自分が殺した、と、厚生省元事務次官やその家族の死傷事件について、ある男が出頭してきました。
まだ犯人と断定できているわけではありませんが、すでにテレビなどでは、この男が犯人であるとの前提で、いろいろなことが述べられています。
この男が出頭する以前、犯罪心理の専門家、臨床心理士、元検事、弁護士といった職業の人々が、いろんなことを言っていました。
そのどれも、ほとんどあたっていなかったと思います。
まあ、まだ結論は出ていないわけですが。
1997年だったでしょうか、神戸で起きた少年Aの事件を思い出しました。
あのとき、挑戦状ともとれる文書がみつかって、多くの専門家が「40代から50代の男性」という予想をたてていました。
近所のマンションの住民が、「黒いゴミ袋を二つもった男が周辺を歩いていた。ゴミ袋から何か汁のようなものが滴り落ちていた。」と話すのを、何度も何度も放映されていました。
逮捕されたのは男子中学生でした。
先入観というものは恐ろしいと思います。
それでも、犯罪捜査に携わる人には、犯人を特定するすべを持っていてほしいと思うのです。
日本に、ちゃんと犯人像をプロファイリングできる人がいるのだろうか。
ふと、そんなことを思いました。
明るいイメージ。
マンガに精通していて若者受けする。
ただそんな理由だけで、自民党の派閥横断的に選ばれた総理大臣だから、ちょっとしたほころびで、もう与党内からさえ、総理大臣の足を引っ張る動きが出るのです。
だいたい、政策とか実行力とか、そういうものを期待して選んだんじゃないでしょう。
福田総理では選挙に勝てない。
公明党から福田降ろしが始まって、ブチ切れた福田氏が突然辞任を言い出して、「ぱあっと華々しく総裁選をやればいい。」などと国民をばかにして、「私はあなたとは違うんです。」と捨て台詞をはいて、辞めてきました。
おかげで政治空白が生まれました。
その後の与党の動きは、誰を自民党総裁に選べば選挙に勝てるか、それのみで麻生氏を担ぎ出したのです。
権力を維持するためには、派閥なんか関係なしに一致団結。
でも、肝心の選挙をしなかったばっかりに、麻生氏の役目は果たされることなく終わってしまったのと同じ。
苦し紛れにいろんな政策を出しては、与党内でもめて、麻生氏がえらそうに言っていた「スピード」感はまったくなし。
安倍、福田、麻生。
末路は同じなんじゃないのかな。
3人とも、有権者がお墨付きを与えたわけではありませんから。
こんなことしていたら、霞が関改革は置き去りにされて、税金の無駄遣いは一向になくなりませんよ。
どうしてくれるんですか、麻生さん。
暗殺された瞬間に、官僚時代の功罪のうち、功の部分だけが取り上げられ、あんなにいい人だったのに殺されるなんて、という論調で報じられることに、私は違和感を覚えます。
本当に良い官僚というものは、自ら天下りをなくし、厚生労働省改革に取り組む人だと、私は思います。
昨日暗殺された、あるいは家族が傷つけられた元官僚の二人は、いわゆる「渡り鳥」で天下りを繰り返してきた人たちではなかったのでしょうか。
ナントカ機構の理事長…
事件がテレビで報道されるたびに、都会に建つ大きな一戸建ての家が写されて、妻の趣味などが報じられると、エリート官僚の豊かな生活がにじみ出てしまいます。
暴力は絶対にいけないと思います。
でも、だからといって、そのような暴力の犠牲になった瞬間に、過去から現在に至る厚生労働行政の問題に目をつむらされるのだとしたら、私は、そのことにかえって、危機感を覚えます。
一般市民なら、ストーカーの恐怖に怯えつつも、警察に守ってもらえるわけではありません。
でも、現官僚ならまだしも、元官僚までが、いっせいに警察によって身を守られるという、この迅速な対応に対して、ねたみのような感情さえもちます。
