アラブ首長国連合のドバイが、ドバイワールドの債務返済猶予申請を行った、というので、日本では急激な円高が問題になっています。
いや、急激な円高と言うよりも、急激なドル安、ユーロ安、そして人民元安…らしいです。
今日は、イランがウラン濃縮施設を増やすと表明したとの報道が流れました。
明日は、アメリカのオバマ大統領が、アフガニスタンへの米軍増派を表明するらしいです。
ドバイは、ホルムズ海峡を隔ててイランと向き合っていて、
イランはアフガニスタンと接しています。
イランのアフマディネジャド大統領は、核開発をめぐってアメリカと対立しています。
アフガニスタンのカルザイ大統領は、首都カブールの市長と揶揄されるほど力がなく、タリバーンが支配を強めていると言います。
タリバーンとイランの関係はどうなんでしょうか。
核開発でイランと密接に関係していそうな北朝鮮は、近々6カ国協議に復帰するスケジュールをアメリカ側に伝えるという報道もあり、イランの核開発が北朝鮮と連動でもすれば、6カ国協議も北朝鮮の思うままに進んでいくかもしれません。
中東情勢が、アメリカの軍事戦略にどのような影響を与えるのでしょうか。
そのことと、日本の米軍基地問題はリンクするのでしょうか。
国内政治に気を取られているうちに、国際情勢がさらにきな臭くなってきたんじゃないか、と気になっています。
昨日、ノーベル賞を受賞した日本人科学者が、合同で記者会見して、事業仕分けで科学技術関係の予算が削られていることへ抗議の意志を表明しました。
気になったのが、「テレビを見ていて腹立たしい。」というような発言をした利根川進氏。
あれ、利根川氏はアメリカ在住ではなかったっけ…
調べてみたら、2009年から理化学研究所の脳科学総合研究センターというところのセンター長に就任されていました。
利根川氏がノーベル生理学賞をとったときは、あれは日本人じゃない、いや日本人だと、議論になりました。
結局日本人としてのノーベル賞受賞、ということになっているのかしら。
話がそれてしまいました。
私が気になりましたのは、「テレビで事業仕分けを見て腹が立った。」というくだり。
事業仕分けをテレビで見て、その是非を判断してはいけません。
なぜなら、官僚と仕分け人が厳しく対立している部分だけを切り取って報道しているからです。
新聞も、センセーショナルな見出しをつけるので、本当の議論の中身が正しく反映されていないことが多いです。
連休中、枝野議員や蓮舫議員がテレビに出演して、事業仕分けの意義を説明していましたが、その後の報道を見ても、事業仕分けの意味はそっちのけで、日本の科学技術が危ういというような偏った報道が相変わらず多いのは困ったものです。
そりゃあ、宇宙飛行士の若田さんにしたって、「宇宙開発にかけるお金を見直すことをどう思うか」って聞かれたら、「日本の宇宙開発は未来のために大切」って、言うよね。
みんな、科学技術は大切、という考えは同じなんです。
その大切な科学技術のために、今のお金の使い方でいいんですか、というのが事業仕分け、なんですから。
100円削って、その100円をより有効に使えるようにする。
その削る部分を行政刷新会議がやっているんであって、削った100円を何に使うかは、国家戦略室がやるんでしょう。
削るところだけクローズアップされるから、民主党がこども手当てや高速道路無料化を実現する引き換えに、科学技術予算を犠牲にしているかの印象を与えてしまうのです。
昨日はお昼休みに大学関連の予算についての事業仕分けをネットで聞きましたが、議論があちこちに分散して、仕分け人の思いもかなりばらついていました。
予算は縮小となっていたけれど、議論の中身は、いろんな意味での縮小であって、結論だけ見ていては「また削った」という感想になってしまいます。
理系ばかりにお金が流れて、文系は価値がないと考えるのか、といった質問も出ておりました。
あんたはヒマでええわ、って思われてる方がいらっしゃったら、ごめんなさい。
ただ、テレビと新聞だけでは、やっぱり誤解が大きいと、私は思っています。
小さいころから、フィギュアスケートとか新体操とか、スポーツでも美しさを競う競技を見るのが大好きです。
10月から始まるフィギュアスケートシーズンは、苦手な夏を何とか乗り切ったあとの楽しみの一つです。
昔は、ロシアの選手がバレエダンサーのように演技するのに、日本の選手はぴょんぴょん飛ぶばかりの演技でおもしろくありませんでした。
ところが、いつの間にか日本選手がいろんな競技の上位をいくようになり、演技も見ごたえがあるプログラムをこなすようになっていました。
だから、余計に見るのが楽しみなのです。
さて、今年のフィギュアスケートグランプリシリーズ。
NHK杯を除いては、テレビ朝日が独占放送しています。
民法でのフィギュアスケートの放送は、タレントが出てきてやかましいので、NHKのようなしっとりした報道をしてもらいたいところです。
それはさておき、これまで、テレ朝では放送が終わった後ホームページで、主な選手の演技を動画で見ることができました。
放送中にもそのような宣伝、してました。
で、もう一度あの演技見たいなあと思ってテレ朝のHPに行ってみたら、なんと、「有料」になっておったのです。
なぜ有料?
