p><p>まず、病原体である単純ヘルペスはその核型により、Ⅰ型とⅡ型に分けられる。</p><p>よく、<strong>Ⅰ型が口型</strong>、<strong>Ⅱ型が性器型</strong>なんていわれているが、これだけ世の中オーラルセックスが</p><p>普通に行われていれば、ⅠとⅡの垣根はあまり重要でないかな。</p><p>でも、それぞれに特徴があるんだけどね。</p><p>&nbsp;</p><p>次に、発症のパターンなんだけど、</p><p>&nbsp;</p><p>初めて症状の出た人は、<strong>初発型</strong></p><p>症状が出たのが２度目以降の人は、<strong>再発型</strong></p><p>って言うんだ。</p><p>&nbsp;</p><p>さらに、初発型は、２つに分けられて、</p><p>&nbsp;</p><p>ウィルスが初めて体に入ってきた時は、<strong>急性型</strong></p><p>以前にもうウィルスは体に入ってたんだけど、今回はじめて症状が出たぞっていうのが、<strong>誘発型</strong></p><p>というのです。</p><p>&nbsp;</p><p>ここでクイズです。</p><p>きょうの主人公のUさんのものは、</p><p>１、急性型</p><p>２、誘発型</p><p>３、再発型</p><p>どれだと思いますか？</p><p>&nbsp;</p><p>と、クイズを出しつつ、次回へ続くのだ。</p>]]>
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    <dc:creator>STDと戦うDｒ．</dc:creator>
    <dc:date>2006-06-27T16:56:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/mission_no_std/20060625/1">
    <title>膀胱炎の秘密－ある午後の風景３</title>
    <link>http://blog.m3.com/mission_no_std/20060625/1</link>
    <description>ひとつのお話で、３話目になっちゃったよー。ボクの話って、ちょっとくどいのかなー？作風を変えた方がいいのかな？次回以降、ちょっと考えてみますね。 それでは、続きを。 ボクは彼女におもむろに言った。『Tさん。もしかして、おりものが、気になっていません？』すると彼女は、少し頬を赤らめながら、「なんで、わかるんですか？」という反応。やっぱりそうだったんだ。ボクの目に狂いはなかった。『じゃあ、これから婦人科...</description>
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      <![CDATA[<p>ひとつのお話で、３話目になっちゃったよー。</p><p>ボクの話って、ちょっとくどいのかなー？</p><p>作風を変えた方がいいのかな？</p><p>次回以降、ちょっと考えてみますね。</p><p>&nbsp;</p><p>それでは、続きを。</p><p>&nbsp;</p><p>ボクは彼女におもむろに言った。</p><p>『Tさん。もしかして、おりものが、気になっていません？』</p><p>すると彼女は、少し頬を赤らめながら、</p><p>「なんで、わかるんですか？」という反応。</p><p>やっぱりそうだったんだ。ボクの目に狂いはなかった。</p><p>『じゃあ、これから婦人科の検査をしますよ。』</p><p>「え～。」</p><p>&nbsp;</p><p>気持ちはわかるよ。</p><p>最初、泌尿器科的なことで来院して、治ったと思ったら、いきなり、内診台に上がれなんて</p><p>言われて。</p><p>やっぱり、女性としては恥ずかしいよね。内診台は。</p><p>&nbsp;</p><p>でも、実際に診察してみると、外陰部には特に大きな問題はなかったものの、</p><p>膣内の状態は、予想通り、はかばかしくはなかった。</p><p>具体的には、膣分泌物は、黄色で中等量、膣壁は発赤し、</p><p>子宮膣部には、びらん（薄皮が一枚むけたようになっていることです。）を認め、</p><p>更に、頸管部分にも炎症を認めた。</p><p>この状態を正確に知るために、前回の尿の時と同じく、分泌物の培養と鏡検を行った。</p><p>（それ以外にも、クラミジアPCRと細胞診も。結果は膣分泌物からは、Ｅ．Coli「大腸菌」多数、</p><p>クラミジア陰性、細胞診ではクラスⅡ「炎症像あり」ってことであった。）&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>検体をとり終えてすぐに見た分泌物の鏡検では、尿の時と同じように、桿菌が、背景にあたる</p><p>白血球の間に間に、おびただしい数で存在しているのがわかった。</p><p>&nbsp;</p><p>『おそらく、一連の繰り返す膀胱炎の原因は、性器にあります。』</p><p>「ほんとですか～？」</p><p>『うん。やはりこれほどまでに繰り返す、膀胱炎は、どこかに病原体をキープする場所がないと、</p><p>原因の説明ができないでしょ？』</p><p>「それが、わたしのアソコってことですか～？｣</p><p>『そうだよ。いま、診察しても、膣炎のような状態になっているし、膣の分泌物を顕微鏡で</p><p>みたら、おしっこの時と同じような、大腸菌みたいのが、いっぱいいたよ。』</p><p>「どうしよー。半年も、こーゆー状態だったのに。」</p><p>彼女は何か心配している。</p><p>『なんか、心配してるでしょ？』</p><p>「彼にうつしてしまったんじゃないかと思って。」</p><p>『そんなこと、気にしなくていいよ。だって彼は、何も言ってはいないんでしょ？</p><p>男性で大腸菌が原因で尿道炎起こす人って、うちでも年間に数えるほどだもん。』</p><p>&nbsp;</p><p>ここまでの話で、読者の皆さんの中に、疑問を感じている方はいらっしゃらないだろうか？</p><p>逆に、感じていたらすごい洞察力ってことになるんだけど。</p><p>それは、彼女は大腸菌による膀胱炎で、５日間の抗生剤治療を行った。</p><p>しかもその膀胱炎は、ここ半年の間に８回も繰り返すほどのしつこさである。</p><p>原因はどうも、大腸菌による膣炎が、病原体の供給源であったみたいだ。</p><p>でもまてよ。彼女はすでに、抗生剤を飲み終えてるぞ。</p><p>抗生剤飲んでるのに、膣内に大腸菌が棲息しているなんて、おかしいぞ？</p><p>だって膀胱の大腸菌は死んじゃってるんでしょ？</p><p>&nbsp;</p><p>まさに、ここなのだ。</p><p>ここで、結論づけてしまうと、抗生剤を投与した場合、それが膣内にいる細菌にまで、</p><p>到達するか、しないかは、ほぼ、その人の体質による、と言い切ってしまっていいのだ。</p><p>このＴさんの場合は、膀胱内の大腸菌は抗生剤によって、死滅した。</p><p>でも、そんな状態でも、膣内にいる大腸菌は普通に生きながらえていたということになる。</p><p>もし、そうでない体質の方なら、膀胱・膣、同時に治療ができるはずなのだが、</p><p>彼女の（体質の）場合は、だめだった。