昨日から、ずっと、何か釈然としないのです。
こういうことを考える私は、心が貧しいのでしょうか。
特別給付金の給付方法について、さんざん与党内でもめた挙句、給付の仕方、年収制限の仕方も含めて、市町村に丸投げした麻生政権。
記者から「丸投げでは?」と突っ込まれ、
「地方によって事情が違うんですから。これが地方分権なんじゃないですか。」と言い放ちました。
地方分権というのは、財源も含めて地方に移し、地方自治体がその使い方そのものを決めることを言うのであり、給付金の給付の仕方だけあんたたちでやりなさいよということが地方分権でないことは、素人の私でもわかります。
どうせ、公明党にせっつかれて決めた給付金だから、本音は気乗りしないんでしょう。
あるいは、法案そのものが通らないとたかをくくっているのでしょうか。
そもそも、何を目的に、どのような効果を期待した給付金なんだかまったくわかりません。
そういう意味不明の政策で、2兆円も無駄にするのでしょうか。
だいたい、その出所は私たちが支払った税金ですからね。
地方分権なんていうごまかし(…誰もごまかされていませんが)を言って、何が何でもお金をばらまいておこうという稚拙な政府は、もう、うんざりです。
私が記憶しているだけでも、前の参議院選挙の時点で、すでに医師不足、救急医療対策などは問題化していました。
公明党などは、「いのちのマニフェスト」と称して、ドクターヘリの全国配備、産科・小児科医などの医師不足対策の拡充、がん対策の強化、 を掲げていたのですから。
舛添厚生労働大臣が、今頃になって東京都を批判してみたり、医師会の先生方と会ってみたり、経済産業省を引っ張り出してみたりしているのを見て、何を寝ぼけたこと言うてるんやと思います。
あの大臣は、威勢のいいことを口走る割にはその後の実行力が全然伴っておらず、こういう問題が山積している省庁の大臣には向いていません。
自分の親の介護経験だけで、大臣になったようなものですから。
東京で脳出血をおこした妊婦さんの救急受け入れが遅れたことがよほどショックだったのでしょうか。
東京で起きてしまったから、重い腰を上げたのでしょうか。
東京で問題にならなければ、問題意識は持たなかったのでしょうか。
いずれにしても、またパフォーマンスで終わってしまうでしょう。
舛添大臣以上に気になったのは、二階俊博経済産業大臣の一言です。
「まずは医者が患者を拒否するとは何事かと言いたい。」というようなことをマスコミの前でしゃべっていたことでした。
この人、時計がずいぶん逆戻りしている。
医者をさんざん批判しても、お互い疲れるだけで、身を粉にしている医師のモチベーションは下がってしまうのです。
それに、あの大臣、グリーンピアの売却にイッチョかんで、すごい損失を生んでしまった張本人ではなかったでしょうか。
政治家の中に、相変わらずそういう低レベルのことしか頭にない人がいて、そういう人が大臣をしているという事実を目の当たりにして、何か絶望さえ感じてしまいます。
オバマ氏がアメリカの次期大統領に決まってから、1週間近くたちました。
海の向こうの国の興奮が伝えられるにつけ、若干うらやましさも感じてしまいます。
いずれにしても、オバマ氏選出が吉と出るのか、凶と出るのかは、まだまだこれからといったところでしょう。
それにしても…
すでに政権交代準備が始まっていて、2か月をかけて閣僚などの人選や政治の方針を決定していくそうです。
ぱっぱぱっぱと総理大臣が辞めて、1週間やそこらで大臣をきめちまう日本とは、国づくりの本気度が違いますな。
こういうところは、もっと見習うべきなんじゃないのかな。
それとも、日本は官僚様がしっかりしておるから、大臣なんていてもいなくても、安泰だと?
