介護疲れで自殺する人が増えている、というニュースを見ました。

清水由貴子さんというタレントさんが、お父さんの墓前で自殺をされたそうです。

介護疲れが原因だったかもしれない、ということでした。

清水由貴子さんは、お母さんの介護に専念するために、タレントの仕事をやめていて、最近は派遣社員として働いていたという報道も見ました。

 

私は仕事柄、よく働く女性と話をします。

働く女性は、仕事以外の要因―子育てや家事、介護など―とのバランスを取りながら仕事をしなければならない人が多く、その分自分のために使える時間が少ない傾向があります。

そのため、とても目につくのは、身体的な疲労ということです。

 

そんなに疲れているのなら、仕事を辞めればいいのに、という意見があるかもしれません。

でも、実は働くこと、つまり社会とのつながりを持つということは、家事や子育て、介護に専念するよりも、精神面では健康でいられる、と私は思っています。

 

もちろん、家計をやりくりするために、やむにやまれず働いている女性もいます。

働く目的は人それぞれ、でしょう。

仕事をすれば、日常生活のどこかの時間を削らなければなりません。

 

家事も介護も子育ても、優先して時間を削ることはできません。

だから、結局自分のために使う時間を削るしかないでしょう。

 

たとえば、睡眠時間。

たとえば、ゆっくり食事をする時間。

たとえば、趣味に費やす時間。

 

それでも、やっぱり社会に出ていたいという女性が圧倒的に多いと思います。

家にいて、子育て、家事、介護だけしていて気分が晴れるかと言えば、なかなかそうはいかないのではないでしょうか。

人の中にいれば、自分と同じ境遇の人と出会って、互いに共感できるかもしれません。

あるいは、なにか有用な情報を教えてくれる人がいるかもしれません。

単純に愚痴を言うだけでも、少し日々の不満を解消できるかもしれません。

 

働くということは、ただ自分の技能を発揮して、お給料をもらうということだけではないとおもいます。

 

清水由貴子さんは、派遣社員として働いていたそうですが、お母さんの介護のために、ほとんど家の中にこもっていたんじゃないでしょうか。

同居されている妹さん以外、助けれくれる人はいなかったのでしょうか。

もっといえば、誰かに助けを求めなかったのでしょうか。

それとも、助けを求めても、誰も助けてくれない時代になってしまったのでしょうか。

 

自殺するほどに追い詰められるくらいなら、ちゃんと人手を借りて介護が成り立つように、財源も制度も整備して、やはり社会とのつながりを切らなくても済むような国にならなければいけないと、このニュースを見て、つくづく思いました。

 

 

 

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