</p><p>&nbsp;</p><p>じゃあ、治療はどうするの？ってことになるのだが、これは、</p><p>婦人科的な古典とも言える方法でいくしかない。</p><p>『洗浄して、お薬を膣の中に入れるということを、何回か繰り返していけば、</p><p>膣内の細菌は死滅させることができる。そうすれば、８回繰り返した、膀胱炎とも</p><p>さよならだね。』</p><p>&nbsp;</p><p>それから、彼女は約１週間、まじめに通院してきた。</p><p>やはり、午後１番目の患者さんとして。</p><p>&nbsp;</p><p>そういえば、最後に彼女を診てから、もう半年以上経つが、</p><p>膀胱炎の再発は未だないようである。（と思う。）</p><p>もう、午後のカルテリストの最上部に彼女の名前が書かれることはなくなった。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>さて、３話にわたってお送りしたお話は、ちょっと性感染ということからは、ずれましたね。</p><p>でも、こういった患者さんが多いのも、また事実。</p><p>ボクは、結局、性感染症だけでなく、その類縁ともよべる疾患すべてにおいて、</p><p>対応できるスキーム（粉ミルクじゃないよ。）を作り上げることが必要なんだといつも考えています。</p><p>もちろん、ボクが世界を救うためにね。ｗｗ</p><p>次回は、またSTDに戻ります。世魯誌句！（なんじゃ、こりゃ。）</p>]]>
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    <dc:creator>STDと戦うDｒ．</dc:creator>
    <dc:date>2006-06-25T16:44:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/mission_no_std/20060623/2">
    <title>膀胱炎の秘密－ある午後の風景２</title>
    <link>http://blog.m3.com/mission_no_std/20060623/2</link>
    <description>日本代表、だめでしたね。最初の得点が、日本チームによるものだったので、ちょっと期待しちゃったボクがバカでした。でも、一瞬の夢は見れましたよね。ブラジル、ほんとにありがとう。あの１点をプレゼントしてくれて。その優しさは、決して忘れないからね。 さあ、気持ちを切り替えて、きのうの続きです。 と、行こうと思いましたが、ひとこと。先ほどボク宛に、ｍ３．com　からメールがきまして、ASKドクターなるサイト...</description>
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      <![CDATA[<p>日本代表、だめでしたね。</p><p>最初の得点が、日本チームによるものだったので、ちょっと期待しちゃったボクがバカでした。</p><p>でも、一瞬の夢は見れましたよね。</p><p>ブラジル、ほんとにありがとう。あの１点をプレゼントしてくれて。</p><p>その優しさは、決して忘れないからね。</p><p>&nbsp;</p><p>さあ、気持ちを切り替えて、きのうの続きです。</p><p>&nbsp;</p><p>と、行こうと思いましたが、ひとこと。</p><p>先ほどボク宛に、ｍ３．com　からメールがきまして、ASKドクターなるサイトがあるから、</p><p>やりませんか？みたいなのが書いてありました。</p><p>早速、これは、ボク向きだと思い、性感染症撲滅へのステップにしなくては、と、</p><p>STDと戦うDr．という名で登録し、「どんな質問が、一般の方から寄せられるのかな？」</p><p>と、ページを開こうとすると、重い、重い。</p><p>これじゃー、無理だよ。せっかくやる気だったのにさ。</p><p>ちゃんと、してください。管理してる方は。</p><p>&nbsp;</p><p>ということで、彼女は、再来の時もやはり、午後の一番目の患者として、現れた。</p><p>&nbsp;</p><p>『症状の方は、どうなりましたか？』</p><p>「すっかりよくなっちゃいました。」</p><p>『でも、ここまでは、いつもと同じでしょ？』</p><p>「そうですけど。。。。」</p><p>『今回の検査結果では、あなたの尿１ml　の中に、大腸菌が１００万個いたということが</p><p>わかりました。通常、１０万個もいると、かなりの自覚症状が出るんですけどね。』</p><p>「え～。１００万個も～。」</p><p>&nbsp;</p><p>彼女は、腰を抜かしそうになっていた。無理もない。</p><p>自分の尿のそれまた１ml　のなかに１００万個もの大腸菌。</p><p>ふつうでは、到底考えられない数だ。</p><p>しかも、ちょっと昔に、おしっこ健康法なるものがあって、いかにも健康そうなおじさんが</p><p>テレビに出演し、腰に手をあてがいながら、おしっこを一気飲みするなんていうのがあった。</p><p>その彼らのいいぶんの一つに、「おしっこっていうのは、無菌なのです。きれいなのです。」</p><p>っていうのがあったが、確かにそのとおりですよ、だからって、飲むっていうのもねぇ。</p><p>でも、その場合の菌の数は１ml　中に０（ゼロ）個っていうことだから、比較すると、</p><p>確かにすごすぎる。１００万対０　だからね。</p><p>間違っても、初診時の彼女のおしっこは飲めるものではない。</p><p>ただし、かなり特殊な趣味をもった殿方なら、食中毒覚悟で</p><p>飲むことはできるだろうけど。。。</p><p>&nbsp;</p><p>おしっこ健康法はこのくらいにして、その次の課題にとりかからなくては。</p><p>すなわち、</p><p>「なぜ、半年の間に８回もの膀胱炎を繰り返したのか？」という謎に迫るということなのだが。</p><p>&nbsp;</p><p>今宵は、少々、話が長くなってきたのでございます。</p><p>この続きは、またの機会にいたしとうございます。</p><p>（たしか、こんなエンディング、何かであったな。）</p><p>次回、この話は第３話となってしまいますが、みなさん、あきれないで、ついてきてくださいね。</p>]]>
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    <dc:creator>STDと戦うDｒ．</dc:creator>
    <dc:date>2006-06-23T23:51:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/mission_no_std/20060622/1">
    <title>膀胱炎の秘密－ある午後の風景１</title>
    <link>http://blog.m3.com/mission_no_std/20060622/1</link>