去年までは無料だったのに。
どうせ録画しているので、まあHPで見られなかったからと言って実質大きな害はないんですけど…
でも、納得いきません。
なぜ有料???
取ったお金、選手に渡るならともかく、なんでテレ朝がお金とる権利あるんですか?
今回の事業仕分けは、国の全体の事業数の8パーセント程度なのだそうです。
金額での割合ではなく事業数での割合なので、予算額でどの程度の割合を今回仕分けるのかはわかりません。
いずれにしても、たった8パーセントで、しかもそれが財務省がピックアップした事業だからけしからん、という論調まであります。
ただ、国が税金を無駄にしている共通のやり方がだんだん見えてきたことも確かです。
新聞にも載っていましたが、「食育」関連の事業を、文部科学省、厚生労働省、農林水産省がバラバラにやっていたといいます。
縦割り行政の最も悪い例の一つでしょう。
こういうのは、都道府県にやってもらったほうがいいと思います。主体は学校になるんだから。そのためのいろんな情報提供は各省庁がやっても構わないのですから。
日本科学未来館。
毛利館長が、テレビや新聞で、仕分けられたことへの不満をぶつけていたようですが、ああいう報道は非常に誤解を招きます。
事業仕分けの取りまとめをやっている枝野衆議院議員は、日本科学未来館が特殊法人など官僚の天下り先に事業を委託して、途中でお金がピンはねされていることを問題視しているのであって、その部分の予算を削ると言っているだけだと説明していました。
スーパーコンピュータについても、事業仕分けのあといろいろ批判が出ていましたが、どうも日本が開発しているスーパーコンピューターでは、システムが他国と異なっていて、海外で売れないんだという話を、ネット上で見かけました。
NECが、なぜ途中で開発事業から手を引いたのか、そこのところの説明も、きちんとされていません。
将来性があるならば、民間企業が手を引くはずがないのではないか、と私などは素朴な疑問を感じます。
今、事業仕分けに対して出ている批判の源は、その多くが予算を削られる側の意見を元にされています。
漫然と行われてきた予算の使われ方を正すには、一度は、利害関係のない人が見直しをすることは必要で、あえてその結論に反論するならば、説得力のある反論をしなければなりません。
総論賛成、各論反対、というのは世の常ですけれど。
野次馬的に見ていて面白い映像だけを切り取って報道されるテレビは大問題で、一度は仕分け作業をネットなどで実際に見てみることをお勧めします。
このサイトのブログで、書いていいものかどうかわからなくて、あまり触れてこなかったのだけれど、昨今、日本の医療の質が落ちていると言われていることには違和感を感じ続けています。
それは、「質が落ちていない」というのではなく、「もともとそんなに質は高かったわけでもないし、今も高いわけでもない」、というのが本音です。
先天性の病気を患って長く患者をしてきたので、その体験から言えば、不満がなかったわけではありませんでした。
途中で医療をする側にはなったものの、私はどんなにがんばっても患者であるキャリアを、医師としてのキャリアが超えることはなく、だから、患者としての自分と、医師としての自分が時に又裂き状態になることだってありました。
日本の医療は、大都会でも夜になると無医村になる…
極端な言い方かもしれませんが、患者としてはずっとそう思ってきました。
もちろん、夜の医療を懸命に支えてきた医師がいて、現在もいるのだとは思います。
しかし、圧倒的に数は足りていなかったんじゃないかと思っています。
私が子供のころ、病状が悪化するたびに、診察を受け入れてくれる病院を探すのに親が苦労しているのを何度も見てきました。
特に中学生を過ぎて高校生になってくると、担当科が小児科から内科に変わり、小学生の時に外科治療を受けていた私は、小児科でもない、内科でもない、外科でもない、というような、中途半端な立場にあって、夜間救急での受診となると、「小児科医しかいない」「普通の内科では対応できない」というような言われ方をして、病院探しに困ったのでした。
