先日、製造業に労働者を派遣していた会社の、最後の訪問を終えました。
派遣社員は3年経過した時点で、解雇か直接雇用にきりかえなければなりません。
そのあおりで、派遣社員の全員が、派遣先の会社の契約社員になるのです。
派遣社員がいなくなるので、営業所を閉めることになりました。
でも、派遣先の工場も、不況の嵐。海外に建設中の工場は、稼働のめどが立たず、本来行くはずだった社員は国内に残ることに。
その分、契約社員になるはずの派遣社員が、だぶつくのです。
契約は長くて6カ月。
その後のことはわからないとのことでした。
契約が更新される可能性の方がどれだけ低いかということは、派遣社員の一人一人が十分にわかっていることです。
かつては、部品を搬入するトラックや、製品を運搬するフォークリフトなどでごったがえしていた工場も、一気に活気を失っていました。
北風がひう~っと吹く中、セキレイが、小枝をくわえてとことこと歩いていました。
何も変わらない自然界と、仕事を失った工場の、そのギャップをひしひしと感じながら、帰途につきました。
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