    <description>みなさん、UPが遅れて、本当にすみません。日本VSクロアチア戦から、なんだか落ち込んでいます。確か、決勝ラウンドに抜けるには、２点差以上つけて、ブラジルに勝ち、ですよね。あと何時間かしたら、始まっちゃうんですよね。ジーコよ、頼む。ブラジル代表のユニホームを着て、３回ほど、オウンゴールしてくれ～。マジで頼む。あなたなら、ブラジル国民もきっと許してくれるはずだ。 ということで、今日は、２４歳Tさん♀の...</description>
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      <![CDATA[<p>みなさん、UPが遅れて、本当にすみません。</p><p>日本VSクロアチア戦から、なんだか落ち込んでいます。</p><p>確か、決勝ラウンドに抜けるには、２点差以上つけて、ブラジルに勝ち、ですよね。</p><p>あと何時間かしたら、始まっちゃうんですよね。</p><p>ジーコよ、頼む。ブラジル代表のユニホームを着て、３回ほど、オウンゴールしてくれ～。</p><p>マジで頼む。あなたなら、ブラジル国民もきっと許してくれるはずだ。</p><p>&nbsp;</p><p>ということで、今日は、２４歳Tさん♀のお話を。</p><p>&nbsp;</p><p>午後の診療が始まると、すぐに新患であるTさんの名前が、電子カルテのリストの一番上にあった。</p><p>開いてみると、彼女の主訴は、</p><p>「膀胱炎のようです。」とのこと。</p><p>自分の病気が自分でわかってるんだー。と、その時はただ漠然と思っていた。</p><p>&nbsp;</p><p>『今日はお小水が、おかしいんですか？』</p><p>「先生、私はこの半年、もう７回も膀胱炎になっているんです。」</p><p>『じゃあ、今回で８回目ですか？』(あたりまえじゃん！）</p><p>「そうです。友達の話を聞くと、膀胱炎っていうのは、癖になるっていうじゃないですか。」</p><p>『で、そのつど、どうしていたんですか？』</p><p>「お水をたくさん飲んだりして、治るときもありましたが、だめなときは、</p><p>近くの内科のお医者さんに診てもらったりしました。」</p><p>『その時、内科の先生は、どんなことをおっしゃってましたか？』</p><p>「膀胱炎ですね。薬を出しておきます。とだけ、おっしゃっていました。」</p><p>『どんな細菌がいたかということは、説明がありましたか？』</p><p>「それはありませんでした。」</p><p>&nbsp;</p><p>ということだったので、ボクとしては、今回の膀胱炎はもちろん治し、その原因を</p><p>突き止めて、さらに、再発防止に努めなければならないという、使命を感じとったのだった。</p><p>&nbsp;</p><p>今回のような場合、尿の細菌培養を行うのは当たり前だが、当症例では、尿沈渣</p><p>（採ったおしっこを試験管みたいな、スピッツと呼ばれるものに入れて、遠心機に入れた後、</p><p>底に沈んだものを顕微鏡で見る検査です。）</p><p>を見ておいたほうがいいと思われたので、やってみると、</p><p>いかにも大腸菌という、桿菌の集まりが、強拡大の視野いっぱいに見ることができた。</p><p>&nbsp;</p><p>昨今、こういったふつうに見られる大腸菌でも、薬剤耐性が問題になる場合があるが、</p><p>今回の場合は、治療そのものよりも、そこから先の方が大事だと思われたので、</p><p>とりあえず、ニューキノロン系の抗生剤を５日分処方して、</p><p>『飲み終わったらすぐに来てください。注意事項として、１日２リットルの水分をとって、</p><p>薬は規則正しく、服用するようにしてください。』との指示を出して、その日の診察が終わった。</p><p>彼女は、２リットルという言葉に、さすがに戸惑いを隠せなかったが、</p><p>なんとか、飲んでやろうという、意気込みは、ひしひしと感じられた。</p><p>&nbsp;</p><p>５日後、彼女が、再来した。</p><p>やはり、午後の１番目の患者さんとしてであった。</p><p>&nbsp;</p><p>＜すいません。体調が悪いんで、今回ここでやめちゃっていいですか？続くってことで。＞</p><p>P．S．今回の症例は一見すると、泌尿器科領域の話に思えるかもしれないが、</p><p>このままで行ってしまうのか、それとも、性感染症とのオーバーラップを見るのか、</p><p>まさに、含みを持たせた、このエンディングに、ボクの拙い野望が見え隠れするのでした。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>STDと戦うDｒ．</dc:creator>
    <dc:date>2006-06-22T20:09:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/mission_no_std/20060618/1">
    <title>淋病と戦う２</title>
    <link>http://blog.m3.com/mission_no_std/20060618/1</link>
    <description>続きです。お待たせいたしました。他のブログの記事を書いていて、昨日は更新できませんでした。申し訳ありませんでした。で、さっそくいきますよ。 ボクはその時、この男の子が、まさにマスタータイプの人物であることを感じ取った。 『なにが、困っちゃったんですか？』「あそこから膿が、ドボドボと出るんです。」『いつからですか？』「もう、出始めてから１週間になります。」『なんで、すぐに来なかったの？』「治ると思っ...</description>
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      <![CDATA[<p>続きです。</p><p>お待たせいたしました。</p><p>他のブログの記事を書いていて、昨日は更新できませんでした。</p><p>申し訳ありませんでした。</p><p>で、さっそくいきますよ。</p><p>&nbsp;</p><p>ボクはその時、この男の子が、まさにマスタータイプの人物であることを感じ取った。</p><p>&nbsp;</p><p>『なにが、困っちゃったんですか？』</p><p>「あそこから膿が、ドボドボと出るんです。」</p><p>『いつからですか？』</p><p>「もう、出始めてから１週間になります。」</p><p>『なんで、すぐに来なかったの？』</p><p>「治ると思ったんです。しかも、かなり痛くなってきて。」</p><p>『もうそろそろ、限界なんだね。』</p><p>「せんせー。どうにかしてください。あうっ。」</p><p>&nbsp;</p><p>と言いつつ彼は、ボクが、脱いで見せてくださいとも</p><p>なんとも言ってないのに、もうズボンのベルトに手をかけている。</p><p>なんとも慣れた手つきである。しかも動きに美さがある。</p><p>ボクがもし女性だったら、この動作だけで、彼にほれて</p><p>いたかもしれない。</p><p>しかも、ズボンが下におりていくのに引き続いて、彼は、</p><p>６つに割れた腹直筋の</p><p>下端をおおっている、カルバンクラインのアンダーウェアーにも手をかけた。</p><p>(なんか、官能小説みたい。）