昨日はNHKで、医師不足についての討論番組がありました。

医師数は増えているが、偏在しているというデータが示されていました。

小児科や産婦人科、救急医療などを担う医師が不足している一方で、緊急度の低い科の医師が増えているという話でした。

その理由の一つが新臨床研修制度だということでした。

また、忙しい科が必ずしも高収入とは言えず、むしろ逆になているということも話題に上っていました。

 

1年のうち休みがほとんどなく、薄給であるというのは、昔からそうだったんじゃないかなあと、私などは思います。

少なくとも、私が外科の世界にいるころは、そうでした。

公立の総合病院だと、当直がなくても、オンコール当番があったし、オンコールで呼ばれても賃金の支払いはなかったですし。

また、自分が担当している入院患者さんに何かあった時は、夜中でも、たいてい主治医が呼ばれていました。

 

みんなそうやって、疲れたと言いながらも何とか踏ん張っていたのだと思います。

いまでも何とか踏ん張っている先生方もいらっしゃいます。

でも、もう支えきれなくなってきているのでしょう。

 

原因を知ることは、大事なことだと思います。

でも、その原因を探っている側の人たちが、マスコミ関係者であることは、真相究明にやや力不足の感があります。

なぜなら、原因の一つが、マスコミの報道の仕方にあるからです。

最近は、医師のみをバッシングする報道ではなくなってきているようには思います。

でも、自分たちマスメディアにも責任があったのだという言葉は、今のところ聞こえてきません。

 

だから、どんなに一生懸命に医療崩壊の問題を論じようとしていても、何かちょっと、冷めた目で見てしまいます。

 

 

 

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