自分が殺した、と、厚生省元事務次官やその家族の死傷事件について、ある男が出頭してきました。
まだ犯人と断定できているわけではありませんが、すでにテレビなどでは、この男が犯人であるとの前提で、いろいろなことが述べられています。
この男が出頭する以前、犯罪心理の専門家、臨床心理士、元検事、弁護士といった職業の人々が、いろんなことを言っていました。
そのどれも、ほとんどあたっていなかったと思います。
まあ、まだ結論は出ていないわけですが。
1997年だったでしょうか、神戸で起きた少年Aの事件を思い出しました。
あのとき、挑戦状ともとれる文書がみつかって、多くの専門家が「40代から50代の男性」という予想をたてていました。
近所のマンションの住民が、「黒いゴミ袋を二つもった男が周辺を歩いていた。ゴミ袋から何か汁のようなものが滴り落ちていた。」と話すのを、何度も何度も放映されていました。
逮捕されたのは男子中学生でした。
先入観というものは恐ろしいと思います。
それでも、犯罪捜査に携わる人には、犯人を特定するすべを持っていてほしいと思うのです。
日本に、ちゃんと犯人像をプロファイリングできる人がいるのだろうか。
ふと、そんなことを思いました。
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