いざ自分が医師になってみると、大学病院での研修1年目から、夏を過ぎると当直アルバイトに強制的に行かされるようになりました。行かされる、というのは半分間違っていて、アルバイトをしないと生活できないぐらいのお給料だったという理由もあります。
とにかく、点滴の入れ方、基本的な縫合の仕方ぐらいを覚えておいて、あとは救急マニュアルを抱えて、「今日はどうか重症の患者さんが来ませんように」と、祈るような思いで当直をしていたし、その日の大学のオンコールの先生をつかまえて、「今日アルバイトで当直なんです。困ったら助けて下さい。」と、約束を取り付けておくことも大事でした。
自分で判断できなければ、オンコールの先生に電話をし、場合によっては大学病院で受け入れてもらう…
そういう「安全保障」を取りながら、のアルバイトでした。
大学病院から市中病院へ出ると、アルバイトはいろんな理由からできませんでしたが、やっぱり夜の医療を支えているのは私たち若い医師たちだったし、規模の大きい公立病院などでは、40歳以上の先輩先生は当直業務を免除されているところも多かったのです。
もちろん、自分の手に負えない場合に備えて、オンコール制を敷いていて、先輩先生のバックアップはあったわけですが…
そういうふうに、どうにかこうにかやってこられていた「夜の医療」は、新臨床医研修制度の導入で、とうとう壊れてしまいました。
卒後2年間は、厚生労働省の作った研修プログラムに従って、多少の選択制はあるものの、メインの科をすべて回ることになりました。
(私から言わせれば)一人前の給料が支払われる代わりに、2年間のアルバイトは禁止、自分が研修を受けている病院の当直も認められておらず、あくまで当直医が監視しているところでの医療行為のみ認められる、という厳密さ。
研修医が自律的に医療行為をすることは、認められなくなってしまいました。
そこで何が起こるかは、簡単に想像できます。
若い医師が支えていた夜の医療は、あっという間に担い手を失ってしまいました。
そうして、研修医を抱えた病院は人数ばかりが増えても、日常診療と研修医の指導の両方を中堅以上の医師が支え、さらに当直業務もこなし、当直翌日も通常業務が待っている…という過酷な労働が、以前にもまして強いられるようになってきたのではないでしょうか。
夜の医療を、経験のある医師が担うようになったことは、患者さんにとっては正しいことかもしれません。
しかし、その代わりに、夜の医療を受けられるところを極端に減らしてしまいました。
そのうち、地方に派遣していた医師も大学病院を守るために引き上げざるを得なくなり、昼間の医療でさえも危うくなってきています。
その現象が顕著に表れているのが、産科、小児科、外科…いえ、いまや内科も医師不足に陥りつつあります。
私の分析は間違っているでしょうか。
新しい制度を導入するとき、そのメリットとデメリットを把握して、デメリットの部分をいかに小さくするかのセーフティネットを張っておくべきだったのに、なぜか厚生労働省はそこのところを全くしてこなかったとしか思いようがありません。
挙句の果てには、やれ勤務医に比べて開業医が楽して収入が高い、などとわざと医師同士の争いに仕向けられようとしてる気がしてなりません。
問題点はそういうところにあるのではなく、研修医の指導はどうするのか、日常診療をどうするのか、当直業務をどうするのか、その医師の労働条件の部分をきちんとしない限り、医師の収入論争をやっていても意味はありません。
開業医の先生が楽して収入だけ高いと言うのなら、一度開業医の先生が全員いなくなった時のことを想像すればいいのです。
そうすると、開業医の先生方が支えている医療も相当多岐にわたっていて、無くてはならない存在だと言うことが分かるでしょう。
私が経験した阪神淡路大震災の時、かばんに薬を詰めて、被災地の患者さんを1軒1件探して歩いていたのは地元の開業医の先生方だったことを忘れてはなりません。
ああ…
それに比べて産業医とは!