</p><p>&nbsp;</p><p>ちょっと話はそれるが、ボクは男性の下半身を診察するとき、</p><p>大抵、看護師（ナース）に</p><p>席をはずさせるようにしているが、この時は、そう、指示する時間がなかったのもあるが、</p><p>看護師が、席をはずしていなかった。っていうか、はずそうとしていなかった。</p><p>彼女は、彼という存在に、確かにくぎ付けになっていた。</p><p>きっと、もし、この彼との出会いが、クリニックという場所でなかったのであれば、</p><p>彼女もまた、彼のハーレムに取り込まれていたかもしれない。</p><p>&nbsp;</p><p>やがて彼は、自分の生殖器を露出させた。</p><p>かわいそうに、その尿道口からは、先ほど、診察前に採尿したのにもかかわらず、</p><p>もう、黄色の膿がにじみ出ていた。しかも大量に。</p><p>ボクはそれを見た瞬間に、『これは、淋病だよ。』と言った。</p><p>そして、『これに、クラミジアが一緒になって感染しているかは、検査してみないと</p><p>わからないけどね。』と、付け加えた。</p><p>&nbsp;</p><p>実際に、彼の尿道から採取した分泌物を、検鏡してみると、</p><p>グラム陰性の双球菌が認められた。</p><p>（ちょっとむずかしいかな？要するに、淋菌の顕微鏡的な、見かけの特徴ね。）</p><p>&nbsp;</p><p>『だいたい、この疾患の潜伏期は３～７日とされてるけど、症状の出るそれくらい前に、</p><p>うつるようなことはあったの？』</p><p>「思いっきり、いっぱいありました。」</p><p>『思いっきりということは、誰とか、特定できないの？』</p><p>「いっぱいいすぎて、誰とか、ぜんぜんわからないっス。」</p><p>&nbsp;</p><p>かっこいいんだか、だらしないんだか、わからないけれども、</p><p>男だったら、一度は言ってみたいようなフレーズである。</p><p>&nbsp;</p><p>『でもさ、わからないんだったら、全員をなおさなきゃ、君だけ治したって、またうつって、</p><p>ここに来る事になっちゃうよ。』</p><p>ボクは正論を唱えた。</p><p>「じゃ、全員と別れます。」彼はあっさりと言ってのけた。</p><p>（ちょっと、まてよー。）</p><p>それから、よくよく彼の話を聞いてわかったのだが、自分のハーレム内に、自分をうらぎって、</p><p>病気を持ち込んだ女の子がいることに、彼は、嫌悪感どころか、</p><p>憎悪の念さえ感じていた。</p><p>なんとも、自分勝手な論理なのであるが、その時彼は、真剣に、自分と関係のある</p><p>女の子全員を恨んでいるようだった。</p><p>&nbsp;</p><p>これは、何とか説得しなければ。</p><p>彼が、女の子に対してきれてしまって、自分のハーレムを解散するのは、</p><p>全く彼の自由だ。しかし、その結果、淋菌に感染した何人もの女の子が、彼のもとを離れ、</p><p>野に放たれる。それだけは、公衆衛生学的にいっても、絶対に、防がなくてはならない。</p><p>&nbsp;</p><p>『ちょっとまって。君は、彼女たちに怒りを感じてるみたいだけど、もし、このまま彼女たちが</p><p>放置されたら、どうなっちゃうかわかる？』</p><p>「病気のままってことっスすか？」</p><p>『もちろん、そうだし、誰か他の男性に、病気をうつしてしまうってこともある。</p><p>でも、それ以上に、彼女たち自身の身体が、病原体によって破壊されていってるって、</p><p>わかるかなぁ。』</p><p>「そうなんスか？」</p><p>『うん。淋菌というのはね、組織破壊性の強い病原体といえるよ。</p><p>例えば、病原体をやっつけて、淋病は治ったという状態になっても、女子の場合、</p><p>その後に、赤ちゃんが欲しくなって、妊娠しようとした時、卵管の通過障害から、</p><p>不妊という状態になったり、子宮外妊娠となってしまったり。あとから起こるダメージが、</p><p>かなり、シビアな問題になってくるね。』</p><p>「つまり、すぐに治療しなければならないってことっスか？」</p><p>『わかってきたみたいね。そう、彼女たちをそういった危険から救えるのは、</p><p>君しかいないんだよ。だから、女の子全員に医療機関の受診をすすめてよ。頼むよ。』</p><p>「そうだったのかー。」</p><p>彼は、自分勝手な怒りに身を任せ、一時は、すべての責任を放棄しようとしていたが、</p><p>何とか思いとどまってくれた。</p><p>そればかりか、最後は、自分の責任を強く感じてくれて、</p><p>マスターとしての自覚と誇りを、取り戻してくれた。</p><p>&nbsp;</p><p>彼の治療は、初診時の段階では、クラミジアが否定できなかったため、</p><p>テトラサイクリン系の抗生剤の内服から開始した。４８時間経てば、淋菌の培養が終了するので、</p><p>その薬剤感受性から、おのずと、至適な抗生剤が確定するだろう。</p><p>&nbsp;</p><p>今でも、淋病のガイドラインを見ると、治療の第一選択は、抗生剤（セフェム系の注射）であるが、</p><p>淋菌の感受性まで、完全に把握し、確実に患者さんを治療からドロップアウトさせない</p><p>のであれば、経口剤による治療も可能なのに、そう決めてある。</p><p>しかも、クラミジアとの同時治療が必要である局面も、昨今多くなってきている。</p><p>（淋菌の注射剤はセフェム系で、クラミジアの経口剤はマクロライド系またはテトラサイクリン系。</p><p>見てのとおり違うものなのです。）</p><p>それなのに、淋菌は何が何でも、セフェム注っていうのもねー。</p><p>間違った抗生剤を用いず、診断、治療のスキームが出来上がっているのならば、</p><p>やり方は、いろいろあっていいと思うけど。。。まっ、いいか。</p><p>&nbsp;</p><p>いろいろあったが、治療は順調に終了し、彼は淋病を克服した。</p><p>また、それと同時に、彼のハーレムの女の子たちの、身体的な危機も救えたと思う。</p><p>（もっと時間が経たなければ、本当はどうだったか、わからないけど。。）</p><p>&nbsp;</p><p>それにしても、いつの世の中も、男と女っていうのは、数がだいたい同じなのにもかかわらず、</p><p>不均等に、関係を形成していくものだな。</p><p>もてるやつ（女の子も）は、徹底的&nbsp;にもてる。</p><p>でも、もてないやつは、恋人なんか全然できなくて、６年ぶりにヘルスにいって、</p><p>なんかうつされてくるなんてことがあるからな。</p><p>なんか、せつないな。</p><p>これも、人類のDNAに刻まれた、弱肉強食の宿命といえるのだろうか。</p><p>&nbsp;</p><p>ま、そんなこともさておいて、世界を救えるのは、やっぱりボクしかいないっていうことかな。</p><p>（どーして、そーなっちゃうわけ？）</p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>STDと戦うDｒ．</dc:creator>
    <dc:date>2006-06-18T20:56:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/mission_no_std/20060616/1">
