このまま、有権者の政権交代という意志が続けば、10月までにはかならずある衆議院総選挙で、民主党が政権をとる可能性が、さらに強まったと言えるのかもしれません。

 

そうなれば、やっと日本の民主主義も、少しはまともになって、一歩前進ということになるのだと思います。

 

ただし、総選挙が終わって民主党が政権を取ったとしても、がらりと政治が変わることを、あまりに期待してはいけないと私は思います。

 

法律というのは、国会で成立してから施行されるまで、しばらく間があくからです。

どのくらい前の法律が、政権交代後に施行されるのか、具体的には知らないのですが、自公が得ていた衆議院での3分の2の議席によって、いろんな法律が成立しているはずであり、「なかった」はずの埋蔵金にも、すでに手をつけられているはずです。

 

新しい政権は、これら、自公政権が決めたこと、使ってしまったお金、そういうものの後始末から手をつけなければならず、古い家を解体して更地にするまでには、しばらく時間が必要でしょう。

さらに、霞が関という抵抗勢力が、全力を挙げて政権をつぶしにかかるかもしれません。

官僚による様々なリーク合戦、それにのっかるマスメディアの情報で、足を引っ張られることを覚悟しなければなりません。

また、霞が関の役人のサボタージュがあるかもしれないし、わざと間違った情報を政府に与えたりするかもしれません。

 

そして、下野した自民党、公明党による新政権へのすさまじいネガティブキャンペーンも覚悟しなければなりません。

 

これから続くであろうこれらの、多くの難関を突破して、納税者が納得できる税金の使い方が実現されるまで、少なくとも4年はかかります。

 

有権者が、4年の間、忍耐強くしていられるかどうか。

来年ある参議院選挙で、民主党が負ければ、今度は民主党政権が、自民党政権と同じ苦しみを味わうことになります。

 

政権交代を望むと言うことは、有権者の側にも、忍耐と覚悟がいるということではないでしょうか。

 

 

 

 

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