5月から裁判員制度が始まります。

 

今回の民主党小沢代表の秘書逮捕で、検察が国民の民度を測っていたとすれば、検察は腹の中でにやりと笑っているに違いありません。

 

公設第一秘書が、ほとんど事情聴取もなしに逮捕され、起訴された、その段階で、もう国民の多くが「小沢は悪」「代表を降りるべき」と言っているという世論調査の結果を根拠に、マスメディアは小沢降ろしに躍起になっています。

そして、そういう「作られた雰囲気」に浮足立ってしまう一部の民主党議員や、小躍りしている自民党議員。

 

私は、このありさまを見て、新しい裁判員制度のもとで「被告」にだけはなりたくない、と背筋の寒い思いをしています。

 

そもそも、検察は「逮捕・起訴」した被告は、必ず「犯罪者」に仕立て上げなければ、彼らの昇任はありえないのです。

何人起訴し、どれだけ重罪にしたか。

決して「逮捕起訴したものの、無罪でした。」とは口が裂けても言いません。

だから、時々、首をかしげるような、時には笑っちゃうような強引な議論で、被告人を「犯罪人」に仕立てようとするのです。

 

それでもこれまでは、そうした「えん罪」は、少なくとも警察や検察、あるいは裁判所の責任にとどまっていました。

でも、これからは違います。

「裁判員」が判断したこと、という言い逃れが彼らにはできてしまいます。

そう、「えん罪」は国民の責任に転嫁されてしまうのです。

 

私は以前にも、「あなたは無罪判決が下せるか。」というタイトルで、文章を書きました。

その危機感は今も変わらないどころか、今回の小沢氏秘書逮捕・起訴の検察の動きと世論の反応を見ていると、ますます恐ろしくなってくるのです。

 

http://blog.m3.com/mikenozakkicho/20081208

(「あなたは無罪判決を下せるか。」2008.12.08)

 

だから、私は小沢代表の秘書が起訴されたからと言って、まだ裁判の結論も出ていないこの段階で、「小沢辞めろ」などという判断はしません。

そういうことを許していては、いずれ自分にも跳ね返ってきます。

 

ちなみに、現在の検事総長である樋渡利秋氏は、裁判員制度推進派の中心人物。

 

そんなヤツにだまされてたまるかと、私は思っております。

 

 

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