    <title>淋病と戦う１</title>
    <link>http://blog.m3.com/mission_no_std/20060616/1</link>
    <description>みなさん本当にありがとうございます。まだ４本しか、記事を書いていないのに、おかげさまで、アクセスがどんどんと増えていっております。（どんどんと言っても、本当はそんなにたいしたことないんだけどね。）ただ、僕が世界を救うレベルにまでは、全く達しておりません。（あたりめーだろ。） そこで皆さんにお願いです。このブログを広めていただきたいのです。「みんな、これ読んでみなよ。変なやつが書いてるよ。」って感じ...</description>
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      <![CDATA[<p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">みなさん本当にありがとうございます。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">まだ４本しか、記事を書いていないのに、</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">おかげさまで、アクセスがどんどんと増えていっております。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">（どんどんと言っても、本当はそんなにたいしたことないんだけどね。）</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">ただ、僕が世界を救うレベルにまでは、全く達しておりません。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">（あたりめーだろ。）</span><span style="font-size: 9pt">&nbsp;</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">そこで皆さんにお願いです。</span><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">このブログを広めていただきたいのです。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">「みんな、これ読んでみなよ。変なやつが書いてるよ。」って</span><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">感じで、ぜんぜんかまいません。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">でもみんな、やがては、</span><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">「こんなにためになることが書いてあったなんて。ワンダフォー。」</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">みたいに、変わっていくに違いありません。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">そうなって、初めて、ボクの野望が、実を結ぶのです。</span><span style="font-size: 9pt">&nbsp;</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">では、今日のテーマ、淋病と戦う♂、をお送りしましょう。</span><span style="font-size: 9pt">&nbsp;</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">僕が、患者さんを診る時に、つねに心がけていることがある。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">それは、その患者さんが、ハンターなのか、マスターなのか、</span><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">ということだ。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">今、みなさんは、「コイツなにいってんの？」って感じだと思うけれど、</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">まあ、ちょっと聞いてください。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">ハンターと言うのは、言葉の通り、狩人のこと。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">つねに、異性を求めていて、チャンスがあれば、捕獲する。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">自分からガンガンいくけど、最終的には、獲物の数が限られている。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">まあ、ひとりでいくらがんばってみても、数は知れているってことかな。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 9pt">&nbsp;</span><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">それとは対極の位置にあるのが、マスターだ。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">マスターという言葉だけだと、ちょっと分かりづらいが、</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">マスター・オブ・ハーレムとか、マスター・オブ・プライドなどと、</span><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">言えば、</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">少しは分かりやすいかもしれない。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">つまりは、ほっておいても、異性が寄ってくる人のことだ。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">自分では、あまりその気がなくても、周りが静かにしておいてくれないので、</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">結局その人の、性的な機会は、多くなり、経験も豊富になる。