暗殺された瞬間に、官僚時代の功罪のうち、功の部分だけが取り上げられ、あんなにいい人だったのに殺されるなんて、という論調で報じられることに、私は違和感を覚えます。
本当に良い官僚というものは、自ら天下りをなくし、厚生労働省改革に取り組む人だと、私は思います。
昨日暗殺された、あるいは家族が傷つけられた元官僚の二人は、いわゆる「渡り鳥」で天下りを繰り返してきた人たちではなかったのでしょうか。
ナントカ機構の理事長…
事件がテレビで報道されるたびに、都会に建つ大きな一戸建ての家が写されて、妻の趣味などが報じられると、エリート官僚の豊かな生活がにじみ出てしまいます。
暴力は絶対にいけないと思います。
でも、だからといって、そのような暴力の犠牲になった瞬間に、過去から現在に至る厚生労働行政の問題に目をつむらされるのだとしたら、私は、そのことにかえって、危機感を覚えます。
一般市民なら、ストーカーの恐怖に怯えつつも、警察に守ってもらえるわけではありません。
でも、現官僚ならまだしも、元官僚までが、いっせいに警察によって身を守られるという、この迅速な対応に対して、ねたみのような感情さえもちます。
昨日から、ずっと、何か釈然としないのです。
こういうことを考える私は、心が貧しいのでしょうか。
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