この土曜日に、NHKで裁判員制度についての討論番組がありました。

一般市民が20数名参加しての討論でしたが、白熱した議論の中で、裁判員制度に反対する人から強く出されたのが、 あなたは被告に死刑判決を下せるか、という問題でした。

 

 

確かに、素人が死刑を決めるのは気の重いことではあります。

でも、それと同じくらい難しいと思うのが、「無罪判決」ではないだろうかと私は思うのです。

裁判の被告は、それだけでもうすでに「犯罪者」扱いになりがちですが、えん罪ということだってあり得ます。

そのうえ、もって生れた人相とか、話し方とか、そういうものが判決に影響を与えないとは限りません。

そして、検察の描くストーリーが、あたかも真実のように受け止められてしまうかもしれません。

 

 

それでも、あなたは無罪判決を下せるでしょうか。

 

 

「12人の怒れる男」という映画を見たことがあります。

たまたま、大学の一般教養の講義の教材として使われたので、見る機会があったのです。

 

この映画の中で、アメリカの陪審員が、少年の殺人事件について「有罪か無罪か」を決めるプロセスが描かれています。

11人の陪審員は「有罪」と判断したのですが、1人だけが「無罪」を主張するのです。

最終的に「無罪」と判断されるのですが(確かそういう結末だったと思います)、そこに至るまでに、11人の陪審員のさまざまな抵抗が描かれています。

 

 

裁判員制度を考えるとき、私は「無罪判決」の困難さを思わずには居られません。

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