自慢じゃありませんが、私は入院経験が豊富です。
点滴だけですんだこともあれば、
手術を受けたこともあるし、
しんどい検査が続いたときもありました。
たいてい、入院してすぐは絶食でした。
具合が悪くて食欲も出ない時期はいいのですが、だんだん元気になってくると、食事時に他の患者さんが食事をするのを横目に、じっと耐えなければならないのは、がまんのいることでした。
やっと絶食がとかれて食事が出ても、最初は重湯からで、味気のないものが続きます。
主治医が回診に来るたびに、
「先生、普通のごはんが食べたいわ。」
とお願いします。
「まだ、早いわ。」
「先生、普通のごはんが食べたいわ。」
しつこくお願いした結果、
「ほな、普通食にしよか。」
「やった~!」
夕食からは、ふつうのごはんや…
心の中は白いごはんでいっぱいになり、夕食の時間が待ち遠しいこと。
そして…
運ばれてきた夕食を見て、がっかり。
やっぱりお粥です。
そう、忙しい医師にとって、患者さんの食事の内容は優先順位が低いのです。
だから、よくオーダーを忘れられてしまうのです。
厨房もすぐ準備はできないので、少し余裕をもってオーダーしないと、何食もあとからの変更になってしまいます。
泣きたい気持ちになりながら、お粥をすするしかありません。
ようやく常食に格上げになったころ、検査のために朝食がとれないことがあります。
常食の朝ごはんは、たいていパン食。
私は特に、生の食パンに、ジャムとかマーガリンをぬって食べるのが好きでした。
だから、検査で朝ごはんぬきになっても、とりあえず検査が終わってから食べるつもりで、朝ごはんを取っておくのです。
ところが、検査は外来患者さんが優先のことが多く、入院患者の検査はお昼近くになってからのことがよくあります。
やっと呼ばれて検査を受けて、戻ってきたら…
あれっ、私の食パンがない!
もう昼ごはんの時間帯だから、と補助婦さんが勝手にトレイごと下げてしまうのです。
「私の食パン!!!」
「ごめん、ごめん、もういらんと思うて下げてしもたわ。」
その後数日間、そのおばちゃんとしゃべる気にもなりませんでした。
食べ物の恨みは恐ろしいのです。
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コメント
コメント一覧
食パン、下げられちゃったのですか?ひどい~。
私の入院していた病院では、絶食の検査があるときは、
ちゃんと看護師さんが聞いてくれて、延食をとってくれました。
夏だったので、生ものはなくて、メニューは制限されますが。
昼ご飯で、きつねうどんがでてきたときは、うれしかったです。
絶食の検査は、つらいですよね。
2度目のコメント、ありがとうございます。
私もちゃんと自己主張して、詰め所にでもとっておいてもらえばよかったですね~。
検査で1食のがすと、すごく損した気分になりました!
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