企業は、派遣社員さんについて、丸3年でいったん派遣契約を打ち切るか、直接雇用に切り替えなければならないそうです。
直接雇用、といったって、正社員になれるというわけではないそうです。
これまで派遣社員を雇うことで人件費を抑えていた企業が、いまさら正社員を多く抱える体力があるとも思えません。
詳しくは以下のサイトに出ています。
週刊ダイヤモンド Close Up
「製造業が直面する「2009年問題」の深刻度」
http://diamond.jp/series/closeup/11_10_001/?page=2
さて、私も製造業に労働者を派遣している会社の産業医をしています。
そこのマネージャーさんが、やはりこの問題を気になさっていました。
派遣先の会社は、有能と判断した派遣社員を来年の4月から契約社員にするらしいのです。
契約社員も直接雇用なんですね。
それに選ばれなかった人は、いったん契約を打ち切られるので、職を失うことになります。
マネージャーさんの気にしているのは、そればかりではありません。
これまで人手不足を派遣社員で補ってきたその派遣先の企業のために、人集めに奔走してきたのです。
その懸命に集めた人材を、「法律の定めに従って」派遣先企業さんに吸い上げられてしまうのです。
そして、派遣先企業が気に入らなかった人材だけが契約をきられて、派遣会社に残されてしまうということです。
「派遣業つぶしだ。」
マネージャーさんはため息をつきます。
派遣社員さんにとって、直接雇用になった場合のメリット、デメリットはどうなのか、よくわかりません。
結局、さほどよい条件に恵まれるわけではなく、形を変えるだけなのではないでしょうか。
直接雇用イコール正社員ではないのですから。
結局は、大企業の「法律を守っていますよ。」というパフォーマンス以外に、何の意味もないのではないか、とそんなふうに感じています。
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