ここで何度も書いているように、
株取引など全く興味のない私にとって、
アメリカ、ヨーロッパ、アジア、と株が大暴落している様を見て、自分に火の粉がかからないようにしてもらいたいと、いつも思います。
しかしながら、多くの上場企業が株価を落として、「実績とかけ離れた株価だ。」と企業の役員たちが語るのを見ると、株取引とは何か、資本主義経済とは何か、ということを考えないわけにはいきません。
私が正しいと思っている資本主義。
それは、ある企業に対して、その企業のやろうとしている(やっている)事業について賛同し、資本提供をするために株を買うということ。
自分が賛同した事業で業績が上がれば、相応の配当が得られる。
そういう非常にシンプルな仕組みだと思っています。
そこへ、株そのものを売買して、株価の差益でもうけようとする人が現れます。
手元にある資金を運用するために、安い株を買い、高く売り抜ける。
あるいは、個人投資家が、自分の資産を増やすために株を売り買いする。
もっと悪いのは、投資の仕組みや企業の業績など詳しいことを何も知らずに(時に知ろうともせず)、おこずかい稼ぎに投資をする人たちが参入したことです。
そうして、企業の業績とはかけはなれた株の値段がつき、企業の活動とは関係のないところで、株は上がったり下がったりするのです。
私には、そう見えます。
そこに垣間見えるのは、人間の欲望そのものです。
旧ソ連が崩壊して、もう共産主義はだめだということになりました。
アメリカ中心の自由主義経済、資本主義経済こそが正しいのだと。
しかし、その自由主義経済、資本主義経済に求められているものは、本当は「モラル」であり「自制心」ではないでしょうか。
欲望むき出しに突き進んだ結果が、現在の世界的な金融破たんではないのでしょうか。
いかにも、数字で冷静に分析されているかのような金融や経済において、今まさに起きていることは、「信用不安」であり、人々の心理のみが株の大暴落を引き起こしているように見えます。
もうすでに、地球上の資源は、人間の生活を支えるに十分ではなくなってきており、金儲け目的だけではすまなくなってきています。
もう、アメリカ型経済からできるだけ脱却し、第三の経済のしくみを誰か見出してはくれないでしょうか。
ノーベル経済学賞は、アメリカの経済学者ばかりが受賞し、それが経済学の王道であるかのようなこの風潮は、私たちを誤った方向へ導いてしまうと思います。
一流の経済学者を自称するのなら、新しい経済学を打ち立てることに、その頭脳を使ってもらいたいと思うのです。
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コメント
コメント一覧
「里山」に代表される、日本古来の生活スタイル(自然との共存)を再構築する必要があると思います。
いつもコメントありがとうございます。
自然との共生は、大事ですね。
産業の発展と環境保護の両立は可能でしょうか…
金融の混乱は、多額の税金投入で、少し落ち着いてきているようですが、人間の欲望は果てしなく、でも結果的に損をしているのではないかと思います。
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