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">ちょっと信じられないだろうが、実際にこういう人は存在するのである。</span><span style="font-size: 9pt">&nbsp;</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">どちらがよくて、どちらが悪い。なんてことは、全くないのだが、</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">ボクのように、病気を治すという立場の人間は、こういう場合に、</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">マスタータイプの人間に、テンションを上げて、臨むということが、</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">一般的なのではないだろうか？</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">現に、ハンタータイプの人間は、相手がプロの人で、治療対象になるのが、</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">そのハンター本人だけ、ということが多いのであるが、</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">マスタータイプの場合、その人のハーレム全体を、治療しようと思うと、</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">とてつもない数になる場合がある。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">そういう人は、普段、その数を自慢</span><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">しているわけではないと思うが、本当にすごい。</span><span style="font-size: 9pt">&nbsp;</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">今回の主人公になってもらおうと思った、</span><span style="font-size: 9pt">S</span><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">君は、まさに、</span><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">マスタータイプの典型的な青年だ。</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">（簡単に言えば、いい男で、フェロモンとオーラがめちゃくちゃ出てるってこと。）</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">その彼が、初めてボクの外来にやってきたとき、</span></p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">端正で、陽にやけた顔を、少し曇らせ、やや茶色がかった前髪をかきあげながら、</span><span style="font-size: 9pt">&nbsp;</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">「せんせー。おれ、こまっちゃったんス。」</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 9pt">&nbsp;</span><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">と、売れっ子のホストが、ドンペリをおねだりするような潤んだ瞳で、</span><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">ボクを見つめたのだ。</span></p><p>&nbsp;</p><p><span style="font-size: 9pt">&nbsp;</span><span style="font-size: 9pt; font-family: &#39;ＭＳ 明朝&#39;">＜なんか、ぜんぜん淋病の方に、話が持っていけないまま、記事のボリュームが多くなってしまいました。ということで、このお話は、続くってことにしてほしいっス。＞</span></p>]]>
    </content:encoded>
    <dc:creator>STDと戦うDｒ．</dc:creator>
    <dc:date>2006-06-16T21:38:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/mission_no_std/20060615/2">
    <title>細菌性膣症（BV）と戦う２</title>
    <link>http://blog.m3.com/mission_no_std/20060615/2</link>
    <description>昨日は、たしか、このＢＶの原因はわからないけど、誘因だったら、統計的にわかってるよ、ってところまで、いってたんですよね。 では、つづきです。 その誘因とは。。。。１．複数のＳＥＸパートナーをもつこと。また、新しいパートナーと関係をもつこと。２．膣内を、習慣的に自分で洗浄してしまうこと。３．避妊用子宮内装具（ＩＵＤ）を用いること。 この３つが、ＢＶの誘因とされています。 よく、患者さんが心配されてい...</description>
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      <![CDATA[<p>昨日は、たしか、このＢＶの原因はわからないけど、</p><p>誘因だったら、統計的にわかってるよ、って</p><p>ところまで、いってたんですよね。</p><p>&nbsp;</p><p>では、つづきです。</p><p>&nbsp;</p><p>その誘因とは。。。。</p><p><strong>１</strong>．複数のＳＥＸパートナーをもつこと。また、新しいパートナーと関係をもつこと。</p><p><strong>２</strong>．膣内を、習慣的に自分で洗浄してしまうこと。</p><p><strong>３</strong>．避妊用子宮内装具（ＩＵＤ）を用いること。</p><p>&nbsp;</p><p>この３つが、ＢＶの誘因とされています。</p><p>&nbsp;</p><p>よく、患者さんが心配されている、トイレだとか、プールだとか、</p><p>寝具とかからの感染は考えなくてもいいのです。</p><p>&nbsp;</p><p>また、この３つのうち、現在の日本では、<strong>３</strong>．のＩＵＤは、かなり少数派になってきてますよね。