大相撲の八百長問題など、たいした興味もなかったので、朝っぱらから相撲ジャーナリストと称する人の話やら、「庶民の声」なる街頭インタビューなど、うっとおしいだけでした。
しかし、あの八百長問題の裏に潜む重大な問題について、フリージャーナリストの神保哲生氏が指摘していました。
ビデオニュース・ドットコム
ニュースコメンタリー 2011年2月12日
「八百長問題の死角 警察の情報提供は適法だったか」
視聴するには月500円かかるのですが…
神保氏の指摘を箇条書きにしてみます。
もともと警察が押収していた力士の携帯電話は、野球賭博(これは犯罪)の捜査目的だった。
野球賭博の捜査で携帯電話のデータを解析中に、捜査目的外の八百長(道義的責任はあるにせよ、これは犯罪とは言えない)を疑わせるメールが出てきた。
押収した証拠を調べる場合、捜査目的以外の情報は警察が手に入れてはいけないことになっている。
捜査の過程で、別件を疑う証拠が出てきた場合は、捜査令状を新たに取らなければならない。
八百長自体は犯罪とは言えない。
犯罪でもない八百長疑惑について、警察が先に毎日新聞の記者にリークした、それが毎日新聞のスクープ記事となった。
不正に手に入れた捜査情報を、さらに警察が勝手に大マスコミに漏えいしている。
この、「不正に手に入れた」根拠となる法律は、「刑事訴訟法第218条第1項」と「刑事訴訟法第219条第1項」が該当するそうです。
法律の条文を確認しましたが、そうかそうか、と腑に落ちるところまではいきませんでした。
条文が難しいのです。
だから、あえてここに条文は載せませんが…
ある弁護士さんの見解だと、これは明らかに刑事訴訟法違反になるということだそうです。
で、中野国家公安委員長、枝野官房長官に対して、記者会見の場で違法性について確認したようです。
答えは、いずれも「公益性をかんがみて」などと言っていました。
「公益性」といえば何でも通るのか、と神保氏は異論を唱えていました。
こんなことを許していれば、警察が捜査の途中で得たいろんな情報を、意図的にマスコミにリークできてしまうわけです。
あの、陸山会をめぐる騒動や、郵便不正事件で起きていた、検察のリークとよう似てますな。
そして、警察の意図した(かもしれない)通りに、テレビも新聞も、八百長是か非かなどといった些末な議論の大合唱で、相撲協会けしからん、相撲協会は解散せえ、あるいは相撲はスポーツか伝統芸能か、神事か、といったことを、ええ大人が眉間にしわを寄せて言うておるわけです。
いかに、相撲で飯食ってる人が多いかということの裏返しですな。
結果的に、警察の暴走を誰も咎めない、暴走していることすら気が付かないことになっているというわけです。
マスコミの体たらくぶりは、もうここで改めて言うまでもないわけですが、神保氏の指摘には、唸るものがありました。
もっとおかしかったのは、ひょっとすると菅内閣は、警察の違法行為にさえ気づいていなかったかもしれない、ということです。
こんな状態だと、警察やら検察やら、やりたい放題になってんのとちゃいますか???
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アエラが記事にする直前だったのは、偶然なのだろうか?
http://www.aera-net.jp/latest/backdetail.html?id=176
「恵那司認めた『八百長』の核心 本誌は報道前から知っていた 問題力士直撃ルポ」
アエラが記事にしたという八百長問題ですが、380円払って電子版を購入するかどうか迷っています。
しかし、なかなか話題になりませんね。
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