やっぱり日本は、いつまでたっても二流、三流の国なんでしょうかねえ。
アメリカの次期大統領がバラク・オバマ氏に決まり、麻生総理大臣がオバマ氏と電話で会談したそうです。
その際、オバマ氏の口から「小浜市のことも知っている。」という話が出たそうです。
新大統領が訪日されれば、小浜市にも立ち寄り、市民との交流が実現するかもしれないと期待する声も出ているそうです。
私は、オバマ氏が小浜市を訪問するのなら、拉致現場にも立ち寄ってほしいと思うのです。
北朝鮮による拉致が行われたという事実を、現場で見てもらう。
それは、少なくとも話だけで聞くよりは説得力があるかもしれません。
北朝鮮による拉致問題の解決は、基本的に日本が対処すべきことです。
でも、他国の協力は欠かせません。
ブッシュ大統領は心情的には日本に同情はしてくれたものの、現実の政策は、最後には北朝鮮に大幅に歩み寄る結果となりました。
私は、オバマ氏から同情を得ようとは思いませんが、事実を伝えておくことは大切だと思います。
同時に、政治のどたばた劇と経済の混乱の陰にかくれてしまった、一向に進まない拉致問題について、どう解決していくのかという戦略を、日本政府はきちんと組み立てておかなければなりません。
新大統領にどのような協力を求めるのかー
のんびりとしている暇はありません。
昨日に引き続き、田母神前航空幕僚長の話題について。
内容も見ないで批判するのも何なんで、彼の論文を読んでみました。
http://www.apa.co.jp/book_report/index.html
アパグループ主催の「第1回真の近現代史観」懸賞論文で最優秀誠志賞を受賞し、懸賞金300万円と全国アパホテルめぐりご招待券が贈呈された模様。
アパグループ…
安倍元総理大臣と親しいと報じられたことがあったような…
論文はPDFファイルになっていて、ダウンロードも可能。
A4サイズ9ページの論文でしたが、あれは論文の体裁をなしていないと思いました。
なんというか…
ただ自分の言いたいことをエッセー風にまとめていて、それを補強するために、あっちこっちから他人の書いた論文や著書を参考文献として挙げているんだけど、ものすごい適当感がただよっていて、事実もへったくれもあれへんやんか!
田母神氏の単なる愚痴でした。
その愚痴に対して、アパグループは300万円と全国アパホテルグループ巡り招待券まで贈呈する念の入れよう。
あれは内容はどうでもよくて、「航空幕僚長」の権威を利用したいだけなんやないやろか。
あほらし。
こんなあほらしい論文のために、大臣やら官僚やらが減給だのと責任取った風を装っているけど、本人には何にもペナルティないやん!
なんか、航空幕僚長をしていた人物の思想云々という以前に、日本の防衛省、大丈夫か?!
田母神(たもがみ)前航空幕僚長が、論文の中で、日本は侵略国家ではない、真珠湾攻撃もアメリカにだまされたというようなことを書いて、問題になっています。
問題になっているといっても、件の田母神氏は退職扱いとなって、なんとなく、何が問題でどう処分されたのかわからないままになってしまいました。
どうせ、どこかの大学の教授とか、研究所のえらいさんになっていくんじゃないでしょうか。
この、物事をうやむやにするという行動は、日本の政治の最も悪い伝統だと思います。
第二次世界大戦が終わって60年以上がたつというのに、結局日本は、きちんとあの戦争の総括をせず、経済立国としての道を歩む中であいまいにしたままにしてきた結果、いつまでも、例えば東京裁判の判決に不満を漏らす人がおり、靖国神社によるA級戦犯の合祀問題、などが解決せぬままくすぶっているという事態を招いているのだと思います。
戦後生まれが人口の大部分を占めるようになっている今、あの戦争がなぜ起きたのか、そして誰がどう責任をとったのか、できるだけ早く明らかにしておかないと、また日本が戦争を引き起こす、あるいは戦争に加わる危険性がないとは言えません。
田母神氏の論文が賞をとったことからして、彼の思想に同調する人が、どのくらいの割合かはわかりませんが、日本の中に存在するということです。
今のところ彼の論調と政府見解は異なっていることになっていますが、人々の不満が結集すれば、政府見解など吹っ飛んでしまうかもしれません。
日本が日中戦争をおこし、太平洋戦争に突入していった同じことが起きるかもしれないと、私はとても心配になります。
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