安倍元総理大臣が、「再チャレンジ」という言葉を持ち出したのは、いつのことだったでしょうか。

 

「美しい国」などというスローガンを打ち立てて、郵政民営化に反対して刺客を立てられ、無所属で当選した議員を自民党に戻してみたり、靖国神社参拝を我慢して、中国や韓国に接近して見せたり… 

結局2007年の9月に、総理大臣を辞職してしまいました。

 

その後出てきたのが福田総理大臣。

いまひとつ、何を目指しているのかよくわからない内閣のまま、ねじれ国会で思い通りにいかず、民主党と大連立を画策したけど失敗し、結局2008年9月に、総理大臣を辞職してしまいました。

消費者庁の設立、なんていういい政策もあったんだけど…

「私は自分のことはよくわかっている、あなたとは違うんです。」って、記者会見でキレちゃったことだけが、なんか鮮明に覚えています。

 

そうして、まあ、秋葉原界隈では人気だから若者受けするだろう、的なノリで、麻生総理大臣が出てきたわけです。

 

「郵政民営化の担当大臣は私だった。」

と言ってみたり、

「そもそも私は郵政民営化には反対だった。」

と言ってみたり、

日ごろの言動を見る限りにおいて、単なるええかっこしいの、空っぽな総理大臣ていう感じしかしませんでした。

 

何をやりたかったのか、まったくわからなかったこの1年間。

まあ、念願のサミットには出られたので、麻生氏にしてみれば、そこそこ満足ってことなんでしょうか。

 

小泉後の3年間を振り返ると、郵政選挙で大勝ちしたことで、議員になった小泉チルドレンを中心とした「小泉・竹中路線」組の意見に逆らえなかった後継の総理大臣が、常に彼らから足を引っ張られて、方向転換ができなかったことが、現在の自民党の敗因ではなかろうか、と、素人ながら思います。

 

本当は、「市場原理主義」をやめたかったのかもしれませんが、選挙を経ていないがために、小泉的議員集団を抱えたままでは、それさえもままならず、ちょっとでも支持率が落ちると、小泉的議員集団から不満が噴出する、というような光景を、何度見たかわかりません。

 

自民党が方向転換をできずにいる間に、民主党は小泉的政治との対立軸を明確にして、政権交代に向けて準備してきというふうに見ると、したたかな戦略が見えてくるような気がします。

 

小沢一郎という人は、やはりすごいなあと、改めて思います。

 

 

 

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