</p><p>&nbsp;</p><p>さらに、<strong>２</strong>．に関して言えば、ウォシュレットがこれだけ普及した今、</p><p>その、ビデ機能を使うな、と言う方が無理ですね。</p><p>でも、まあ、もしビデを使うのであれば、上っ面だけでいいのではないか、と思います。</p><p>中の方まで、しっかり洗って、分泌物を完全に洗い流してしまうと、</p><p>そこに常在していた、良い菌（乳酸菌等）も</p><p>すっかりいなくなってしまいますから。</p><p>&nbsp;</p><p><strong>１</strong>．に関して、ボク個人の意見では、女子は、新しいパートナーとSEXをする時は、</p><p>たとえ相手がどんなに真面目で、</p><p>いわゆる性感染症を持っていなくても、今回の話題である</p><p>BVにかかってしまう危険があることを、いつも認識していてほしい。</p><p>そして、実際の臨床の現場では、昨日のブログにでてきた、</p><p>１８歳の女の子のように、BVに罹っているすべての女性が</p><p>自覚症状を訴えるわけではないことを覚えておいてほしい。</p><p>（約半数の女性で無症候のままBVが持続します。）</p><p>&nbsp;</p><p>あと、複数のSEXパートナーに関しては、性感染症撲滅計画を遂行しているボクにとって、</p><p>賛成できないスタイルと言えるな。たまに、そういう患者さんも</p><p>いるにはいるが、特にこのBVについては、もーほんとに治らない、治らない。</p><p>だからね。1人のひとを決めて、病気がないのを確認して、</p><p>お互いにそのひととだけって関係を築こうよ。</p><p>別に、そのまま、結婚しろっていってるわけじゃないんだから。</p><p>将来のことは気楽に考えながらも、病気にはきびしいモラルで、なんていうのは、サイコーだとおもうな。</p><p>&nbsp;</p><p>１８歳の患者さんの続きです。</p><p>『とにかく、膣の中の菌をやっつけるからね。』</p><p>「え～、せんせー、どれくらい日数かかるの？」</p><p>『１週間から１０日くらいかな。』</p><p>「そんくらい、通えば治るんだ。」</p><p>『そうだよ。まず、治そうよ。』</p><p>&nbsp;</p><p>治療は、ほんとのことを言えば、まだ確立してない。</p><p>でも、経験的に、膣の洗浄とクロマイ膣錠挿入、うまくいかない時は、</p><p>マクロライド系抗生剤やメトロニダゾールを服用してもらうことにしている。</p><p>&nbsp;</p><p>帰り際に、彼女が言う。</p><p>「せんせー、やっぱさ、治してる時は、Hしちゃだめだよね？」</p><p>『だめだよ。ぜったい。』</p><p>「やっぱそーかー。」</p><p>&nbsp;</p><p>言うと思ったけどやっぱり言ったかー。</p><p>君は、１０日の間、じっくり考えてみるんだ。</p><p>（彼の方は、あつーくなってしまいそうだけど。）</p><p>&nbsp;</p><p>まあ、いずれにしても世界はボクが救うんだけどね。（またかよ。）</p><p>&nbsp;</p>]]>
    </content:encoded>
    <dc:creator>STDと戦うDｒ．</dc:creator>
    <dc:date>2006-06-15T22:57:00+09:00</dc:date>
  </item>
  <item rdf:about="http://blog.m3.com/mission_no_std/20060614/_BV_">
    <title>細菌性膣症（BV）と戦う１</title>
    <link>http://blog.m3.com/mission_no_std/20060614/_BV_</link>
    <description>前回、は♂のクラミジアのお話をしましたが、今回は、細菌性膣症（Bacterial　Vaginosis：BV）でいきます。もちろん、膣症っていうくらいですから、女性の疾患であることは、わかりますよね。あと、断っておきますが、この疾患は、細菌性膣炎とは別の病気です。同じだと思っていた人は、この記事で考えを改めてくださいね。 １８歳の女の子がボクの外来にやってきた。いつもは、生理不順（月経不順）で診てい...</description>
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      <![CDATA[<p>前回、は♂のクラミジアのお話をしましたが、</p><p>今回は、<strong>細菌性膣症（Bacterial　Vaginosis：BV）</strong>でいきます。</p><p>もちろん、膣症っていうくらいですから、女性の疾患であることは、わかりますよね。</p><p>あと、断っておきますが、この疾患は、細菌性膣炎とは別の病気です。</p><p>同じだと思っていた人は、この記事で考えを改めてくださいね。</p><p>&nbsp;</p><p>１８歳の女の子がボクの外来にやってきた。</p><p>いつもは、生理不順（月経不順）で診ている子だ。</p><p>「せんせー、今日は、おりものが変だから、来ちゃった。」</p><p>『変て、どうしたのよ？』</p><p>「何かね、すっげーくさいの。それから量もハンパないしー。」</p><p>『どんくらい前からなの？』</p><p>「１週間前くらいからで、生理が終わったとたん、こんな感じになってたー。」</p><p>『そっか。誰かから何か、うつされたような気はする？』</p><p>「思いっきりするしー。たぶんあいつ。」</p><p>&nbsp;</p><p>ということで診察してみると、やはり、膣分泌物は、彼女が訴えたとおりで、</p><p>色は、ほぼ白色で、さらっとしていて、量は大量といってもいいくらい。</p><p>（本人はさらに、おしっこではないってことを強調していたけどね。）</p><p>そして、さらに、彼女が言うところの、すっげーくさいというのも、確認できた。</p><p>これは、いわゆる魚臭というやつで、ある種の細菌が、膣内で増殖したときのものだ。</p><p>こういう状態なのにもかかわらず、外陰部の皮膚は正常だし、膣の内壁だって、</p><p>たいして赤くなく、ノーマルといってもいいくらい。</p><p>&nbsp;</p><p>細菌学的な検索においては、クラミジアPCRは陰性で、</p><p>膣分泌物培養で、ガードネレラ、プレボテラ、エンテロコッカス、B群連鎖球菌などが検出されました。</p><p>&nbsp;</p><p>これなんですね。どうってことのない菌が、乳酸菌やデーデルライン桿菌</p><p>（この２つはいてもいい菌で、いい者です。）</p><p>に打ち勝って、数的に優位な状態になる。</p><p>こういった膣内の状況を、細菌性膣症（BV）というのです。</p><p>&nbsp;</p><p>このBVによくみられる症状を、さっきの彼女の訴えに付け加えるとすれば、</p><p>&nbsp;</p><p>膣口付近がちょっと痛痒い。</p><p>おしっこの時に、尿道の違和感と陰部のしみる感じがある。</p><p>SEXのあとは、おりものの量・臭いが共に増して、痛痒さも強くなる。</p><p>&nbsp;</p><p>こんなのがあると思います。