予防医学と偉そうに言うけれど、結局私は何をやっているんだか。
企業だって、法律に決められているから産業医を雇っているだけで、産業医の意味など感じているところは少ないのです。
そういうことをつらつらと考えいてたら、「深夜食堂」というドラマが始まりました。
好きな俳優の小林薫が主人公。
昨日は魚の好きな少女とか、かつ丼を食べるボクサーが出てきました。
そこから始まる恋の話。
あ、いや少女とボクサーではなく、未亡人である少女のお母さんとボクサーの恋の話。
深夜にこんなドラマをやっていたんだと思いながら、ぼんやりと、とうとう最後まで見てしまいました。
う~ん、なんか疲れております。
日本の対米外交が危うい、危ういと騒がしい。
わたしなどは、もっともっと、アメリカと交渉すればいいと思います。
どうも、この普天間基地移設問題を含め、日本の駐留米軍が、官僚の思惑や利権とからんでいるように思えてなりません。
だから、この際、時間がないなどと言わず、いったいなぜ辺野古沖に移転されることになったのか、検証して納税者に説明すべきだと考えます。
別に来年度予算に間に合わなくてもいいではありませんか。
1日も早く普天間基地を移転しなければならないほど事態がひっ迫しているのなら、一旦あそこの飛行場を使うのを止めたらいい話です。
だいたい、あんな危ない普天間基地を作ったのはだれなのか。
その歴史さえも、きちんと考えておく必要はあるでしょう。
そういえば、守屋事務次官という人がおりましたね。
あの人が逮捕された時、確かに辺野古沖への移転問題で利権がからんでいるんじゃないかという話を耳にした覚えがあります。
それが、いつの間にか辺野古沖への移転で合意されてしまいました。
かつて、新しい自民党総裁が選ばれるたびに、「靖国神社参拝」が問題になり、中国や韓国とぎくしゃくしたものです。
鳩山政権になって以降、少なくともアジア諸国との摩擦は聞かなくなりました。
それだけでも、ずいぶんよい外交をしている、と私は思うのです。
アメリカとガタガタするのは大問題だと言っている人たちは、日本政府がアジアの国々とガタガタするのをあまり問題にしてこなかった人たちです。
そのアメリカだって、もう中国に国債を買ってもらうために、大統領が3日間も滞在するという念の入れよう。
日本の政府が最も優先すべきことは、たとえ外交においても、日本の国民に情報を開示し説明を尽くすことであって、アメリカを怒らせないようにすることではありません。
リーマン、って聞くとリーマンショックのことを思い浮かべるのですが、まさか数学の仮説とは知りませんでした。
昨日のNHKスペシャル、
魔性の難問
~リーマン予想・天才たちの闘い~
は、なかなかおもしろかったです。
学問としての数学って何を研究するのか、私にとっては謎でしたが、こういうことを日々考えているのかと、まずはそれに驚きました。
そして、リーマン予想。
リーマン予想というのは、不規則に出現するように見える素数の規則性というのでしょうか、そういうものを予想した数式だそうですが、多くの数学者が取り組んできたものの、それが正しいという証明が150年間もできずに現在にいたっているそうです。
この難問に取り組んだために、過去に精神を蝕まれた数学者も少なからずいて、「かかわってはいけない難問」とまで言われた時期があったとも解説されていました。
ところが、最近になって、物理学の分野で同じような数式が導き出されて、実はリーマン予想が、素粒子の不規則に見える運動の規則性(って、何を言っているのかようわからん…)を示す数式とそっくりなんだそうです。
だから、この謎を解くことは、自然界の原理を解くのと同じことだということでした。
興味深かったのは、取材で出てきた数学者は、みんな紙に手書きで数字を書きながら考えているということで、パソコンは全然使っている様子がありませんでした。
つまり、パソコンにプログラムする新しい数式を導き出すのが数学者なので、パソコンでさえついていけないということなのでしょうか。
アメリカには数学研究所というものがあるようです。
日本には… あるのでしょうか。
ふと、事業仕分けのことを思い浮かべてしまいました。
学問としての数学に対する研究費なんて、真っ先に削られてしまいそうな気もして…
まあ、鉛筆と頭脳さえあればできる研究なので、研究費はそんなにかからないのかもしれませんが。
財政に余裕があれば、こういう一見利益に全く結び付かないような基礎科学にも、ちゃんと国が手当てをすることができるのかもしれません。
早く、財政が健全化してほしいものです。
ちなみに、同じ内容の番組が、11月21日(土)に放送されるようです。
BShi 11月21日(土)午後8時30分~10時
昨日のNHKスペシャルより長いから、もっと詳しい番組になっているのかも。
私も見ようと思っています。
| 魔性の難問 ~リーマン予想・天才たちの闘い~ |
いったい、日本の医療の理想像とはどういうものなのだろう、と、いろいろと考えていました。
まずはその理想像を出発点にして、現在何が足りないのかを冷静に点検していく必要があるのではないのでしょうか。
