昨日の朝日ニュースター「ニュースの真相」のゲストは、フリージャーナリストの岩上安身氏でした。
時々みかける名前ではあったけど、ご本人の姿を見たのも初めてだったし、いままで岩上氏が書いてきたものを読んだこと御あまりありませんでした。
昨日のテーマは、新聞やテレビなどのいわゆる「記者クラブメディア」と、それに属さないメディアとの対比や未来といったものでしたが、岩上氏の話で最も印象的だったのは、「記者クラブメディアと検察は似ている。」というものでした。
記者クラブメディアは、権力者に「説明責任」という言葉を使って攻撃するが、自分たちの都合の悪いことは絶対に説明しようとしないし、検察も自分たちの都合のいいリークはするが、絶対に自らオープンに説明することはしない、ということです。
そのことと関連するのですが、岩上氏が、「大臣記者会見の記録が各省庁で公表されているが、質問した記者の名前を記載すべきでないか。」と、フリージャーナリストにもオープンになっている3省庁(総務省・外務省・金融庁)の記者会見で、大臣に問うたそうです。
多くの省庁は、記者会見の記録を公表はしているものの、記載方法は、「問」「答」のような書き方になっています。
しかし、それでは質問した側の責任の所在がはっきりしないということで、質問した側の責任も明示する意味で、質問した記者名も記載すべきというのが岩上氏の主張でした。
それに賛同したのは、岡田大臣と亀井大臣。
残念ながら、原口大臣はそれには応じていません。
さきほど外務省、金融庁、総務省、対比のために厚生労働省の各ホームページで、大臣記者会見の記録を見てみましたが、確かに外務省と金融庁は、質問した側の所属と氏名が明示されていましたが、総務省も厚生労働省も、相変わらず「問」「答」、とか、「記者」「大臣」などと記載されていました。
記者クラブメディアは氏名や所属を明示するのを嫌がっていて、その理由は「身の危険を防ぐため。」と言っていたそうですが、岩上氏は「身の危険を感じたくない記者なんか辞めたらどうか。」と言っていました。
全くの同感です。
すでに記者名が公表されている省庁の記者クラブメディアの記者が危険な目に遭っているという話も聞きません。
自分たちは匿名性の中で安住しておきながら、取材の対象となる相手には徹底的に説明責任を負わせるやり方は、検察のそれと全く同じで、アンフェアだというのが岩上氏の主張であり、そのようなメディアはいずれ消えてなくなるというのが岩上氏の予想でありました。
明快な話しっぷりは、気持ちがよかったです。
岩上安身というジャーナリスト、おもしろいです。
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