防衛医科大学の教授が、電車に乗っている時に、女子高校生から痴漢をしたと言われて、逮捕・起訴された事件で、最高裁判所が「無罪」判決を出しました。
昨日サンデープロジェクトと言う番組に出演された教授は、とても痴漢などなさる風ではありませんでした。
もちろん、人を外見だけで判断してはいけませんけれど。
驚いたことが一つ。
一審、二審ともに初犯なのに(たぶん)、実刑判決が出ているということ。
え、痴漢で実刑?
どうしてそうなるのか、素人にはわかりませんが、私なりの解釈では、延々と続く取り調べの間、「やっていないものはやっていない」とつっぱねて、自白しなかったからではないか、と思っています。
この事件が「有罪」を前提に裁かれるとすれば、「やっていない」と主張することによって、「反省していない」と判断され、刑が重くなる(あるいは減刑されない)ということなんじゃないでしょうか。
「自白」すれば「刑が軽くなる」と言うのは、刑事の取り調べ中の常とう手段だと聞きます。
そして、確たる証拠がなくても、「自白」を根拠に有罪になるケース、しかもえん罪事件がいくつもある、ということを昨日の番組で紹介されていました。
身の潔白を主張しても、有罪になればそれがあだになってしまうということなのでしょうか。
苦し紛れに偽りの自白をしてしまえば、有力な証拠がなくても、結局有罪にされてしまうのでしょうか。
疑問に思ったことが一つあります。
この痴漢のえん罪事件で、あの教授に「痴漢をした」と言った女子高生は、なぜそういったのか、ということです。
本当に痴漢にあったとおもって、ひとちがいをしたのか。
痴漢になどあっていないのに、見ず知らずの人を陥れようとしたのか。
本当にあの教授が痴漢をはたらいたと思ったのか。
えん罪で逮捕起訴された側の弁護士さんや元被告の教授が発言する中、もう一人の当事者である女子高生側の言葉が全く聞かれません。
未成年と言うならば、せめて担当した弁護士が、記者会見を開いてもいいのではないでしょうか。
いったい、電車の中で何が起こったのか。
ごく普通の日常生活の中で、誰もが犯人に仕立て上げられるのだということを考えれば、何か自衛手段を取らなければ、今後も同じような事件が起こりうる気がします。
だからこそ、私は、「痴漢をされた」と主張したもう一方の当事者の言葉を聞きたいと思うのです。
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