どこかで救急患者さんの受け入れが遅れて亡くなられた、ということが起こると、「救急体制の問題」が、いろいろと論じられます。でも、それもなんとなく長続きしないまま、いつの間にか話題にならなくなります。
産婦人科の先生が足りなくて、産科の廃業が相次ぐと、今度は路頭に迷う妊婦さんのことが報道されて、これは問題だ、産科医を増やせ、産科医の報酬を増やせ、こんなんだから少子化が止まらない、という意見が激しく出るのだけれど、それもまたいつの間にか話題にならなくなります。
このところは、診療報酬の問題で、勤務医の先生の年収が開業医の先生の年収よりずっと安くて、でも激務だというような議論が出て、勤務医の診療報酬を上げるべきという議論になっています(どちらかというと、開業医の収入を減らせと言うプレッシャーになっているかも)。
このことについては、
あくまで年収の比較であるのと、この数字がどういう病院や開業医の年収を拾っているのか今一つよくわからないのと、開業医の先生は経営者でもあるので、勤務医とは単純比較はできないのと… 問題点を数え上げたらきりがないのですが、事の本質は、開業医の先生の収入が高いように見えることが問題というよりは、医師の労働問題なんだろうなあと思います。
ちょっと脱線してしまいました。
現在の日本の医療は問題山積である、と漠然と語られ、そしてその時々に問題視されることが打ち上げ花火的に論じられるのだけれど、全体としてどういう方向にもっていくべきなのか、ゴールが見えない気がして、とてもむなしいし、患者さんも困るんじゃないかと思います。医師としても、やっぱり戸惑います。
一度、すべての問題を同じテーブルの上に載せて、何をどんなふうに解決していくべきかを冷静に検討していく必要があるのではないでしょうか。
イギリス人英語教師リンゼイ・アンホーカーさんの死体遺棄容疑で、市橋容疑者が逮捕されたニュース。
TBSは、自分たちがその情報を、どの放送局よりも真っ先に報じたというので、「スクープ」だったと、自画自賛しました。
昨日の夕方、「THE NEWS」でのことです。
実際には、関西のMBSの記者が最初に得た情報だったらしいですが…
しかし、スクープとは何なんでしょう。
逮捕されたんだから、いずれは警察から発表があるわけで、その発表前に報道したことにどれほどの価値があるんでしょうか。
スクープと言うのは、それを報道しなければ、ほぼ未来永劫誰も気づかなかったかもしれないニュースを掘り起こすことを言うんじゃないのでしょうか。
おとといは、ニュース速報後すぐに、リンゼイさんのお父さんと電話でつないでインタビューをしていましたが、同時通訳が間に合わず、質問の内容も「どう思ったか」程度で、聞いている方はお父さんの返事を、「そりゃそうだろうなあ。」ぐらいにしか思えない内容でした。
おまけに、昨日は、改めてリンゼイさんのご両親を生中継してインタビューするという念の入れようでしたが、これまた同時通訳の音声が小さくて聞き取りにくく、また「つかまった容疑者をどう思うか」とか「日本に来て裁判を傍聴するか」とか、つまらない質問ばっかり。
「極刑を望みます。」というお父さんの質問に、私なら、「日本の極刑は死刑だが、死刑を望むのか。」と聞いてみたいですね。
イギリスはでは1998年に死刑が全面廃止になったそうですし。
大マスコミってどうしてこうなんだろう、と、あきれかえりました。
行政刷新会議の事業仕分けが、今日から始まりました。
ネットで中継しているので、昼休みに聞いています。
作業班が3つあるので、3会場に分かれており、それぞれがネット中継をしています。
今現在(12:36分)、第3会場は休憩中。
しかし、第1、第2会場は、熱気あふれる議論が現在も進行中です。
仕分けの対象とされた事業の責任者が、仕分け人からどんどん厳しい突っ込みを入れられて、ものすごい緊張感です。
とにかく、お役人の出してくる理屈、数字、すべてをまず疑って見るという姿勢、それがひしひしとわかります。
唯一残念なのは、画像が不鮮明で誰がしゃべっているのか映像からは分からない、ということです。
わざと不鮮明にしているのかな…
皆さんも、ちょこっとのぞいてみたらいかがでしょうか。
私は医療関係者だからか、特に厚生労働省関係が議論されている第2会場は、おもしろいです…
国会議員の仕分け人が減らされて、仕分けがうまくいくのかと散々批判されていたけれど、実際には事業仕分けの経験がある地方自治体の職員の方まで仕分け人に入っていて、これなら大丈夫なんじゃないかと思いました。
これは、どれくらい金額が減らせるか、ではなく、無駄がどれだけあるのか、ということが納税者にはっきり示されることが最も大事な目的であるので、仕分け人の方々には、そのような視点でがんばっていただきたいと思います。
中継サイトは、以下をご参照ください。
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/11/post_424.html
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