三笠フーズという会社が、事故米を食用に転用していた事件。

事故米には、カビが発生してカビ毒が含まれていたものや、農薬が含まれていたものがあるそうです。

 

農林水産省は、「健康被害が出ていないので流通先を公表する必要はない」と言っているようです。

しかし、カビ毒は発がん性があり、仮にその事故米を食した人ががんになっても、その時期が、事故米を食べたあと何年もしてからかもしれないし、事故米が原因かもしれないと気付かないかも知れません。

農薬中毒と違って、カビ毒で起きる健康障害は、カビ毒に特異的ではありません。

 

また、カビ毒は加熱しても安定しており、加工過程で除去されていない可能性が十分にあるのです。

そのことも、農薬とは事情が異なります。

 

農林水産省は、このカビ毒について、かなり調査して報告書まで出しています。

その報告書は農林水産省のホームページでちゃんと公表されています。

自分たちで「カビ毒は危険だ」と言っておいて、やってることと言ってることが違うではありませんか。

 

事故米の流通先を公表したから、今後発生するかもしれない健康障害との因果関係を証明することは、とても難しいのかもしれません。

しかし、そのような危険な物質を食べさせられたというだけでも、十分に精神的・身体的被害を受けたと考えるべきで、消費者はそのことを知る権利があるのではないでしょうか。

 

国というのは、本来国民の健康と安全を守るのが仕事のはず。

それなのに、農林水産省は業界のほうを向いているとしか思いようがありません。

まだ太田大臣は農林水産大臣です。

自民党総裁選でお祭り騒ぎですが、大臣は大臣としてちゃんとその役目を果たしてもらわなければなりません。

 

そういえば、太田大臣って、事務所費問題が持ち上がっていましたね。

この問題も、結局総理辞任劇で、うやむやになってしまいました。

 

こんな無責任体制では、とても国を信用できません。

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