私が初めて買ったパソコンは、大学生の時に買ったMac Plusというやつです。
その後何代か、Apple社のパソコンを買いましたけど、インターネットとかを使うようになってくると、だんだんトラブルが多くなってきて、そのうちWindowsが勢力を増してきて、Windowsに切り替えてしまいました。
Mac Plusを買ったころは、まだApple社のパソコンの販売権がキャノンに独占されていて、すごく高かったんです。
だから、大学生の分際ではとても手が出ませんでした。
大学3年生の時だったか、身内にお金を借りてニューヨークに旅行に行くことになって、パソコンに詳しい友人が、
「アメリカに行くんだったら、絶対Macintoshを買ってくるべし!」
って力説するもんだから、すっかりその気になってしまいました。
直接自分で買ってくる分には関税もかからない、ちょっと重たいだけだから・・・
友人のその言葉に背中を押されました。
海外旅行も初めてだったのに、パソコンまで買うことになって、ニューヨークに着いてから、観光そっちのけでパソコンを探し回ることになってしまいました。
横丁に入り込んだところのユダヤ人が経営する電気屋さんとか行ってみましたが、なんか怖くて値切ることもできず、そそくさと店を出てしまいました。
あれこれ探し回った結果、明るい感じのApple社のオーソライズドディーラーのお店がみつかって、ほっとしながらそのお店に入りました。
そしたら、もうMacのことならおまかせ!てな感じの若いオニーサンが近づいてきて、拙い私の英語を一生懸命に理解しようと努力してくれました。
うちは、Appleのオーソライズドディーラーだから、品質については安心デス!
オニーサンは満面の笑みを浮かべて、そう言いました。
結果、めでたくMac Plusを購入。ついでに、Apple社製のドットプリンター(なつかしい!!)まで買いました。
ニューヨークのにぎやかな通りを、東洋人がガラガラとキャリーにパソコンとプリンターの大きな箱をのせて歩く姿に驚いたニューヨーカーの視線を感じつつ、ホテルへ直行。
パソコンのほうは箱から出して、ホテルのバスタオルを拝借し(ホテルのみなさん、ごめんなさい)、くるんで旅行カバンに入れました。
プリンターはさすがに重かったので、Fedexに持って行って日本に送ってもらうことにしました。
帰りは、韓国でトランジットだったのですが、カバンの中を詮索されるんじゃないかとひやひやしつつもなんとか乗り切り、無事日本へ。
でも、アメリカ生まれのMacは、そのままではメモリーが足りなくて、しばらく英語しか使えませんでした。
その後、パソコンに詳しい先輩医師にメモリーを増設してもらって、日本語が使えるようになりました。
Mac Plusはモニタと本体が一体になったやつで、四角い箱のような形をしていました。
モノクロのモニターでしたけど、立ち上げる時のぷ~ん、という音がかわいくて、途中買い換えたMacは捨てましたが、このMac Plusだけは今も実家の押入れに眠っています。
メモリを増設してくれた先輩いわく、あのMac Plusの内側には、開発者のサインが入っているそうです。
今度実家に帰ったら、久しぶりに開けてみようかなあ。
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