</p><p>ただし、男子にうつされたっていうのは、この疾患の場合、あてはまらないかな。</p><p>っていうのも、ボクは女子のこの疾患を診る時、できる限り、相手側の男の子も診るようにしてるから。</p><p>そうした時に相手の男の子に、細菌学的なスクリーニングをかけると、ほぼ全例、何も検出できないのだ。</p><p>つまり、女子に対して、うつすものがないってこと。</p><p>&nbsp;</p><p>これは実に不思議な現象で、国内はおろか海外の微生物の研究者たちにも、よくわかってない。</p><p>だだ、ごく最近の海外の知見によれば、一般の培養検査では検出することのできない細菌の存在も</p><p>明らかになってきているということで、そういったものが、特定の男女間で、行き来しているという考え方や、</p><p>あくまでも、これは、女性の膣内だけで起こる、細菌たちのアンバランスによって生じるとした考え方もある。</p><p>でもね、原因は、はっきりしなくても、このBVの誘因については、統計的にはっきりしているんだ。</p><p>それは。。。。。。。。</p><p>&nbsp;</p><p>＜この記事、ちょっとボリュームが多くなってきちゃったので、次回へと続くってことでいいっすか？＞</p>]]>
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    <dc:creator>STDと戦うDｒ．</dc:creator>
    <dc:date>2006-06-14T22:07:00+09:00</dc:date>
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  <item rdf:about="http://blog.m3.com/mission_no_std/20060613/1">
    <title>クラミジアと戦う</title>
    <link>http://blog.m3.com/mission_no_std/20060613/1</link>
    <description>昨日の夜は、ほんとにくやしい思いをしましたね。日本ＶＳオーストラリア戦守ることの難しさと、攻める側の精神的な優位性を、まざまざと見せつけられた感じでした。 ならば、 ボクも攻めるのみ！！（なにを？） ということで、今日は、クラミジア♂でいこー。（いきなりかよ。） 「３日前から、何となく、おしっこをするときに、引っかかるような感じがして、昨日からは、パンツに、ちょっと、なんだか白いものが着くようにな...</description>
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      <![CDATA[<p>昨日の夜は、ほんとにくやしい思いをしましたね。</p><p>日本ＶＳオーストラリア戦</p><p>守ることの難しさと、攻める側の精神的な優位性を、</p><p>まざまざと見せつけられた感じでした。</p><p>&nbsp;</p><p>ならば、</p><p>&nbsp;</p><p><strong>ボクも攻めるのみ</strong><font color="#ff0000">！！</font>（なにを？）</p><p>&nbsp;</p><p>ということで、今日は、クラミジア♂でいこー。（いきなりかよ。）</p><p>&nbsp;</p><p>「３日前から、何となく、おしっこをするときに、</p><p>引っかかるような感じがして、昨日からは、パンツに、</p><p>ちょっと、なんだか白いものが着くようになってきました。」</p><p>と患者さん。</p><p>ボクは、「で、うつったかなー、なんて思った出来事があった</p><p>のはいつ？」と、大抵、やんわりと聞くことにしている。</p><p>そうすると、患者さんは、「○月○日ですかね。」なんて、</p><p>しっかり、覚えていることが多い。まーほとんどの場合、</p><p>クラミジアという疾患では、潜伏期といわれる期間は、</p><p>２週間とみていいでしょう。（ちょっと、おおざっぱ？）</p><p>さらに、ボクは、たたみかけていく。</p><p>「どんなことをしちゃったわけ？」</p><p>患者さんは、「やってないっすよ。ぜんぜん。口だけっすよ。」</p><p>やってるじゃん。じゅうぶん。</p><p>「どんなヒトとそんなんなっちゃったわけ？」とボク。</p><p>「まあ、いわゆる、ピンサロってやつです。」</p><p>&nbsp;</p><p>この時点で、やっとしっかりと全容が明らかになるわけです。</p><p>&nbsp;</p><p>コマーシャル・セックス・ワーカー（ＣＳＷ）と呼ばれる女性</p><p>の中で、特にピンサロで働く子の有病率が高いのを知らない</p><p>彼は、コンドームをつけてもらわずに、女の子に口でサービスを</p><p>受けてしまった。その時、女の子から、「ゴムつける？</p><p>つけない？どっちにする？つけないほうが気持ちいいよね。」</p><p>なーんていう、社交辞令を言われ、それを真に受けて</p><p>しまったんだな。悲しい男の佐賀（字がちがう！）ってやつ</p><p>だな。でもさ、良く考えてみれば、そこで働く女の子だって、</p><p>どこの誰ともわからないやつのオチンチンをしゃぶるんだぜ。</p><p>コンドームをつけたいに決まってるじゃん。判ってやれって。</p><p>そんで、男の方もおとこの方で、「ちょっと、これやばいかな、</p><p>でも、気持ちよさそうだからいいや。」ってことになって、</p><p>終わった後に、「やっべー、どうしよう？」って思っちゃうん</p><p>だよな。そんだったら、最初から、「おれは、コンドーム派</p><p>だから、あっこれ、マイ・ゴムだから。」なんていったほうが</p><p>はるかに女の子からも、好印象をもたれるんじゃないかな？</p><p>&nbsp;</p><p>てなことで、今回の患者さんは、クラミジアＰＣＲという</p><p>検査でクラミジア・トラコマティスという病原体がいることが</p><p>判明した。この場合、運よく淋病の重複感染っていうのは</p><p>なかったけどね。ジスロマックというお薬を１日だけ飲んで</p><p>もらって治すことにしました。</p><p>&nbsp;</p><p>でも、薬をのんでから、２週間は、禁欲の日々を送るのだよ。</p><p>これは、まだ、感染性があるからってこともあるけど、</p><p>性感染について、じっくり考えて、反省する時間にして</p><p>もらいたいんだ。</p><p>&nbsp;</p><p>明日の日本は君たちが担うんだからね。頼むよ。</p><p>&nbsp;</p><p>でも、この世界を救うのはボクだけどね。（対抗してどーすんのよ。）</p><p>&nbsp;</p>]]>
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    <dc:creator>STDと戦うDｒ．</dc:creator>
    <dc:date>2006-06-13T21:43:00+09:00</dc:date>
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